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「他課と連携してできることは?」~持続可能なまちづくり『2050カーボンニュートラル』ワークショップ~
2024年2月29(木)13:00~16:00
場所:東神楽町役場
参加者:東神楽町役場ゼロカーボン推進プロジェクトチーム12名
課題とワークショップ効果
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ワークショップの様子
「2050カーボンニュートラル」カードゲーム公認ファシリテーターとなり、はじめてのワークショップ開催です。
「We are the World」が流れる会場へ、プロジェクトチームの30代を中心とした若いメンバー12名が続々と集まってきました。
テーブルには12業種の企業や団体をセッティングしてあります。
会場に来た順に担う役割を自由に選んでいただいて、全員席に着いたところでチェックインです。
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カードゲーム「2050カーボンニュートラル」では、会場を1つの「まち」に見立て、プレイヤーは12の異なる役割(電力会社や食品メーカー、政府など)を持つチームに分かれ、事業目標と持続可能な社会の実現を目指します。
①プレイヤー紹介
同じ庁舎内で働いているので、互いに顔見知りでありますが、改めて今日
この「まち=日本=会場」で一緒にプレイするメンバーに
・お名前
・所属部署
・今やっていること、はまっていること(仕事・プライベート問わず)
・今の気持ち
をお話いただきました。
②「2050カーボンニュートラル」カードゲームスタート
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ルールの説明を終え、プレイヤーは理解ができているか不安な様子。
でも「とにかくやってみる」「やってみるとわかる」でスタート。
ゲーム開始直後しばらくは、カードの内容を理解するため、各々目の前の机上のカードに向き合い、戦略や作戦を考えるために時間を使う方が多かったのですが、「行動してみよう」と席を立って、他チームとの対話や交渉に動く方が増えてきました。
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③第1ターンでの出来事
自動車メーカーがよかれとアクションした「ハイブリット車の販売増強」
目論みどおり増収とはなったものの、排出量を大幅に増やすことになり、周囲の他業種からは大ブーイングでした。
(のちに「自らのアクションで排出量のマイナスを勝ち取り、増やした排出量を相殺した!」と冷や汗をぬぐっていました。)
そして政府による「炭素税徴収」はプレイヤー全員が激しく動揺した場面でした。
④第2ターンでは
なかなか結果がみえにくい市民アクション。
ですがでました!
『国産木材の活用』アクションで活用量+1。
しかしながら「いかに排出量を減らすか」「企業の利益を増やす」
に目を奪われ、すでに排出されたガスを相殺する
活用量や吸収量、市民のアクション
については置き去りになっている様子でした。
⑤第3ターンも変わらず
「ゲーム内での対話で気づきがもたらされるか」様子を伺っていましたが
目覚ましいアクションや、声上げが生まれなかったので、気づきを得ていただきたく、第3ターン終了後に「緩和と適応」スライドを差し込み、もう一度振り返ってもらいました。
⑥気づきの第4ターン
直前の「緩和と適応」スライドが功を奏し
一気に理解と行動が進みました。
・EVの購入
・CO2の見える化
・断熱材の購入
・ゼロエネ住宅の購入
この4つの市民アクションが排出量マイナス4を実現し
カーボンネガティブ達成です。
⑦ゲーム終了
1ターン=5年と見立て、全4ターン。
20年後をシュミレーションしたゲームスコアは以下の通り。
・排出量 13→10→7→1
・温室効果ガス 94→102→106→104
・吸収量 1→1→3→3
☆排出量<吸収量=カーボンネガティブ達成!☆
・森林 6→7→9→11
・活用量 0→1→1→1
・GTP 60000→74000→63500
・GOAL達成 5チーム/12チーム
⑧ゲームの結果
ゲームの結果は、カーボンニューネガティブ達成と総資金額も少ないながら増えました。「経済と環境の好循環」となったのです。
⑨リフレクション
ゲームを体験して終わりではありません。
ファシリテーターがリードして、ゲーム体験を振り返ります。
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【参加者振り返りアンケートより抜粋】
・役場の方と協力して広報活動の実施が必要。
・環境にやさしい街づくりを考えたい。
・いろいろな業種が連携していくことが大切。
・率直な意見出し。心理的安全性の高い状態で、参加者全員が何かしらの意見を述べられる場づくりが必要。
「何を、どうすべきか」
難しく頭で考えるよりも、経験を通じて頭と体にインプットすることが理解を早め、次のアクションへとつながりやすいようです。
⑩全体を通しての振り返り
カードゲームの力で、カーボンニュートラルへの理解の入り口はとても取り掛かりやすい仕掛けになってことを改めて実感するワークショップとなりました。
ゲーム中は互いに交渉・相談・呼びかけなど熱量もあり、盛り上がる形で終了できました。
ゲームを振り返り、参加者からお聞きした感想では、未来にむけて
・「夢のある活動を考えること」
・「他課と連携していくこと」
・「子どもたちへの環境教育」
こういった必要性を参加者が強く感じていました。
今回の体験をそれぞれの行動にしていくことで
・課を横断しての関係が構築できること
・所属課での具体的な事業案がブラッシュアップされること
・連携・協働・共創の可能性がひろがること
につながることを期待しています。
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