マイナーパで3桁を取る考え方
ある日の私は悩んでいた。
カイリュー。言わずとも知れた600属である。
マルチスケイルを利用した有利対面への後出し。そしてすぐ積む。かと思ったら炎の渦型のガイリューまだ湧いてくるのだ。
詰みリセットは対面操作技が有効だが、必ず後攻になる。だからレッドカードが必要だったのだ。つまり持たせるならカイリューのようなマルチスケイルを持ち、ミミッキュかコオリッポ、頑丈持ちのいずれかが選択肢だった。
そしてバインド効果に対して無効のゴーストタイプが望ましかった。そういうことである。
ここで私のミミッキュについて少し紹介しようと思う。最遅厳選したABぶっぱのんきである。技はトリックルーム、くさわけ、のろい、道連れで持ち物は先にも触れた通りレッドカードである。(現在は同じ運用で努力値と技構成を少し変えている)
では何故道連れトリックルーム採用なのか。これも簡単である。そもそも詰みをリセットできた時点で十分な仕事をしているのだ。イカサマも覚えない。それでも欲を言うなら一匹持って行きたい。だからこその道連れだった。
剣盾ではあまりみられなかったが、道連れと優先度の低い技の組み合わせは比較的古風な戦略である。
トリックルームの採用理由である。
ちなみにがんじょうでトリックルームを使えるのはメレシーくらい?ガムシャラを覚えてくれれば似たようなことが出来たかもしれない。
私は基本的に縛りプレイを自分に課している。その関係上、素早さの種族値が足りないことが多いのだ。そこにこのトリックルームというのが絶妙に相性が良かった。
これは種族値が殆ど関係ない戦略である。
ミミッキュはジハーディ・タカシというチャンネルに寄稿して使って貰っているので是非。
これ以外だとトリトドンがある。トリトドンはタイプも優秀な上に貯水にしてチョッキ持たせてCDぶっぱすればカイリューにもハバカミにもある程度役割が果たせるのである。特に私のパーティに重かった物理受け水ロトムに何もさせないのもよかった。
種族値の関係で採用したのはワルビアルとケケンカニである。ワルビアルの選択理由は単純だった。スカーフを持てばドラパルトを抜けるポケモンの中から選択した。最終的には1匹倒した後の自信過剰込の火力が最速ドラパルト抜きの中で最も高かったからという特性込の採用にはなったが。(当時は環境にドラパルトが多かった)
こちらも寄稿して使ってもらってるので是非
ケケンカニはもっと単純だった。ディンルーに困っていたのでA種族値ランキングを見ただけだった。そして試し環境上位のポケモンを想定しておよそ30通りほど試しながらダメージ計算をしたら芸術的なバランスのケケンカニができあがった。
寄以下略
明確な調整はそのまま役割の明確化に繋がる。下記ではレンタルパの関係上分かりやすくぶっぱ調整のポケモンのみを使用しているが、基本的には種族値で採用するのであればどの種族値に何故それだけ振ったかを余りなく答えられた方が良いのではないかと考えている。
テラスタルシステム導入について、環境当初、最も輝いたのは炎テラスタルキラフロルだった。みんながサーフゴーを使っていたのだが、まあ全員揃って後出しを躊躇なくして来る。
テラスタルこそ切るものの無条件で1匹持って行けるだけで非常に優秀だった。しかしながら環境が変化していき、今や攻めではなく、守るためのテラスタルのバリューが上がっている。
となるとどうなるか。テラスタルを切らせやすい圧のあるポケモンと、耐久ポケモンのバリューが上がるのだ。(ただし耐久ポケモンのバリューが上がるのはお互いラストタイマンの時くらいな気がしている)ここでいう圧のあるとはパオジアン、カイリューやガブリアスのような単純な高火力高速アタッカーではなくムクホークやテツノブジンと言った優秀な技範囲の高火力アタッカーである。先に述べたキラフロルの例ではテラスタルより1匹のバリューがあるような書き方をしたが、現在は逆転の芽を摘むという意味でテラスタルを強要するバリューの方が高いと思っている。シグマさんというランキング一位の方の構築記事を元にジハーディ・タカシがテツノブジンを使用していたが、テラスタルを強要した上に1匹持って行けるのは非常に強い。
というか結論としてはランクマ上位の人の動きを見て疑似的にマネできないかを模索するのがいちばん早いのかもしれない。
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