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aiko「残心残暑」について言いたい

8/28に発売されたaikoのニューアルバム「残心残暑」について言いたい。
aiko、素晴らしいアルバムをありがとう。

まずaikoのアルバムのタイトルが好きだ。天才だ。
「今の二人をお互いが見てる」「どうしたって伝えられないから」「湿った夏の始まり」「泡のような愛だった」「秘密」「暁のラブレター」「夢の中のまっすぐな道」 などなど。
どれもこれもアルバムを通して聴けば聴くほどタイトルの素晴らしさに感嘆する。
今作も発売されてまだ一週間だが、聴けば聴くほど「残心残暑だなぁ…」としみじみする。
まさに残心で残暑なのだ。(語彙力)

9月になりほんの少し秋の気配を感じられるようになったがまだまだ暑い、そんな今にぴったり寄り添ってくれるアルバムが今回の「残心残暑」。
一曲目の「blue」から心をもう掴まれる。
ここからはもうaikoと私だけの世界。
最近のアルバムの中でaikoとの距離が一番近く感じる。
すぐそばでaikoが歌ってくれているような気がする。
切ない気持ちになるけどどこかあたたかく、一人だけど一人ではないと感じさせてくれる、残暑の風が吹いているような、心にじんわり沁みてくるような、そんな感じ。

個人的に体調を崩してしまい夏休みの予定がぽっかり無くなってしまって落ち込んでいた、そんなときに出たアルバムなのでより一層特別に感じてしまうところもあるかもしれないが、そういう個人的な事情も含めて今の私の気分にぴったりなのだ。

シングル曲も馴染んで13曲で一つの作品として完成されている。aikoのアルバムは全てそうだが、通して聴きたくなる。aikoのアルバムを通して聴いていないやつはアホだ。

「鮮やかな街」からの「ガラクタ」の流れが大好きだ。たまらない。ヤバい。
「よるのうみ」「赤い手で」でひれ伏す。
もう一度「blue」から聴く。

前作からこんなにも短い期間でアルバムが出たことにまず驚きだ。
こんなにも早く私たちに新曲をたくさん届けてくれてありがとう。素晴らしい曲たちをありがとう。歌い続けてくれてありがとう。ライブもたくさんしてくれてありがとう。

これからこのアルバムがじんわり私の中に馴染んでいくその過程を勿体無いと感じながら楽しむのだ。


神様、aikoに絶対に衰えない声帯を与えてください。お願いします。 

私にはaikoがいる。

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