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【わたしパズルのピースたち🧩東映アニメーション|きんぎょ注意報!】子どもの頃大好きだったアニメを大人になって一気見してみた!

※表紙の写真は、東映アニメーション公式ホームページからお借りしました。

こんにちは、星空乃 雫(ほしからの しずく)です。

「わたし」ってどんな人? 何が好き? 「わたし」を形づくるものについて書く、「わたしパズルのピースたち🧩」
今回は、私が大好きだったアニメについて、熱く書いてみたいと思います。

きっかけは、このニュースを見たことでした。
いつもLINEニュースの見出しだけは目を通すのですが、

“きん注”令和にトレンド入り

という見出しを見て、「きん注」って何?と気になって、クリック。すると、このニュースでした。

かいつまんで書くと、
TBS系朝の情報番組『ラヴィット!』(月~金 前8:00)の、8月24日の放送でのこと
・「青春アニメソング」についてトークになった
・さらば青春の光の森田哲矢さんが、「『おジャ魔女』は俺ら世代ではなかったから」「僕らは『きんぎょ注意報!』の世代なんで、『きんぎょ注意報!』の歌を聴きたい」と言い出し、イントロを口ずさんだ

という内容でした。
これだけではなく、話題入りするほど、好きな人、懐かしいと思う人が多かったんですね。

実は・・・
私もその1人なんです!!
久しぶりに思い出したのですが・・・

きんぎょ注意報! 大大大大好きでした!!

ということで、

どうしてもあのオープニングが聞きたい&アニメが見たい!!

となり、なんと、最近U-NEXTで一気見しました!

ということで、早速このアニメについて、熱く語りたいと思います。

きんぎょ注意報!とは

とある地方のとある田舎ある、その名も「新田舎ノ中学」。そこには私たちの常識をはるかに超えた超ノーテンキなハチャメチャ元気少女がいます。
その名はわぴこ。この子は遊びがだ~い好きで、同級生の秀ちゃん、葵ちゃんとはもちろん牛さんやブタさん、トリさんといつも大騒ぎ!お勉強であろうが、大掃除や避難訓練であろうが全て遊びにしてしまう。恐るべき才能の持ち主なのです。
そんな中、都会ノ学園から転校してきたのが薄幸の少女、藤ノ宮千歳。父親の死と会社の倒産という相次ぐ不幸をへて、世界で一匹のピンクの金魚「ぎょぴちゃん」を連れて、このヒョーキン中学にやってくることになったのです。
都会派でお上品な生活に慣れていた千歳は、わぴこたちの本邦な非常識的元気印にもうタジタジ・・・!都会ノ学園のライバル菅平由梨香を見返すべく、経営難で廃校寸前だった田舎ノ中学を建て直し、日本一のエリート学校にと奮闘するのですが・・・!?

ストーリー - きんぎょ注意報! - 作品ラインナップ - 東映アニメーション (toei-anim.co.jp)

放送期間は、1991年1月12日~1992年2月29日、全54回です。
1回の放送は30分。毎回、前半、後半に分かれているので、話としては実質108話ぶんある感じです。

ちなみに、この「きんぎょ注意報!」の放送が終わった後は、
あの大人気アニメ

「セーラームーン」

の放送が始まりました。

原作は、猫部ねこさんのマンガ。
1989年から1993年まで連載されていたそうです。
単行本で全8巻。
(Wikipediaより)

私が「きん注」にハマったきっかけ

私は、テレビでリアルタイムに見ていた記憶はほとんどありません。小学生の時、見ていた記憶があるのは、「セーラームーン」のほうです。
なんですが、当時母親がレンタルビデオショップで、この「金魚注意報!」を借りてきてくれて、当時、何度も何度も見ていました。
私だけではなく、当時、家族中みんなで見ていました。
見過ぎて、ちょっとしたセリフや場面は覚えていたぐらいです。
そのぐらい、大好きでした。

大好き過ぎて、例えば生活の中でも
・「ポテチ」(ポテトチップスのこと)
・「キャルメラ」(キャラメルのこと)
・「そーだそーだ、クリームソーダ♪」(思い付いた時、ひらめいた時に歌う)
なんて言葉を、マネして使っていました。

他にも、
・夏休みの工作で、クッションカバーの刺繍をした時は「ぎょぴちゃん」のデザイン
・イベントで凧に絵を描いた時も、「ぎょぴちゃん」の絵
・原作マンガも、もちろん全巻そろえる(でも正直、アニメのほうが好き!)

オープニングの曲も、よく歌っていました。

そんな感じで、子どもの頃の一時期は、いつも「きんぎょ注意報!」があった気がします。

「きんぎょ注意報!」全54回の中の感動回!3話厳選しました!

基本的には、ギャグアニメの「きんぎょ注意報!」なんですが、今回、あらためて一気見してみて、こんな感動回があったのでご紹介します。

信じる気持ちの大切さ!
第19話(後半)ドッジボールで青春

これと、第48話(前半)の「走れ!ちーちゃん」で迷ったのですが、どちらも似たような感動があります。
「お嬢様」の千歳(ちとせ)は、基本的に運動はできません。
しかも、19話のドッジボールでは「完全優勝のために、ボールに手を出すな」と言われてしまいますし、48話のマラソン大会では、賭けのネタにされてしまいます。
一方で、千歳自身も「自分は無理」という態度なのですが、そこでただ1人、わぴこだけは、千歳を信じます。
どちらの回も、「ちーちゃんならできるよ!」というわぴこの言葉に励まされ、千歳がやり遂げるシーンに感動します。

やっぱり2人は仲良しでいて・・・!
第26話(後半) 肝だめしではっぴぃ

同じ日の前半の話で、千歳葵(あおい)は仲違いをしてしまいます。
いつもケンカしている2人なのですが、今回の葵は相当怒っていて、許してもらえません。
そこで、周りのみんなで、千歳と葵が仲直りできるようにと、肝だめしを企画します。
お化け役に回った葵と仲直りするのは、シチュエーション的に難しいのでは?と思うし、さらにライバル由梨香(ゆりか)の邪魔も入るのですが、最終的にピンチになる葵を、千歳が助け「見直したよ」と言って仲直り。
いつもケンカしている2人ですが、やっぱり仲良くいてほしい・・・という思う「きん注」ファンとしては、ほっとするとともに、よかった!!という感動がある回です。

プレゼントに込めた気持ちこそ、一番のプレゼント!
第46話(前半)ぎょぴちゃんのサンタ

なかなかあげられないプレゼントを、代わりに配達してあげることにした、わぴこぎょぴちゃん
仲直りのため、気になる相手のため、そして、好きな人のため。
みんなのいろんな気持ちを込めたプレゼントを配ります。
そこに割り込む、不良牛
みんなのアイドルのウシ美さんが準備した、片思いの相手へのプレゼントを奪おうとします。
結局、プレゼントは奪われてしまうのですが、「プレゼントにはみんなの気持ちがこもっているんだ!」というぎょぴちゃんの言葉に、不良牛は悩み、そしてある決意します。
好きな人(牛)が別の人に渡すプレゼントが許せない不良牛の気持ちも分かる気がしますし、それとは別に、千歳のプレゼントの行方に、ちょっとキュンとする回です。

「きんぎょ注意報!」全54話の中の教訓回!3話厳選しました!

次は、教訓回。ギャグマンガだけど、学べることも結構あります。

単なる「駄目」のルールでは、物事は解決しない!
第6話(前半)焼きそばパンを守れ

都会ノ学園への対抗心で、繰り返し不条理な「理事長命令」を発動する千歳。この回でも、新田舎ノ中学で一番人気のパン「焼きそばパン」を禁止してしまいます。
そのため、闇値段で焼きそばパンが売られるようになってしまいます。そのことを、いつも千歳のことが大好きなわぴこですが、千歳に向かって「一番悪いのはちーちゃんなんだ!」と、ガツンと言うところが、とてもかっこよくて、爽快です。大事なことは何なのか、学べる回です。

勉強で一番大切なことを学べる!
第7話(後半)わぴこ満点をとります

前半の話で、不真面目な生徒たちに完全にキレた、担任の溝口(みぞぐち)先生
期末テストで90点以上を取らない者は日曜日返上!ということになってしまいます。
そのピンチを救うべく「全科目100点満点を取る」と約束してしまう、わぴこ
秀(しゅう)ちゃんに教えてもらいながら、全科目100点を取るべく、ある作戦を取り、そしてやり遂げます。
ラストで、「勉強はテストの平均点じゃない、〇〇しないと」という校長先生の言葉に、妙に納得してしまう回です。

身近な存在こそ大切に
第10話(前半)ぎょぴちゃんの家出

ぎょぴちゃんに、あるひどい言葉を言ってしまった千歳
それに傷ついたぎょぴちゃんは、家出してしまいます。
それをみんなに隠したまま、ぎょぴちゃんを捜索するのですが、自分が傷つけてしまったということをなかなか言い出せない千歳の気持ちも、そして最後のぎょぴちゃんとの仲直りも、学ぶところがあります。
当たり前にそばにいてくれる人(魚)を、当たり前に思ったらいけないし、思いやりの気持ちを持つって、大切ですね。

【おまけ】私が好きな3話、選びました!

「きん注」らしさ全開!
第3話 遠足に行きたーい!/わくわくカンケリ大会

みんなで遠足に行きたいわぴこたちが、何とかあの手この手で、遠足に行けるようにします。
そして、後半で実際に遠足に行くのですが・・・。
まず、その行き先も面白いですし、そこでやる「カンケリ」が、また面白い展開に。
この回は特に好きなのは、新田舎ノ中と、そこの生徒たち、そしてわぴこってこんな感じなんだ!というのが分かる回という感じで、わぴこのすご過ぎる身体能力も分かります。
ギャグの時は身長が縮む感じもはっきり描かれていて、「きんぎょ注意報!」らしい作品だなって思います。

あまりに自由な展開が好き!
第18話 ハハハのマイケル/おかしな花咲かじいさん

部活って、基本的に中学生活の醍醐味の一つだと思うのですが、基本的に、この作品にはあまり部活というシーンは出てきません。(千歳がたまに気まぐれで、茶道部をつくったりしますが)
なんですが、教育委員会の報奨金目当てで、どうしても文化部の活動が必要になり、演劇部でその審査を受けることになります。
なんですが、部員も足りないため、いつものメンバーで出演することになります。
ですが、一筋縄には当然いかず、基本は「花咲かじいさん」なんですが、ハチャメチャで自由過ぎる内容になってしまいます。
その演劇舞台が面白くて、何度も見たくなってしまいます。
そもそもタイトルも、「ここほれワンワン花咲かじいさんと思いきや、実はちょっとばかし違うんだよーん、の、あらやだ長いタイトル」ですからね(笑)そして、最後の審査の結果も面白い。
あまりに自由過ぎる内容が、「きん注」の醍醐味でもある気がして、大好きな話です。

珍しい、ちょっと胸キュン回
第46話(後半)ろまんちっくXマス

浅羽(あさば)にクリスマスの食事に誘われた千歳。行きたくない一心なのと見栄もあり、とっさに「彼氏と行くんだ」と答えてしまいます。
秀ちゃんに無理やり、食事に付き合ってくれるようにお願いするのですが、来たのは、秀ちゃんにお願いされた
わがままばかりの千歳にキレて、一度は帰る葵なのですが、最終的には、困っている千歳を助けに戻ってきます。
その後の千歳の気持ちと、葵のクリスマスプレゼントに、幸せな気持ちになります。
基本、ギャグマンガなのですが、比較的キュンとなる内容もあって、幸せな気持ちになれる回です。

大人になってから見返して、気付いたこと

わぴこの、どんな時も「ちーちゃん大好き」のスタンス

基本、誰とでも仲良しのわぴこなんですが、わがままだし、そのわがままでみんなを振り回しまくる千歳にも、「ちーちゃんのこと大好き!」と言葉でも態度でも貫くわぴこって、偉いなと思ってしまいます。
私なら、絶対嫌になるし、「毎回毎回振り回すな!」とか、「まただよ」とあきれたくなるのですが。
そこがわぴこの最大の魅力なんだなと気付きます。

千歳の好奇心旺盛さと素直さ

上記で「わがまま」と書きましたが、実はそんな千歳も偉いなと思うのは、とにかくいろんなことに興味を持つこと。
ライバルへの対抗心というところもあるのですが、これやってみよう、あれもやってみよう!という姿勢は、これってすごいのかも、と思ってしまいます。
茶道部をつくってみたり、教育実習生になってみたり(中学生なのに?!)、本に感動して映画女優を目指してみたり。
なんでもやってみよう!って思えるのは、単にわがままなだけじゃなくて、自分の可能性を信じて、あれこれ試してみる姿勢の証拠なのかなと思い、見習わなくっちゃと思ってしまうぐらいです。

ビジネスのにおい・・・は気のせい?

これは完全に大人になったから気付いたのだと思いますが、途中から少しだけ路線が変わっていくように思います。
22話ぐらいから、キャラの顔が少し変わってきます。
それから、「歌」が増えます。
前半は、遠足の時にみんなで歌を歌ぐらいだったのですが、後半は、わぴこがロックを歌ったり、他にもみんなでクリスマスソングやら、銭湯に行く時に「神田川」を歌うやら、結構、歌のシーンが増えます。
それから、わぴこのホルン、というグッズも増えます。

後半から、あからさまにそういうシーンが出てきて、うーん、人気が出てきたのかな・・・?なんて深読みするのは、私だけでしょうか。
昔って、人気になったアニメからのグッズ、そして歌とか、よく出ていましたよね。(今もあるかと思いますが)
そんなにおいを感じずにはいられない・・・。
それだけ人気が出てきた証拠なのかなと思い、温かい気持ちで見ていました。


ということで、一つのニュースをきっかけに、久しぶりに自分でも、大好きだった「きんぎょ注意報!」を思い出し、何が大好きなのか、熱く語ってみました。

子どもの頃、好きだったものを思い出してみるって、いいですね。
まさに、自分を形づくるものの一つを思い出せて、幸せな時間でした。

ちなみに、U-NEXTが見られなくても、
YouTubeの、東映アニメーションミュージアムチャンネルで、第1話は無料で見られます。
とても元気が出るオープニング曲だけでも、よければぜひぜひ!

ちなみに・・・
オープニングもエンディングも、内田順子さんという方が歌っています。
Wikipediaによると、現在は振付師および保育士実技指導講師になられているとか。
他には、1988年にキテレツ大百科の「ボディーだけレディー」、1989年に「お願い・チンプイ」といった主題歌も歌っておられます。
そして、1991年には、この「きんぎょ注意報!」で、「わぴこの元気予報!」、「スーパーきんぎょ」(c/w)「ぎょっぴーダンス」も歌います。
この時代のアニメソングをたくさん歌っておられたんですね。

時には、こういう昔の大好き!を、また思い出したいと思います。

私ってどんな人? 何が好き? 何がお気に入り? そんな「私」を形づくるものを書く、「わたしパズルのピースたち🧩」のシリーズは、こちらからも読めます。
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