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感情の蓋

根本裕幸先生お弟子9期 なな です。

今まで何でも効率良くしなきゃと思っていた。

いかに無駄を省くかっていう思考に囚われていた。

仕事はもちろん、プライベートでも

家事もどうしたら早くこなせるか

買い物だって、時間が勿体無い。とか

何か役に立ちそうなこと。それ以外の、

自分の好きな事をするのは

無駄な時間だって思っていた。

洋服だって、好きな服というよりも

いかに着やすいか。

考えるのも面倒になっていたので、

いつも同じような服ばっかり着ていた。

休日に寝て過ごしてしまった時には、

なんて無駄な時間を過ごしたんだろうと

自分を責めていた。

飲み物買う時さえも「安いから」基準だった。

そんな感じで生きてきて、

気付いたら、私は

自分の感情に鈍くなっていた。

誰かに言われて、傷付いた一言も

本当は悲しいのに、

本当は悔しいのに、

絶対に悲しい顔なんて見せるもんか。

こんな感情は無駄。無駄。無駄。

早く切り替えなきゃって。

感情にたくさん蓋をしていた。

切り替え、できているつもりでいた。

でも、

効率良く、できているハズなのに、

何でこんなに苦しいんだろう。

何でいつもこんなにイライラするんだろう。

理由のわからないモヤモヤに心が支配されていた。

心が全然ついていけていなかったのだ。

いつも冷静で、淡々としてるよね。と

言われた内側には

たくさんの感情を閉じ込めて

自分が好きなことがわからない、

今の感情も感じることが難しい私がいた。

こんな自分を変えたかった。

心に意識を向け始めた時、

怒り・悲しみ・悔しさ…

見ないようにしていた、ネガティブな感情が

わっと出てきた。

「本当はあの時悲しかったし、悔しかった。」

頭ではもう切り替えできていたはずの感情

終わった出来事だと思っていたのに、

置いてけぼりの、

私の心はその時でずーっと止まっていた。

本当は泣き虫なのに、

いつも能面みたいな顔して、泣けなかった。

感情を動かさないようにしていたのだ。

私の溜め込んでいた感情が

だんだんと出てきて、

未消化だった感情が浄化されていった。

ネガティブな感情だけでなく、

嬉しい、楽しい、ポジティブな感情も

ちゃんと感じれるようになってきた。

買い物も、

店内ウロウロして

今流行ってるのはこれかー!とか

ワクワクしたり。

本当はお店を見て回るのが好きだったのだ。

無駄に寝てしまったと自分を責めていた

休日だって、

疲れた身体を落ち着かせるのに大切なこと。

無駄だと思っていた、ぼーっとしてる時間も

心が豊かになる時間だったのだ。

最初は気付けなかった。

私は、昔何が好きだったんだっけ。

何の曲聞いて、感動したりしたんだっけ。

昔好きだったこと、

そこから思い出していった。

私の中のエゴの声が、また

「それって無駄じゃない?」と囁いても、

心がホッとしたり、ワクワクすることを

優先にしていく。

そうすると、

「私はこうしたい」という心の感覚が

少しずつ戻ってきた。

嬉しい、楽しい、悲しい、悔しい…

日々、色んな感情が出てくる。

その度に、ちゃんと感情を感じる。

できるだけネガティブな感情は感じたくないけれど、

ちゃんと感じて、掘り下げていく。

「私はどうしたい?」

感情を感じないようにするのではなく、

感情を受け入れて、

怒りさえも、その下にある本当の気持ちをみて

自分の原動力に変えていく。

長くなってしまいましたが、

今日もお読みいただき、ありがとうございます!!

根本裕幸先生お弟子9期 なな でした。


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