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京アニの事件から4年

今年もこの日が来た。
あの時のことは今でも忘れられなかった。

私が初めて京アニの作品を見たのは小学校低学年の時に見た「けいおん!」だ。
ちゃんとみたのは小学校6年生の頃と高校に上がった時だが可愛いキャラに惹かれてみたのは今でも覚えているし今でもSpotifyでけいおんの曲を聴く程だ。(そもそもspotifyに入ってること自体奇跡すぎて泣いた。)
それから水泳に打ち込む男の子たちの絆や挫折を描いた「Free」や聴覚障害を持っ少女との交流を描く「聲の形」、兵器と呼ばれた少女が手紙を書くことを通じて愛を知る物語「ヴァイオレットエヴァーガーデン」など色んな作品を見た。

http://iwatobi-sc.com/

http://violet-evergarden.jp/


あの事件が起きた日、あの日今でもなぜこの日にと思ってしまうのだがやっとの思いで自動車の運転免許をとった日だった。公安での試験の後、学校の授業を受け、たまたま午前で終了だったためそのまま帰宅。そして事件を知ったのは帰ってきた直後だった。


あの時やっとの思いでとった免許のことより、あまりの事件の酷さと事件の惨状に心が不安定になったことを今でも覚えている。
何より子供の頃から知っているアニメ会社だ。
どの企業よりも身近に感じていただけに

Twitterをはじめとしたネット上では犯人に対するあまりにも目に余るネットリンチが加速していた。
正直、私は30人以上の人間を殺し、何より根強いファンも多いアニメ会社だ。ここまで叩かれても仕方がないことだと思っていた。
だが事件から数週間たった頃だろうか犯人の過酷な家庭環境や半生を報道する特集が流れていた。当時私は子どもの家庭環境や家庭支援について勉強していたことから他人事に感じることができなかった。それを見て犯してしまった罪に対して同情するつもりも1ミリもないが、もしどこかで誰か心の許せる人がいれば、誰か相談に乗ってくれる人が1人でもいればこんなこと起きなかったのではないか
考えすぎなのかもしれないがそう考えるようになってしまった。

そして、その当時朝ドラでアニメ会社について取り扱った作品が放送されていた(2019年前期に放送されたなつぞら)それもあったからかアニメというものは多くの人間に支えられてるのだということを思い知らされ、今後この人たちが作り上げていくはずの作品が突然奪われてしまったことに悲しさが増した。

来年もあの日が来る度私はこのことを思い出し手を合わせると思う。

くろうさぎ

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