春の訪れと梅の花
春の魁《さきがけ》の花
冬の寒さを乗り越え、春を真っ先に彩る梅の花。
春の温もりを感じながら、近くの公園に出かけてみました。
梅の花の豊富な色合いを愛でながら歩く公園には、色とりどりの梅の木が並んでいます。
その一本の梅の木を見ると、光の透過する花びらとたくさんの花粉をつけた雄蕊《おしべ》、中央にガクと雌蕊《めしべ》が花よりも大きくせり出しています。
つまり、これが梅の花の特徴です。
花を撮るときのポイント
一つの木にたくさんの花をつける梅の花、一本の木を撮ると、花は小さすぎるので、形の良い、光を受けて気に入ったものを撮ります。
そうなると、近接撮影になるので、ピントの合う位置は少なく、ほとんどがボケてしまいます。
私は、花を撮るときに雌蕊や雄蕊にピントがくるようにします。当然、花弁はボケます。
この他に、こんな撮り方もあります。
それは、「深度合成」という方法です。
三脚にカメラを設置し、画角を決め、ピントの合っている場所を変えて数枚撮る。これを「Photoshop」などのソフトで合成する方法です。撮り方や枚数などにもよりますが、手前から奥までピントのある写真にすることができます。
梅の近接撮影で、手前、中、奥と花があったら、それぞれにピントを合わせ、三つの花すべてにピントの合った画像を作れます。
「オリンパス OM-D E-M1 Mark III」などカメラ内で合成ができるものもあるようですが、使ったことはありません。
梅の花の効用
梅には疲労回復効果があると言われています。
「クエン酸」は乳酸が増えるのを防ぎ、分解して排出し,疲労のもとを身体に残しません。
胃酸の分泌を促して消化吸収をよくし、食欲増進になります。
さらに、食中毒を起こす細菌の増殖を防ぎ、殺菌効果があります。
実だけじゃなく、梅の花も消化不良やのどの渇きに良い薬だそうです。
香りにもいろいろな効能があるそうです。
※シニアカメラマンに。
ピントが合わせずらいとき、私は液晶モニターで合わせます。
モニターを隠すほどの大きなルーペを使うと、外光が入らず見やすくなります。さらにモニターを少しだけ拡大してみると合わせやすくなります。特に私のようなズームレンズを使っている場合、重宝します。
※「深度合成」とは、複数枚の画像をピントの合っている部分を変えながら、撮影し、のちにそれらの画像を合成し、全体的にピントの合った画像にする手法。
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