夏山で見つけた面白いシステム|スキー場リフトの運用と写真映え
自分のブログは特化ジャンルにするため、雑記はnoteにまとめることにしました。
少しずつ、少しずつやっていきます。
今回はお盆休みで行った山梨県清里で見つけた、面白いシステムを紹介します。
場所は標高1900mの清里テラスを有するサンメドウズ清里。
冬はスキー場として有名ですが、ここ数年は夏山も雄大な自然を拝める観光スポットとして人気です。
しかし、今回の目的は素晴らしい眺めのテラスではありません。
この7月にオープンしたばかりのアトラクション「G-KART」!
このカートには動力はありません。
運転者にできるのは、方向操作とブレーキのみ。
そのカートで、スキー場という立地を活かした緩やかなコース坂を滑り降りるんです!
楽しそう!
楽しそうですよね!
楽しくなさそう…というお人は、清里テラスで寝転がっていてください。
G-KARTの見た目はこんな感じ⇩
ソリに自転車のハンドルが付いたような感じですね。
運転方法も自転車にそっくり。
でもペダルを漕ぐ必要がないので、自転車よりも簡単です。
120cm以上なら、ひとりで乗ります。
それより小さい子は、タンデムチケットを購入し、大人と一緒に乗ることができます。
ま、タンデムといっても、同乗者の脚の間に座るだけですが…
(私はてっきり、タンデムシートがあるのかとワクワクしてしまった)
4歳100cmの我が子は、親の脚の間でも十分に楽しめたようです。
十分に、というか、十二分に…
それまで絶叫マシンも乗ったことがなかったのに、興奮して「もう一度乗りたい!」と叫ぶほど…!
乗り場へのリフトも混んでいないですし、カートもすぐに乗れるほど回転率が良かったので、追加券を購入しました。
(そのときの子どもの喜びようは言うまでもない!)
ちなみにタンデム券の追加券はなく、同乗者の追加券を買えば何回でも乗れるようです。
料金表はこちら⇩
清里テラスが2,000円なので、G-KARTは3回で2,200ですね。
大人だけだと、1回あたり700円。
でも、タンデム幼児は追加券がいらないので…
幼児も頭数に入れると、1回あたり450円というお得さ!
うーーん、これは良い!
ちなみに、我が家は夫が子と一緒に追加で滑ってくれました。
私はその間、スキーリフトの構造やカート運搬方法をじっくり拝見…。
☆
で、長くなりましたが、ここからが本題です。
このG-KARTの回転率がめちゃめちゃ良かったので、どんなシステムなのか考えてみました。
まず、コースは初級者用と上級者用で2種類。
初めて利用する人は初級者用から…という決まりがあり、2回目以降は好きなコースを選べます。
コースのスタートは山の上で、そこまではスキーリフトを使って向かいます。
眼下にはカートで滑り降りる人が見え、否応なくテンションが上がり……降りればすぐそこはカート乗り場です。
ここだな!と思います。
スキーリフトがこのシステムの肝!
カートに乗るための待機列がリフトなんです。
あ…逆かも…
リフトに乗っている時間が、カートに乗るための待機時間なんです!
考えてみてください。
もしエレベーターで一瞬で上がってしまうと、カートに乗るための列ができてしまいます。
もちろんエレベーターに乗るにも並ぶことでしょう。
エレベーターに乗るのも並び、カートに乗るのも並び……う〜ん、こんなに並ぶなら辞めようか…となってしまいます。
そこで、リフトです。
もちろんスキー場なので、もとからある設備を使うのは当然ですが…
リフトに乗る緊張感。
足がブラブラっとして、下を見下ろす非日常感。
遠くに見える景色や爽やかな空気。
遊園地なんかで、アトラクション待ちでも飽きさせない工夫をしていますが…
このサンメドウズ清里は既存のリフトを使ってそれを行っている!
利用者に「待ち時間を意識させない」というシステム、すごいですよね!(もう大興奮)
ちなみに下に降りてきたカートは、リフトを使って上に運ばれます。
リフト後ろにはフックが付いており、レーンを滑ってきたカートをすくい上げて登っていきます。
わざわざカートを持ち上げなくても、勝手にフックに引っかかる仕様です。
人もカートも一緒に運ぶとは、効率が良いですね!
さーらーにー!
写真映えにもこだわっています!
記念撮影ができるコーナーがあるのは、清里という観光地ならではでしょうか?
写真では上をカットしてしまいましたが、奥には雄大な山々がそびえています。
今回は清里テラスと合わせ、20,000円ほどサンメドウズ清里で使いました。
大人ひとり頭およそ6,000円といったところでしょうか。
ぜひぜひ、皆さまもこのG-KARTに乗って、ヒャッハーしてみてくださいね!
ただ、注意点があります。
祝日は特に混みます。
そのためオープン9:00には確実に到着しておいた方が良いです。
(できれば8:30には着きたいところ)
私たちは9:10に到着しましたが、チケットを買うのに40分は並びました。
昼頃に出たのですが、チケット列はさらに長くなっていました。
早めに行くのが、本当にベストです!
最後に、清里テラスの絶景でも。
ソファでゴロ〜っとしながら、売店のジェラートを食べるなんて…あ〜至福。
晴れの日はちょっと暑いですけど、清里テラスも景色良し!写真映え良し!の素晴らしい観光スポットでした。
このような季節で変わる観光は、すべてのスキー場ができるわけではありません。
あるところはハイキングコースだったり、
また他のところは花畑だったり。
(もちろん閉鎖するところもあるでしょう…)
観光も好きなんですが、そのような企業努力・地域努力を見つめるのも楽しいな…と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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