母の面会へ㊵

今日は、午前中に母の面会に行って参りました。

母の居室に着いた時、母は看護師さんに目薬を点眼して頂いていました。白内障の進行を遅らせる点眼薬です。
私「ちょっと買い物へ行く？」
母「そうやなぁ。」

先ずはスーパーへ。店内を母の乗る車椅子を押しながら、くまなく見て廻りました。
母「こないだ買おた、胃の負担を和らげるって書いてるヨーグルトドリンク買おうかな。」
私「あれは、スーパーには無くて、ドラッグストアに行ったら売ってるから、ドラッグストアへ行こか。」
スーパーでは何も買わずに、ドラッグストアへ向かいました。ドラッグストアへ向かう途中、母と喋りながら車椅子を押していました。

母「昨日、シーツの交換あって、部屋から出て交換終わるの待ってる間、隣の部屋の人と喋っててん。」隣の部屋の方は、3階建てのお家に住まわれていたそうで、今もそのお家に息子さんとお孫さんが住まわれているそうです。母は、その方に自分は賃貸マンションで一人暮らしをしていて、マンションを退去しなければならなくて、服等を沢山処分した事を伝え
母「3階建てのお家やったら、沢山物が置けるからいいね。」と言ったんだそうです。

その話を聞いて、少し胸が痛くなりました。あぁ〜母は、服類を捨てたくなかったんだなぁ、と。でも、捨てたと言っても、全部捨てた訳ではなくて、全体の量のごく一部しか捨てていません。残りは４畳のトランクルームを借りて、そこに置いておく様にしたのに…母は、昭和一桁世代なので、とにかく物を捨てる事を嫌います。でも、４畳のトランクルームに入るだけしか置いてはおけないから、やむを得なかったのです。

以前俳優の高橋英樹さんが、お嬢さんの真麻さんの為に終活をして、沢山の所有品を処分された、とニュースで聞いた事があります。母にも、高橋英樹さんを少し見習って欲しい気持ちもありますが、無理強いは出来ないので、母本人の気持ちに任せる外ありません。

その後、胃の負担を和らげるヨーグルトドリンクを買って施設へ戻りました。
施設では、既にお昼ご飯の時間で、今日のメニューはカレーでした。
母「カレーか。やったー。」
母が元気で食欲もあって、本当に良かったです。