ちょっとだけお金を増やしたかっただけなのにその6

円高は続いていた。80円前半。ユーロも下がってた。でも為替介入のニュースはよく出ていた。いつかあるだろうなと、情報源の2ちゃんねるでもそんな話が多くやはり買い目線は変わらなかった、そして関東大震災が起こる。有事の円買いはその頃も言われていたが、原発がピンチとまでなれば誰が円を買うのだろうか?円安になるやろ。買っとこ。
しかしそうはならない。ジリジリと円高が更に進む。そして81円を切る。
そして今でも忘れられない朝が始まる。
同時はSBIで取引していた。スプレッドは安定していたな。片道1銭だったけどいつの時も大体安定してた。80円50銭を切り前半に向かう。
止められていた限界ラインを超えたんだろうね。
あっという間に暴落した。100枚くらい持ってたのでどんどんマイナスが増える。過去の思い出したくない地獄絵図がよみがえる。ま、あの時は400枚だったけど.落ちる速度はこの時の方が断然早くあっという間に1円そして2円落ちたマイナスは300万超えた。まだ止まらない。これ以上落ちると全部なくなる。損切りした。そして少しでも取り返そうと残ったお金で売った。すぐに50万くらい取り返した。もう少し落ちてくれ。せめてあと1円。しかし、そこが、その日の底だった。
週足チャートで見るとまだ確認できる。2011年の4月ごろ暴落です。そこからほんの30分で一気に戻したのだ。50万の利益が逆に一気にマイナスになった。100万超えた時に損切りした。そして朝の8時には何もなかったように戻していた。
自分の400万だけが消えていた。
もう、精神的にも限界だった。総合計1350万負け。後半の負けは誰にも言えなかった。
口座から残金を出金した。
そしてその数日後に待ち望んでた為替介入が入り5円ほど戻した。ここまでついてないやつもいないだろうなと思ったよね。ずっと耐えてた含み損を持っておけばギリギリだけど耐えられたタイミングで損切り往復ビンタくらって、諦めたら為替介入だからね。
持ったまま熱でも出して寝込んでたら損切りもなく介入の恩恵も受けて、マイナス400万はプラス500万になり、元々無くしたお金の半分以上は取り返せてたのだ。そこから7年くらい冬眠に入る。
が、アベノミクスで125円近くまで上がってたよね。その前の75円で死んでたかもしれないけど、そのタイミングでfx始めてたらとんでもない金額勝ってたかもしれない。なんせ、買いしか頭の中に無かったわけだからね。下がったら買うだけで無碍に増えてたよね。ここまでタイミングの悪いやつもあまりいないだろうな。自慢できるわ。7年後の
その7に続く

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