俺のブックマーク

荒れ狂う大海原でネットサーフィンをしている。

気に入ったページにはブックマークをするようにしている。

だが、ブックマークが多すぎて栞としての機能を果たせていない。

いたな、中学校の頃とか。
教科書とか辞書に付箋を貼りまくって、厚さが倍になってた奴。
厚さを増やすことにお熱で、習得できたか怪しい奴。

今の俺もそうだ。

ここいらで断捨離をしようと思う。

もう要らないと判断したブクマページを紹介する。


Wikipedia『黒騎士』


カードゲームに出がちな厨二ワード。

「黒」の持つおどろおどろしさとか怪しさは直接は関係ないらしい。

(特に誰かの従者ではないため)盾の紋章を黒く塗りつぶしたり、サビを誤魔化すために甲冑を黒くしたりしたらしい。

本当かどうかは知らないが、思いの外サステナブルな理由で黒だったのが面白くてブックマークしていた。


ポケカ公式『モジャンボ』


思い出のカード。

忘れたくなくてブクマしていたのだと思う。

ポケカ公式のカード画像って小さすぎる。

ガビガビ。


なぜ、このモジャンボが思い出のカードなのか。

それは、初めて参加したポケカ世界大会予選でボコボコにされたカードだからだ。

いや、これは正確ではない。

初めて参加したポケカ世界大会予選で「イカサマで」ボコボコにされたカードだからだ。

いたいけな細野少年はモジャンボの効果を誤魔化されて負けた。

モジャンボの技「まるのみ」は以下のようなテキストだ。

相手の残りHPが自分の残りHPより少ないなら、このわざのダメージは「120」になる

卑怯な対戦相手は、この「残りHP」という文言をはぐらかし、「最大HP」と読み替えて私をボコボコにしたのだった。

モジャンボの最大HPは110。

最大HPがモジャンボより少ないということは、まるのみで確実に倒せてしまうということだ。

私のライチュウたちが必死にダメージを与え、残りHPは削っている。
しかし最大HPがモジャンボより低いからと、毎ターン一撃で手持ちポケモンが倒されていく。

私は泣かなかった。

驚くほど冷ややかだった。


その後、ポケカの大会に参加することはなかった。


参議院法制局-法律の[窓]-罰金の額


明治時代に規定された罰金30円という条文に意味があるのか、という切り口から、罰金額についておおまかに書かれた文章。

これ以外にも、参議院法制局のコラムは面白い。

絶滅法令の標本、と題されたページでは、今では考えにくいユニークな法律をピックアップしている。


一方、衆議院法制局はというと……


公立小学校かい!!


いや、面白さが求められる仕事ではないんだけどね。
面白さに走ろうとする私たちに問題が潜んでいるんだけどね。
「面白い・わかりやすい」の裏側では多くの大事なことが捨象されがちであるということに私たちは常に気を配るべきだけれどね。
多くの場合、その切り捨てられた「面白くない・わかりにくい」部分にこそ極めて重要な何かがあるのだけれどね。


V Tuberさえきさくら「半夏生」


アマチュア芸人のネタ動画のタイトルみたい。



東京の西の方を中心に展開しているスーパーマーケット、さえき。

そのYoutubeチャンネルで公開されているこちらの動画。

バーチャル店員「さえき さくら」が、「半夏生」について紹介する動画。

まず、さえきさくらの声がいいことに少しウケる。

次に、

クイズが出題され、


答えが明かされる。

シンキングタイムはわずか1秒。


無理よ。

あんまりこういうことを言いたくないけど、俺でも読めないんだから。

俺が読めないなら、無理よ。

こっち(視聴者)の水準を高く見積りすぎている。


バーチャルアルバイト店員でした

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