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介護の話をします。介護職になって3年経過しました

なんで利用者に暴言を吐くのか?

人員不足で忙しい、サービス残業も発生したりと、通常業務に追われて余裕が無いのはわかる、イライラしたり頭に来ることだってあるけど、だからと言って暴言を浴びせるのは違うんじゃないか。

ため息つきながら対応したり、無言で車椅子を押したりする人もいる。

利用者が頼れるのはそこにいる職員だけ。

様々な理由で利用しているのは分かっているはず。
だったら尚の事、手助けをするのが当たり前だと思う。

過剰な介護はかえって利用者の為にはならないから、出来ることは自分でやってもらう。
この時に語気を強めて
 『自分でやって!出来ないの!』
と、言ってしまうと利用者は萎縮してしまい、逆に何もしなくなる。

声をかけて手伝いを求めてきたということは、少し気持ちが後退しているか、やる気がいまいち出てこないから。

だから、一緒にやってみるとか、声かけて側で見守るとか自力で出来るように繰り返し対応したい。

『ありがとうね。助かったよ。』

と言われた方がこちらも気分が良くなる。

認知度の有無はまた別だが、認知度があろうがなかろうが、高圧的な態度で接するのを見ると悲しくなる。

施設の中は介護する側と介護される側という図式になるわけだが、これを介護職は偉くて正しいというような図式に変換してしまっている。
『私達は大変なの!言うこと聞いて!』
こんなセリフ、ホントに介護していると言えるのか。

相手は人間で、しかも自分たちより紆余曲折の人生を歩んで来ている。学ぶ事が多い。敬意を持って接するべきである。

友達のような関係になったとしても、やはり敬意を払うべきで決して相手を見下した自分本位の接し方は介護職としてあってはならない。

利用者は普段の生活を普段どうりに普通に過ごしたいと思っている人が多い。だから、こちらがそれのサポートをする方が健全だし、余程助けになるのでは無いかと思う。厳しい躾は要らないと思う。

昨今の虐待のニュースを見ていると胸が苦しくなるし自分はそうはならないようにしたい。

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