すいませんは謝っているのか

口癖で「すいません」と言うことがある。

昨日、アンメットーある脳外科医の日記ーの1話を視聴した。それで思ったのが、主人公の女性医師が「すみません」と言ってる姿。なにが、すまないのか、なにも悪いことをしていないのにと思う。

たぶん、普通のお医者さんは簡単には謝らない。謝るのは患者の方だ。私は、初対面の人がいるところでは寡黙なので間を嫌ってすいませんということがたまにある。パニックになって脳神経外科医を呼んでもらったときもそうだ。「すいません」と言ったら「謝る必要はないですよ」と言われたのを覚えている。なんで、自分は謝っているのだろうと思ったが、言ってしまったものは仕方ない。かといって、「ありがとう」と言えるほど精神的な余裕はなかった。HUNTER×HUNTERでいうところの『答えは沈黙』だったのだろうか。

女性の脳腫瘍の記事を読むと、泣いている人がいて、私も、もっと泣けばよかったなと思う。泣く余裕がなかったのだろうか。よく覚えていない。感情を表に出している記事をよく見かける。私も、怒った方がよかったかな。内心では、悲しんでいたり、不誠実さに憤りを感じていたはずなのに、それを表に出すことをしなかったから、それで心と体の齟齬が生じてしまっているのではないか、と思う時がある。

たまに、女性の強さは、感情を表に出して、共感しあえるところだと思う。見習いたい。いや、性差はそこまではっきりしてはいないかもしれないが。そういった固定観念が私にはあるかな、と。強さという点で、非常に学びがある。

余裕がないときに「すいません」
余裕があるときに「ありがとうございます」
しか言えなかった私に、こういった文章を、書いてあげたいな、と思って書きました。終わり。

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