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母の面会へ㉓

母は、麻雀が大好きで、以前通っていたデイサービスでもやっていて、麻雀ゲームも家で楽しんでいました。その麻雀ゲームを、母が入所する施設の居室に昨日持って行ったのですが、ゲームを置く場所が無くて、母宅にあった台を今日は届けに行って来ました。
到着しますと
母「今日は、お昼からよう寝ててん。」と。
私「昼間に寝たら、夜に寝れなくなるよ。今日は、昼間のレクリエーション無かったん?」
母「無かったんとちゃうかな。」
帰り際、スタッフさんにお聞きしますと今日は急にお休みされたスタッフさんがおられたそうで、レクリエーションは急遽中止になったそうです。スタッフさんに、母が昼夜逆転しがちである事をお伝えし、レクリエーションがある日は出来るだけ起こして欲しい旨を、お伝えさせて頂きました。明日は、運動のレクリエーションがあるようです。母は、楽しみにしていました。

そして、母なのですが、施設入所前は私と出掛ける際には、殆ど車椅子に乗りっぱなしで歩こうとはしませんでした。なので、施設入所後も移動は車椅子なのだと思っていましたが、予想に反して歩いて移動しているそうなのです。何故私との移動は車椅子で、施設では徒歩なのか?その謎が解けました。母の居室は4階にあり、食堂は1階にある為、1日3回食堂迄移動する必要があります。車椅子での移動だと、一度に多くの人数はエレベーターに乗せられない為、食堂で待たされるそうなのです。母は、超せっかちで食事が終わったら、とにかく早くお部屋に戻りたいそうで、食堂で待たされるのが「うっとおしい」そうなのです。待たされる位なら歩いていち早く部屋に戻る方を選んだ、という訳でした。いくら私が「心臓の為にも歩いた方がいいよ。」と、口を酸っぱくしても歩かなかった母が、自分の必要に迫られたら歩く様になるんだ、と改めて知りました。そして、施設に母をお願いして本当に良かった、と心から思いました。

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