漢字の語源　専門家でもよくわからない漢字がある　「道」　「美」　「烏（からす）」

漢字の語源は白川静氏が有名だけれど、専門家でも白川静説に批判的な人はかなりいる。というか、白川静説は海外で有名なのだろうか？
もちろん白川静氏は日本でも孤高の研究者という印象が強い人だった。
しかし専門家でも諸説ある漢字もかなりある。
たとえば「道」という漢字である。

「道」という漢字には「首」という漢字が入っている。
字源として「死者の首を置いて魔除けにしたから」というのは白川静説。
しかし「首＝死者の首」とは限らない。
「人が進む方向を考えている」という絵とも解釈できる。
白川説は呪術的解釈に偏っているのでヤバい pic.twitter.com/IJbn5vprZb

— OokuboTact　中二病中年・大久保 (@OokuboTact) December 3, 2022

注　「道」の「首」は首の意味はなく、音という説もある。

「美」は大きい羊と書くが、甲骨文字はそうではない。だから「大きい羊」説を懐疑する人もいる

「美」という漢字の起源については、「大きい羊」という説と、羊人間という説がある pic.twitter.com/RctLYR08ua

— OokuboTact　中二病中年・大久保 (@OokuboTact) August 23, 2022

「チコちゃんに叱られる」では烏（カラス）の語源が紹介されていたけれど、その説は眉唾だと思う。

#字源　

「烏　カラス」と「鳥」という漢字の違いについて調べてみた。
AD２００年頃に出た漢字学の権威である『説文解字』では、「烏　カラス」とは「親孝行の鳥」と説明している。
金文では「烏　カラス」は「上を向いて餌を貰おうとしている絵」になっているhttps://t.co/xYGureb2Xi

— OokuboTact　中二病中年・大久保 (@OokuboTact) August 2, 2022

しかし「チコちゃんに叱られる」では漢和辞典（「新字源」）の字源担当の人（有名な専門家）が出てきたし、漢和辞典の「烏（カラス）」の説明もかなり怪しい。