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「ママの笑顔」の重要性に気付かされた出来事

2歳の長女が、ぬいぐるみを寝かしつけながら、横目でチラチラと何度も私の顔を見ていた。

「盗み見」という表現がピッタリだった。2歳児が、ぬいぐるみで遊んでいる風を装いながら、チラチラと、何度もこちらを見ていたのだった。

それは、私が下の子(0歳6ヶ月)のお世話でバタバタし、やっと座って授乳をしていた時だった。

長女が何度もこちらをチラチラと見るので、「もしかして、私の表情をうかがっている?」と思い、長女に向けて「ニコッ」と笑ってみた。

すると、一瞬にして長女の顔が笑顔になり、ぬいぐるみに向けていた体をこちらへ向け、「ママー!うれしい!ママだいすきだもん!」と言ってきた。

笑顔を向けただけなのに、一瞬にして長女の雰囲気が変わったのだった。

私は、笑顔をつくる直前まで、イライラした顔をしていた。
娘たちに対して怒鳴ったり、感情的に言葉を放ったことはない。もちろん、無視をしたり冷たく対応したりもしない。

だから、表情が硬いくらいは大丈夫だと思っていた。声に出さなければ気付かれないだろう、と。

でも、子どもは、ママの表情を見ていたらしい。
この出来事で知った。

知っておいてよかった。
私が笑顔がどうかが、大事な娘にこんなに影響を与えるなんて。

自分が笑顔で楽しく明るく過ごすのは、自分のためだけじゃないんだな、と感じた。
娘の笑顔のために、自分の笑顔を大事にしようと決めた出来事だった。

おしまい

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