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【原神】千織さんが好きというお話

※この記事は原神の魔神任務、世界任務、伝説任務等ストーリーや世界観に関するネタバレを含む可能性があります

 この記事では千織の伝説任務について結構触れる上、私も気づかないところでストーリーや世界観のネタバレかましてるかもしれないので、まだ進めてないよという方はブラウザバック等よろしくお願いします。


千織というキャラクター

  先日実装された新星5キャラクター・千織。彼女自体はVer4.3のイベントでちらっと登場してましたが、あれはどちらかというとシュヴルーズにフォーカスしたイベントって印象があって、千織という人がどういう人物なのかよくわからなかったんですよね。社奉行当主である綾人に対しても歯に衣着せぬ物言いだったので、そこから受ける印象としては怖いもの知らずというか辛口で当たりのキツい性格、というものでした。
 で、来たるキャラクター紹介にはこんな感じのことが書かれてて、私も戦々恐々としてましたし、私の友人も何人か「性格きつすぎてちょっと……」って言ってました。

我々のメンタルに会心攻撃

 そんなこんなでつい先日実装されまして、衣装が綺麗だったのと、ぱっと見た感じうちのエースであるナヴィアと相性がよさそうだったので、ガチャを回すことに。せっかく引いたということで、伝説任務もそのままやりました。
 前評判があんなだったのでおっかなびっくり始めた任務だったんですけど、いい意味で予想を裏切り、ものの見事に私にぶっ刺さりまして千織さん大好きになりました。この感動を文字におこしたい!ということで、今回この記事を書くことにしました。よろしくお願いします。

追記:オタクのキショポイント全開な記事なのでご了承ください。


千織 伝説任務 糸切鋏の章

気になったところ

 とにもかくにも伝説任務。

 まず注目したいのは最初の綺良々とのやり取りです。

ここすき

 千織のライバルであるユーサーが綺良々に襲撃を仕掛けたことが判明するシーンですね。綺良々は頑なに口を割りませんでしたが、しっぽが動いていたせいで隠し事がばれ、それに対し千織さんは「低評価押すぞ(意訳)」と脅し、綺良々はしぶしぶ真相を話します。

 一見、千織が性格悪いムーブに走っているだけのシーンに見えるんですけど、後の描写とすり合わせて考えると、千織さんは綺良々が話す前から大方の察しがついていたように思います。綺良々は綺良々で、真実を伝えれば絶対に事が大きくなると分かっていたので、ファッション祭を目前に控えた千織を慮って口を割らなかったんですが、千織にとってそれは我慢ならないことでした。事実、このあと千織は綺良々に対して過剰な護衛を配備します。かつてのビジネス仲間が下劣な手段で友人を傷つけようとしたのが許せなかったんでしょうね。

 このシーンでは、ある意味千織が綺良々の配慮を無下にしたともいえます。逆に、千織は綺良々の身を案じて事実を吐かせたともいえます。お互いへの気遣いがすれ違っているという点で二人の性格の違いがよく表れてるなと感じました。ただ千織としては、そういった配慮よりも友人の安全を保障すること、そして災いの芽を根元から絶つ方が重要だ、という考えなのでしょう。


緊迫したシーンだけどちょっとぞくっとしてしまった

 次にシュヴルーズ同伴の下、元凶であるユーサーに殴り込みを仕掛ける場面です。先に言っておくと、これは明らかに私刑であり、出すとこ出せばまあ捕まるよねって感じではあります。シュヴルーズが黙認してるのは千織からの情報提供があり互いに協力関係にあるから、ということらしいのですが、いちファッションデザイナーと警察隊がバチバチに癒着してて「それでいいのか公権力」とは思いましたね……。
 まあフォンテーヌは立法・司法・行政が全てヌヴィレットの周りに集約されているという、民主主義国家が見たら泡吹いて倒れるレベルの問題を抱えている……というより、裁判が大衆の見世物と化していたり、かつそれが国家全体のエネルギーの源とされていたり、NPCがやたら牢獄送りになっていたり、凶悪犯だろうが窃盗犯だろうが等しく地下牢にぶち込まれた挙句、地上に戻りたくないと言い出す輩までいたりなど、水没の予言以外にも国が抱える問題が散見されたため、ぱっと見は法治国家でもその実態は腐りきっているという描かれ方は案外意図されたものなのかもしれません。

 話が逸れましたが、とにかく千織さんはやりすぎてしまい、結果、翌日の新聞で「千織屋は犯罪者が集う裏社会の黒幕である」という旨の記事が出されてしまいます。もちろん荒唐無稽なデマなのですが、全体の悪事で見たら9:1ぐらいでユーサーが悪いとはいえ、公道で私刑を敢行した千織が世間から悪印象を持たれるのはまあ因果応報だとも思います。

〈余談〉千織がユーサーへの対処を警察隊に任せなかった理由
 いろんな方の感想を見ていたところ、「なぜ千織はユーサーの件を公的組織に一任しなかったのか?」という疑問を見かけました。一応任務内で、ユーサーに正式に処罰が下るまでには時間がかかる、証拠不十分の可能性がある、ファッション祭目前であるため大事にしたくない等の理由が千織本人の口から語られていますが、一番の理由は他にあると私は思っています。それはまた後ほど。

 千織さんも自分の行動にある程度の非があることは分かっているようで、普段懇意にしているアクセサリー店が一時的に商品を卸すことをやめると宣言しても、強く食い下がったりはしませんでした。

 ただ、自身の失態で千織屋の看板に傷がついたこと、ファッション祭への出品が絶望的になったことはやはり千織さんにも堪えたようで、”気分転換”をしにフォンテーヌ廷の外へ出ていました。

心なしか千織さんの肩が小さく見える

 本人は落ち込んでいないと言ってますが、これは半分正しくて半分違うのかなと思いました。千織さんの性格を考えると落ち込んでいるというよりも、マイナスな出来事が重なったから切り替えに来ているという自己認識なのでしょう。
 ですが、エローフェから”千織がここへ来るのは気分がすぐれないとき”と言われていたり、子供の頃の思い出や自分の夢などをまるで自分に言い聞かせるようにぽろぽろ語ったりと、明らかに普段とは違う様子が見て取れます。
 なので、折れないよう強がっているというわけではなく、自身が落ち込んでいるということにすら半分気づいていないという方が正しいのかなと感じました。自分の芯を曲げず、一切ブレずに走る千織さんは、内に潜む弱気な自分をも叱咤して立ち上がってきたのだと思います。また、だからこそ落ち込んでいるという心の状態が本人の意識の及ばないところで表出しているのではないかなと感じました。

 この鈍感というか頑固というか、愚直なまでにまっすぐな千織さんが、私にとってめちゃくちゃに刺さりました。序盤の綺良々への応対も、「私には配慮は必要ない、全部真正面から突破する」という彼女の信念に基づくものであり、その一本気な気質から来る煩わしさや生きづらさを嘆きつつも、全てねじ伏せて「これが私」と自分に言い聞かせる千織さんは、ファッションデザイナーという器用さが求められる職業とは裏腹にものすごく不器用であり、人間としてある種の未熟さを抱えていると言えます。個人的に、原神って達観しているキャラクターが多い(大体漆黒の厄災のせい)と思っているので、その中でこうも突き抜けて未熟なところがすごく愛おしいと感じました。

 それ以外にもこのシーン、一枚絵のカットが連続して挟まれていたり、興奮して声がうわずっていたりなど、微妙にこちらをくすぐってくる描写が多かったです。

ここからずっと海の中でもはしゃいでてかわいい

 特にこのはしゃいでるシーンでは、千織さんがもつ生来のクリエイター気質を垣間見ることができるうえ、さっきとは打って変わって弾んだ声で旅人とパイモンを引っ張っていく様子に「女の子」感がにじみ出ていて、普段とのギャップがめちゃくちゃ良かったです。あとから見返すといろいろ気づくことも多いので、このシーンはかなりイチオシです。


 この後、ナヴィアやシャルロット、リネリネ兄妹が千織屋に駆け付け、ファッション祭に向けた準備と、ユーサーを正式に訴訟するための計画を練ります。少し前のラティシアのドレスの件やここらのやり取りを見ていると、千織さんは性格が悪いというよりは性格がキツいと言った方がやはり適切な気がします。シャルロットから「千織さんのやり方は…たまにちょっぴり極端」と言われている辺り、気性が荒いのは間違いないでしょうね。本人は否定してますけど笑。 SNSは向いてないタイプだと思います。
 まあ、私としてはゴシップにすぐ流されたり、裁判傍聴中でもコロコロ意見変えるフォンテーヌ民も大概だと思いますけどね……。魔神任務や世界任務でも「ええ……」ってなるNPCが結構いたので、上で述べた国の問題と同じく意図的にそう描いてる可能性は高いです。

 権力に屈したくない、型に嵌められたくないというのは生来の気質でしょうが、妬み嫉みや誹謗中傷に対して苛烈な反撃を行うのは、かつて稲妻で抑圧されていたことも影響してるのかなと思ったり。PVの「自身の夢を守り、反抗を芸術に変える」「他人に間違ってるとは言わせない」っていうセリフからもそれが読み取れます。


 ファッション祭の準備のめどが立ったところで、ユーサーの工房へ反撃材料を探しに行くことに。そこでは、ユーサーがかつて千織さんの経営パートナーだったことが明かされます。

袂を分かった二人。代わりに千織は「たもと」を作ったのだろうか?

 同時に、ユーサーが販売している衣服は全て劣悪な環境下で製造されており、商品として売り出してはならない代物であることが判明します。

 同じ夢を追っていた仲間は、今や自身の障害となっただけでなく、かつての夢も職人としての誇りも投げ捨ててしまっていた。千織さんにとってユーサーが「かつての仲間」から「排すべき障害」へと変わった瞬間でした。

 しかしながら、この期に及んでなお千織を害し、夢を貶すユーサー。数々の詭弁を千織さんは一蹴しますが、それでも彼に反省の色はなく、ついに一線を越えてしまいます。

銃弾を脇差で叩き落とすファッションデザイナーの図

 以前友人である綺良々を襲い千織さんは激怒したのですから、同じく千織さんの協力者であり、友人である旅人に対してもそれは同じことでしょう。堪忍袋の緒が切れた千織さんは容赦なくユーサーをねじ伏せ、一連の騒動は幕を下ろしました。


 余談ですが、このシーンでは千織さんの本心らしき部分が断片的に語られます。

わざわざ「協力関係」と表する辺りが”らしさ”を感じる

 口調こそ冷たいですが、発言とこれまでの動向をつなぎ合わせると、千織さんはユーサーに対してずいぶん寛大な対応をしていたようです。ユーサーはこれまで執律庭から警告を受けることがあったようで、その時点で叩けば埃が出たでしょうから、被害を受けていた千織さんが彼をメロピデ要塞に送ることも容易だっただろうと考えられます。が、もしそうなれば、彼の今後のデザイナー人生は絶望的なものとなってしまいます。それを口頭注意や私刑で済ませていたのは、ひとえに千織さんの温情であり、かつての仲間に対してふたたび立ち上がってほしいという願いもわずかながらに込められていたのかもしれません。

 しかしユーサーは既にデザイナーとしての矜持を捨て去っており、あまつさえ二度も千織さんの友人に手を出してしまいます。かつてともに夢を追った彼の姿はそこにはなく、もはやただの犯罪者と成り果てたユーサーに、千織さんは引導を渡します。

Pay For One’s Sin!

 そしてそれはきっと、これまで彼を野放しにし、友人を危険に晒してしまった千織の自身へのけじめなのでしょう。旅人とパイモンの力を借りることなく自らの手でケリをつけたいという意志、それが「私が直々にあいつを懲らしめてやらないと」というセリフによく表れていると思います。


 ユーサーの処遇も大方決まり、ファッション祭も大成功を収めた千織さん。ドタバタがすべて落ち着いたところでナヴィアが打ち上げをしようと提案します。

 みんな打ち上げ会場へ向かいますがしかし千織さん、ここで旅人を呼び止めます。なんでも渡したいものがあるようで、「景色の良い場所」で待っててほしいとのことです。

 ここ、ちょっとドキッとしました。トーン自体は特に普段と変わらないんですけど、これまでずっと誰に対しても態度が変わらなかった千織さんがここにきて旅人に特別みたいな空気出してくるのずるいです。

 事情を聞くと、新しく作った千織屋ロゴのブローチを渡したいということでした。なんでブローチ?と思って調べたんですが、贈り物としての意味合いは特にないみたいです。お店のロゴが入っている無難なアクセサリーというチョイスでしょうか。もしかしたら、これからもご贔屓に(仲良くしてね)という意味もあるかもしれません。


 騒動の振り返りをする一行。一番の功労者は千織だとパイモンが褒めるも、千織さんは仲間がいてくれたから成し遂げられたと言います。

 千織さんも、自身の気性の荒さは分かっているけれど、それを曲げたくはない。曲げられない自分が困難にぶつかったときに助けてくれるのは周りの仲間たちなのだと知っているのだと思います。口では「協力関係」だなんて言ってますが、その行動の節々には単なる損得勘定以上のものがにじみ出ていることからも、それを察することができます。というより、ユーサーに対してもあの対応ですから、案外身内には甘いタイプだと言えます。雷鳴の裁錦師などと呼ばれ、一部では恐れられているけれどなんだかんだ情には厚い女性、それが千織さんなのです。


 ところで。

 パイモンが(周りの人間がいないところで渡せばいいだけなのに)わざわざ「この場所」で待ち合わせした理由を尋ねても、あえて答えずそのままブローチを渡してきたり、

 やり取りに一段落し、パイモンが打ち上げに行こうと提案すると「もう少しだけここにいたい」って言ったり。

 ……なんというか、ヒロインの波動を感じました。刻晴・綾華・ニィロウに続く四人目の星5片手剣ヒロイン爆誕の瞬間です。一応、本人にそのつもりはないというか、自覚はないんだと思います。ただ、普段が普段なだけに解釈の余地がありますよね。個人的には好意を全面に押し出すより、こういう行動言動に自然と表れてくる方がタイプです。その点でも千織さんはドンピシャでした。


皆が今宵を語るとき

 全体を通しての感想ですが、まずめちゃくちゃストーリーが良かったです。こういうキャラストって基本メインのキャラが活躍することがほとんどなイメージがあるんですけど、この伝説任務はまず最初の大きな部分として千織さんの失態があります。それを払拭するために奮闘するストーリーというのは斬新だと思いました。千織さんが清く正しくという性格ではないのもあって、1から10まで勧善懲悪ではなく、かといって千織さんが悪辣なムーブに走るわけでもなく、譲れない一線はきちんと引いていてまとまりがあると感じましたし、ぱっと見前評判通りの意地の悪い女性に見える千織さんがよく見るとそうではなく、見せ方のギャップがすごく良かったです。

 また、ストーリーにほのかにペルソナ4、ペルソナ5の香りを感じました。あんま説明するとペルソナ側のネタバレになるんで伏せますが、主人公とライバルの対比構造とか、理念の違いがそれっぽいな〜と。特にペルソナ5 の主人公は作中「己が信じた正義の為に、あまねく冒涜を省みぬ者」と言われており、千織さんも似たような価値観を持っています。千織さんの信念は「抗争と変革」であり、フォンテーヌがフランスモチーフであることを考えると、やはりペルソナ5 の主人公(+アルセーヌ)がコンセプトモチーフに用いられているような気がします。
 それ以外にも、ファッション祭のムービーBGMがペルソナ4のspecialistと曲調が似ていたり、元素爆発のカットインがペルソナ5のshow timeカットインに似ていたり、元素スキルでペルソナ召喚できたりと、ペルソナを意識してそうな部分は各所にあります。

 まあこじつけといえばこじつけなんですけどね()


 あと全然関係ないんですけど、パイモンが始めと終わりで千織さんに2回も子ども扱いされてたのが気になりました。伏線か?


千の雲で彩なす羽織

 やーっと伝説任務の感想終わりました。もっと書きたかったんですけど、結構長くなったのと書いてる途中で体力なくなっちゃったので、ここらで終わりにしておきます。
 ここからはキャラクター性能の方を少しまとめたいと思います。といってもライト勢のあっさい所感ですが……。

 一言でいうなら岩元素の八重神子ですかね。反応がないぶん素の倍率は高めで、雑に火力出してくれる印象です。とはいえあんまり壊れてる印象もないですね~。フォンテーヌのインフレの中では調整を慎重にしすぎてるとは感じました。 

 ぱっと見た感じ多くの人が岩パのサブアタとして使っているようですが、私はちょっと違うことを考えていました。千織って倍率が攻撃と防御を参照するので、攻撃バフと防御バフの恩恵を両方受けられるんですよね。そこが既存の防御参照岩キャラとの違いだと思います。なので、”岩パにも入れるし他元素とも組める”というのが千織の強みかなと。ただし、スキルを完全に活かすためには岩創造物が必要で、1凸で条件が緩和されるといいつつも岩キャラ一人は必要なので、組むにしても千織+岩+他元素2が限界のラインになります。
 で、この岩2・他元素2のパーティを要求するキャラがもう一人いて、それがナヴィアなんですよね。ナヴィアは炎・水・雷・氷のいずれを二人入れると天賦が最大効果を発揮しますし、かつ岩耐性ダウンのために岩キャラ一人は欲しいです。そのため、ナヴィアが最大火力を放つには岩2炎2(炎共鳴)のパーティが理想になるのですが、この岩枠に千織(特に1凸以上)を放り込むとうまい具合に噛み合います。千織はスキルポン置きで裏から火力を出しつつ岩追撃で結晶と粒子を供給し即座にナヴィアに交代、ナヴィアのスキルDPSと爆発回転率が向上します。さらにナヴィアのスキルCT中には千織が表に立つことができ、炎共鳴やベネット爆発なんかも無駄なく活用できます。
 ……まあ千織のスキルはスナップショットではないので、ベネット爆発が活かせるかと言われれば微妙ですけどね。おまけにナヴィアと組むなら1凸必須ですので、なんかこう微妙にかゆいところに手が届いてない……。今のままだと最近のキャラの中では結構控えめな性能してるので、4.5実装キャラということで炎神と何らかのシナジーがあるのかなという気はします。

 過去の傾向を見ても

1.5エウルア(爆発80族と氷+物理)→雷電将軍(超電導と願力)
2.5八重神子(雷元素と熟知天賦)→ナヒーダ(激化と熟知バフ)
3.5ディシア(被ダメ肩代わり+回復)→フリーナ(全体自傷とテンション)

といった感じで.5キャラは次の国の神とシナジーがあるような設計になっているので、千織も同じようなパターンである可能性が高いです。

 加えて、これまでの神の性能は

風神:風域+集敵
岩神:岩創造物+シールド
雷神:チャージ緩和(+爆発CT短縮)
草神:熟知バフ
水神:回復・治療バフ+ダメバフ

であり、氷神は十中八九会心サポーターだと考えられる(氷共鳴・氷風4セット効果・ロサリアなどから氷は会心がテーマ?)ので、炎神用に残されたサポート能力はHP・攻撃・防御バフ、攻撃速度バフ、元素耐性などしかありません。このうち、元素耐性はシールドの下位互換であり、攻撃バフは炎神ことベネットが所有していますので、ナタの神が攻撃バフのみを持ってくるということは考えづらいです。ナタは戦の神ということですので、恐らくHP・攻撃・防御の三つ「基礎ステータスバフ」を持ち合わせているのではないでしょうか。これは攻撃と防御を両方同じくらい参照する千織にぴったりのサポート能力です。
 ちなみに、基礎ステータスを複合参照するキャラは千織以外にも綾人、ディシアなど一定数いるので、そういうキャラがナタでまた活躍できるのかなと個人的に期待していたりします。

 攻撃速度バフは……どうなんでしょうね? 炎神が基礎ステバフ3つ持ってるとしたら、速度バフまでつけるのはやりすぎな気もしますが……。千織は片手剣なうえ通常の振りが早く、スキルの効果で通常でも戦えるようになっているので、もしあったら化けそうです。というより、今のままだと完凸以外の通常はほぼ使い道ないので、何らかのテコ入れはされそうですよね。
 ちなみに、速度バフは綾人も活かせます。炎神は綾人とも相性がいいのかもしれません。

 まあフリーナが全体ダメバフもってきたんで、炎神にもそれくらいは期待したいところです。バフの仕様次第では千織さん一気に化ける可能性があるので楽しみです。

 そんなわけで、今は千織さん弱いって言ってる人多くてちょっと悲しいですが、恐らくナタで強化されるし千織さんの良さを分かってるのは私だけ!と優越感に浸っておくことにします。


あとがき

 ここまで読んでくださりありがとうございます。いるのか疑問ですが 毎度のごとくとんでもない長さなので読みにくいよなーと思いつつも、千織さんのここが好きだ!というポイントを列挙してくとそれはそれは長くなってしまいました。
 最初の方でも述べた通り、千織さんは性格がキツいせいで苦手な方も一定数いると思うんですが、性格のキツさは信念の裏返しであり、周りの評判ほど苛烈ではないということ、そして身内には相当甘く意外とかわいい人なんだよということが伝わればうれしいです。

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