飽きっぽい自分がデジタルイラスト始めて3年目の話
初めまして。つんと申します。
イラスト上ではakitunnと名乗っています。
趣味で始めたデジタルイラストが今年の8月で3年になるので
飽きっぽい私にしては珍しく続けてる趣味になったデジタルイラスト
ここらで1度振り返っていこうかな、と思い立ちました。
ノウハウ的な物を語るのではなくひたすら成長記録のようなものです。
良かったら見て行ってください。
どれぐらい成長したのか
もうダラダラと長い話聞きたくないよ結論だけ見せてくれ!
という方もいると思うので先に結果だけ貼っつけておきますね。
ビフォーアフター、結末だけ見たい方はここまででOKです。
絵を描くルーツ
ではここからはたっぷり語っていきます。
記憶にある限りですが私は物心ついた頃から
絵を描くことが好きでした。
当時体が弱く体力がないのもあり子供の頃からインドアな趣味っ子。
休み時間になれば外へ遊びに行くのではなく
自由帳に絵を描いたりノートの隙間に落書きしているタイプでした。
ただ、美術の授業で筆や絵の具を使って絵を描くのは苦手で
シャーペンやボールペンを使って描くことが好きでした。
あと色鉛筆で塗ることも好きでしたね。
同学年の子と比べて特別上手だった、というわけではないので
華々しい賞を取った経歴などはなく覚えているものといえば
卒業文集の表紙や応援団の旗のデザインに
自分の絵が選ばれたりするぐらいでした。
家では時間があればゲームをするか絵を描く子でした。
ちゃお、ちゅちゅ、なかよしといった
小学生が1度は通るであろうザ・少女漫画の王道を読みあさり
いつの日にか自分も可愛い女の子が描きたい、漫画家になりたいと
子供ながらに夢見ていた時期もあります。
なかなかに恥ずかしいですが思い切って子供の頃の絵を載せます。
デジタル始めたキッカケ
あつ森で取引するために作ったTwitterアカウントから始まり
作っていたマイデザインを公開してほしいと言われ
思い切って公開したことで色んな人との出会いに恵まれました。
そこで仲良くなった方がデジタルイラストで絵を描いていて
どうやってやるの?と聞いてアイビスペイントを紹介してもらったのが
すべての始まりでした。
私は高校生になる頃には資格取得の勉強に専念しなくてはならず
現実を見るようになっていて漫画家になるという夢は自然と消え
そのまま社会人になり日々働き絵を描くこと自体頭の中になく
完全に離れてしまっていました。
おそらく10年ぶりぐらいに絵を描くということに触れたのでした。
半月〜3ヶ月
ここからは順を追って絵を投げながら振り返っていきます(順番前後する部分あり)
4ヶ月〜半年
7ヶ月〜11ヶ月
自分の今のやり方では絵が映えないと思い、色々なテイストを試し出す。
iPadデビューとスランプ到来の1年目
そしてスランプを拗らせ続けているうちにどんどんマイナス思考へ。
同じ時期に活動していた何人かの絵描きさんたちは飛躍し雲の上へ行き
自分の絵には魅力なんてないんだ…と無力さに愕然とします。
あ、ここは少し重ためな話になるかもなので苦手な方は飛ばしてください汗
絵描きとして始めて以来の闇を彷徨っていた時期でもあります。
なんだか自分だけ置いてきぼりにされてるような感覚に陥ってしまったんですね。
初めは全く気にしてなどいなかった数字も評価された時の喜びとは裏腹に
続けていくうちにいつの間にか気がかりになっていきました。
お世辞にも上手とは思えないクオリティなのにすごく評価をされている方もいて
この世界は何なんだろう…私には何が足りないのだろう
そんなふうにも思ったりもしました。
元々自分の絵は好きではなかったのですが何の魅力もないように感じて
より大嫌いになりましたし
誰にも見てもらえないならやめようかなとかよぎったりもしたり。
今思えば週1ペースを保つために睡眠時間を削ったり
食事がすぐに終わるよう簡単に済ませてまで絵描きの時間を確保して
自分的には無理をしていて生活に支障を来たしていたと思います。
そういった部分から精神的にもマイナスになる影響は受けていたと思います。
もちろん楽しくて夢中になってやっていて自然とそうなっていったので
その自覚はさぞなく体のことは二の次で気にかけていませんでした。
(肌には怠慢な生活が表れ自分史上最高に肌荒れしてしまっていた)
自覚なかったとはいえ趣味で始めたのに絵に対して
いつの間にか変ににクソ真面目になってたのかもしれない、、
とにかく続けていれば自然とフォロワーさんも増えていって
自分の活動にもいつか花が咲くかもしれない…と思い込んでいたんですね。
実際、何も反応が来ない時ほど虚しいものはないですから…
続けることは確かに大事ですが体も心も壊れてしまっては元も子もない。
心のどこかにそういう自分でも見えないプライドみたいなのがあって
大きくなりすぎて邪魔をしていたような心理状態だったと今は思います。
評価だけが絵を描くことにおいて全てではないと今は気づき
ここまでどん底に落ち込むことはかなり減りました。
そしてとうとうペンを持つことすら苦になった自分は
しばらく休養しますと宣言します。
こういう心理状態に陥った時は思い切って離れて別のことをした方がいいと
どこかで聞いたからです。
それからは絵を描くことから離れゲームや動画視聴に没頭します。
こういった時間…本人は無意識だとしても何かを見たり聞いたり体験したり
インプットすることは創作する上においては大事なことのひとつでもあります。
ある日、フォロワーさんの誕生日がもうすぐなことを思い出します。
あ、絵、描かないと…描かなくちゃ…間に合わない……
どちらかといえば重たい気持ちからのスタートではありました。
今でこそ話せることですが負の感情は取り払えぬまま淡々と描き始めました。
すると自分でも予期せぬ感情が出てきます。
あれ…お絵描き楽しい……楽しいじゃん…
可愛い女の子キャラを描いているうちにまるで中学生の時のような
ただ絵を描くのが楽しい感覚を思い出してきたんです。
そして自分が描いた絵で喜んでもらった経験も思い出します。
評価されることが全てではない…
そのまま勢いに乗りイラストを3枚描き上げました。
1年3ヶ月〜1年4ヶ月
記憶が正しければ結果的には3カ月間休養したと思います。
1年5ヶ月〜1年11ヶ月
そういえば…この年のお正月から
原神というゲームをやり始めました。
最初の数ヶ月はシステムが理解できず何となくやっていただけだったのですが…
これ以降、原神にハマりすぎて絵を描くのをやめてしまう
マルチプレイもあったからこそすごく楽しくて。
こんなにハマったのはあつ森以来でしたね。
熱は落ち着きましたが今でも続いていますからね。
この時既に次に描くニィロウちゃんのすごく綺麗に描けたラフがあったのですが
線画までやって力尽きてそのまま放ったらかしに…(なんてこった)
休養宣言は今回はしませんでしたが絵はしばらくあげませんでした。
前回と違ってマイナス要素のある休養ではなかったし。
正直、休養して再開したときもそれほど変動や変化はなかったので
そこまで気にしていなかったのです。
ただ絵はあげずにRTばかりだったせいか
さすがにフォロワーは減り始めてましたね…苦笑
でもRTもせずにいたらそれこそ何の音沙汰もなくなりそうで減りそうだし…
素敵!って思った絵は全部共有したいぐらいの気持ちあるけれど
Twitterでのバランスが難しいところですね。。
2年と3ヶ月〜2年と4ヶ月
2年と5ヶ月〜2年と9ヶ月
ティアキン発売前に大好きな時のオカリナをプレイしたのでプチ連作を描いた
※画質が落ちて本来の絵の質感と変わって見える箇所があります
2年と10ヶ月
待ち侘びていたティアキン発売前に
トレーラーを頼りに全力で熱い想いのまま描いた。
ここには2枚載せる。
絵描き3年を経て感じたもの
毎日毎月、ずっと休まずにひたすら続けてきた訳ではないけれど
継続は力なり これは本当でした。勿論絵に限らず何事もそうだとは思います。
お気づきだと思うんですが私は練習らしい練習はしてきてないんですね。
(さすがにわからないことは資料見たり調べながら描くということはしますが)
最初アイビスの使い方がわからなくて基本を覚えるために解説動画を見たり
イラストのメイキングが大好きなので見ることはありますが
実際にペンを持って何かするということはしてきませんでした。
社会人をしながら絵に向き合える時間は限られているのもあるのですが
練習に使う時間があるなら1枚でも絵を清書し完成させたいと思ってしまう性分。
その結果、満足できるクオリティにはすぐにはならなくてもいいと思っていて
きっと大切なことはどんなに時間がかかっても1枚をちゃんと仕上げること。
そうすることで回数を重ね経験値は確実に自分の中で得られていくと思います。
今考えると没絵は数えるぐらいしかなかったかもしれません。
スローペースでいいし嫌だと心が感じるなら休んでからでもいい。
また気が向いたらとりあえずペンを持って触ってみる。
進めるときは進めばいいし、気が乗らなければやめればいいし。
趣味でする分にはそれで充分だと私は思います。継続はしていきましょ!
今すぐにでもめちゃくちゃ上手くなって神絵師になりたい!プロ目指す!とか
お仕事案件であるなら話は全く別だと思いますけどね…うん。
あと飽きっぽい自分が続けられてきた理由のひとつに
周りの方からの声がありました。
私の場合はネット上で同じものが好きなフォロワーさん方でしたが
コメントや反応を頂けたことがモチベに繋がっていきました。
初期の頃はただただ描きたい欲がひとり歩きして爆発していたので
ひたすら描き続けていましたがそれは永遠ではありません(個人差あり)
走り続けていたら途中で立ち止まるタイミングが必ず来ると思うんです。
特に絵に対して後ろを向いてしまっている時に
いただけたあたたかなコメントは励みになっていました。
(本当にありがとうございます)
個人的には身近な人に見せるよりもネットの同士の方や
交流のある場所で発信する方が理解されることも多いのでお勧めです。
できれば同じように活動していて仲良くできる人も見つけられるとより◎。
そんなに大勢いなくていいんです、ひとりでもいいので。
楽しいだけじゃなくしんどい気持ちも共有できる相手なら尚良しですが
それは理想が高すぎるので程々に。
リアルの身近な人でもいいのですが基本的にとりあえず褒めるだけか
そもそも絵に対する理解がなく心ない言葉を言われる可能性があるので
リアルの人はあまりお勧めしないです…特に初期の頃は
マイナス要素を取り入れてしまうとせっかく顔を出したやる気や可能性が
へし折られてしまうかもしれないので慎重になった方がいいです。
もしそういう人が身近にいたら関わらない方がいいです。
創作活動を始めたことでこんなにも同じものを好きな人が
世の中にはいるんだ!と実感できたのも嬉しかったことのひとつ。
やらなかったら絶対に知らないままだった。
リアルでは身近にいるかもしれないけど意思表示されている訳でもないし
会話や誰かから聞かないとわからないし
わかってもそれだけで終わることだってありえる。
それこそ同士と出会えたら奇跡のようなものだと思いますね。
創作を通して伝えたいことや自己表現したいことを発信できる喜び
ほんと、いい時代になったと思います。学生時代の自分に教えてやりたい←
これから先も絵描きを通して創作活動はやっていくつもりでいます。
ひょっとしたらまた離れてしまう時期が来たりするかもしれないけれど。
離れても急激に画力が落ちるということは私はなかったので(むしろ前進?)
自分の納得するやり方でマイペースにやっていきます。
子供の時に語ったかのような夢ということほど甘くもないし
大きなことでもないんですが
いつか叶えたいことがひとつあります。
あ、漫画家じゃないですよ。
大人になってからだと尚さらその選択肢は確実にないですね。
仕事にできたとしても体力的な面で続けることが私はできないと思う…汗
叶えたいこと、それは
自分のイラスト集を作ること
まだまだ先のことになると思うし
今のところ販売したいとかは考えてなくてあくまでも自己満の範疇ですが
自分のペースで地道に続けていってもいつかは辿り着けそうです。
ある程度上達して本にできるぐらい納得した絵が集まったら
業者にお願いしてしっかりと形にしたいと思っています。
え?今すぐにでもやろうと思えばできるじゃないかって?
現時点で収録してもいいかなと思えるイラストをざっと数えてみたら
7枚しかなかったんですね。。。3年間描いてきてまだ7枚か…ハハハ苦笑
7ページ分だけじゃあっという間すぎる…これでは本にはできませんね。
もっと画力がついてクオリティも安定してきたら
あれもこれももっと載せたい!って思えて増えてくるのかな。
ワクワクする感覚って大事なことなので忘れずに頭の片隅に入れておきたい。
長々と語ってきましたが今回はこれぐらいにしておきます。
振り返り企画、作品の画像集めが地味に大変でしたが、、笑
記憶が薄れて懐かしいことも思い出せましたし
自分がやってきたことの足跡を辿れてやってよかったです。
作品を見ると作品にまつわることや、あの時こうだったなぁ…と
思い出までもよみがえってきますね。
やっぱり絵って素晴らしい。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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