林 哲久

東大法学部卒後、MUFGのチーフディーラーとして、長く一線で活躍しました。ニューヨーク…

林 哲久

東大法学部卒後、MUFGのチーフディーラーとして、長く一線で活躍しました。ニューヨークFXコミツテイーメンバーになり、FRB、大手ヘッジファンドや投資銀行と、密接な関係を築いて来ました。為替介入の裏の裏まで、知り尽くす生きる伝説として、わかりやすい情報提供を心がけたい。

最近の記事

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    ユーロ円が、なぜ15年ぶりの高値?

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    SNS時代の銀行破綻とは?

    ネットバンキングの今、ATMに並ぶ人は、珍しい。風評の流布で、1日、5兆円も10兆円も、預金が引き出されては、銀行もたまらない。一発退場が、銀行に適用されるのは、誰のためにもならない。

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    植田流円安誘導とは?

     新日銀総裁は、今後1年以上かけて、大規模金融緩和の効果を検証すると発言した。これにより、大規模円キャリーが、誘発されているが、これが意図したものでないとしたら、相当なKY総裁となる。  新たな波乱要因を見出せたとしたら、これ幸いかな?

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    総裁のキャラの違いを見極めよう!

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    金価格に注目したい!

     金価格が、過去最高値に接近している。 金利を産まない資産である金は、米国の金融引き締め局面では下落するのが、通常であるが、今年は、様相が異なる。  ドル相場とは、逆相関の関係になるコモデイティーであるため、昨年後半からのドル下落トレンドに反応しての上昇であることに加え、逃避資産としての役割が大きい。  先月のシリコンバレー銀行の破綻以降、欧米での金融不安が、金買いを後押ししている。  加えて、米国による金融制裁を恐れて、新興国では、ドル資産を敬遠する受け皿になっている。  

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    過去最大の貿易赤字について思うこと

     去年の日本の貿易赤字が、過去最大の21兆円に達しました。貿易赤字とは、日本の輸入総額が輸出総額を上回る事です。理由は、ロシアのウクライナ侵攻により、原油、ガス価格が急騰したことに加え、円安により、円換算の輸入額が膨らみました。一方、円安は、日本の交易条件を改善させるため、本来は、輸出額が伸びるはずですが、昨年は、コロナ禍で、サプライチェーンの混乱により、半導体などの調達が充分に行えなかったことで、需要に応えられる生産が行えず、自動車などの輸出が十分に行えませんでした。  そ

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