エンジンにものを吸い込む危険性

今回の一件について”今後航空祭に参加される方に対する注意喚起を含めた記事です、ご一読ください”

1:レジャーシートの危険性


レジャーシートは小さいものでも生地が厚いものだったり、薄くても丈夫なものがあったりします。
そういったものでも戦闘機や輸送機、さらには旅客機にも悪影響を及ぼします。
エンジンブレードやエンジンの不完全燃焼といったことを起こし、周辺住民への危険性が高まり、航空自衛官を命の危機にさらします。
座っているから、物を乗せているからという安易な考えはやめましょう、今回の岐阜基地航空祭のパンフレットの”禁止事項”に明確に記載されています。

2:折り畳み椅子の危険性

折り畳み椅子も100均のものやしっかりとした物もありますが、普段使わなかったり常日頃から使う場合もありますが、常日頃から点検などは行っていませんよね?例えば椅子の可動部につけられているねじ一本、金属破片一片、布切れ一枚、これでも航空機のエンジンは故障したり破壊されたりします。
特に戦闘機のエンジンはこういったものに弱いです。
そのため、航空最後には自衛官がエプロン地区を見回ってゴミなどが落ちていないか確認していきます”すべての区域を”
戦闘機であれば、搭乗員一から二名の命を奪うことになり、数百億の機体を破壊し、周辺住民へ危害を加えることになります。
こちらも今回の岐阜基地航空祭の”禁止事項”に明確に記載されています。

3:ビニール袋の危険性

ビニール袋は難燃性として有名であり、そういったものが吸い込まれた場合エンジン内で不完全燃焼を起こし、エンジンが故障したり最悪の場合墜落に至ります。
仮に故障で済んでも(上記を含め)数十億のエンジンを交換しなければならなくなります。

このように我々一般人が持ち込むものは航空機や航空自衛官にとって危険物なのです。
万国共通で行われているのはエプロン地区、滑走路など航空機が通るところに異物が落ちていないか隊員が横並びで歩き確認する作業があります。
ねじ一本、石一粒、破片一個すべて航空機を破壊しうる存在です
今後航空祭に参加される方は事前に各基地などから発信される注意事項を確認してから参加するようにしましょう。

2024年11月17日 日曜日開催 航空自衛隊岐阜基地 パンフレット

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