スマホと退屈の等価交換
情報化社会としてスマホの普及が進んだ現在。
前から来る人の手にはスマホ、電車の椅子に腰掛けて俯いた形で覗き見る目線の先はスマホ、仕事の休憩時間や映画館などの待ち時間でもスマホ。
どこもかしこもスマホに注目している人が多い。
実際退屈のしのぎになるのだから仕方ないと思うのだが、一度触ればドラッグのように夢中で画面に釘付けになってしまうのは現代に甦りし魔術の一種と言っても過言ではない。
正直いうとスマホに時間を奪われ始めてから何もない退屈な時間が苦痛でしか無くなった。
散歩にも、車の運転中も、部屋の片付けや掃除、料理中でも使うほどだ。
そして時間がないという焦燥感に駆られる負のスパイラル。
私はなんとなく思い至り一度スマホをタイマーボックスの中に入れて休日を過ごしてみることにした。
退屈な気分になるとなんとなく部屋で流していた配信動画やオーディブルもつけずに淡々と過ごす。
結果として情報のシャワーが無くなった分、時間に対する焦燥感も消え失せり退屈になる時間も減った。
私もスマホ依存という現代病に罹っている一人だからこれを機に薬抜きをして人生をより有意義にしていくのもいいかもしれない。
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