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クアラルンプール 読書クラブ

Bookish KLというBook Clubに参加しています。
https://www.meetup.com/bookish-kl/events/301112281/ 
毎月1冊の課題図書を読んでその感想をカフェで話し合います。現在の会員数は193人で、一回の参加人数は8人までと制限があります。
直近は、Celeste Ngという作家の‘Everything I Never Told You’が課題図書で、6月1日11時〜13時の2時間の会でした。参加者は4名と少なめだったので、たくさん話すことが出来ました。
‘Everything I Never Told You’は、アメリカ・オハイオ州の中国系アメリカ人家族の物語です。
物語は、1977年に長女Lydiaが湖で溺れて亡くなるところから始まります。そして、家族の各々が今まで誰にも言っていなかった(言えなかった)思いが綴られていきます。Lydiaと弟Nathが通う高校には中国系の生徒は兄弟のみで、二人は周りと違うことで居心地の悪さを感じています。両親は自分達が叶えられなかった夢を子供に託し彼らを追い詰めていきます。
本の登場人物の誰に一番感情移入しましたか?どの場面が一番印象に残っていますか?自分をマイノリティーと感じて疎外感や孤独感を感じたことはありますか?
今回の参加者はマレーシア人、オランダ人、インド人、日本人でした。人種も年齢も違う参加者が自身の家族のことや経験をもとに自由に意見を言い合います。私はこの他の人の話を聞くことがとても好きです。
 
Bookish KLに参加しているうちに、日本語でも本の感想を話したくなり、日本語読書クラブを始めました。
https://www.meetup.com/book-club-in-japanese/events/301011169/
いろいろなジャンルの本を選びたいなと思っています。
決めていることは、今どう感じるかを大切にしたいので過去に読んだことのない本で、日本語と英語の両方で出版されていることと300ページを目安にと考えています。読むのは何語でも良いのですが、感想は日本語で話し合いたいと思います。
初回の課題図書は、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」(英題:Convenience Store Woman)です。英語の他にも多言語に翻訳されているので良いと思いました。
2冊目は、John Grishamの「Camino Island」(邦題:グレート・ギャッツビーを追え)を予定しています。日本語版は村上春樹さんの翻訳なので、きっと面白く読めるのではないかと期待大です。
読書クラブでどんな出会いがあるのか、お話が聞けるのか、今からわくわくしています。

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