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詩作47 いるだけいてね燕さん

僕らの家の片隅に

巣だった燕さんが住んでいる

旅立ちの南東インドネシアまで

力をつくて故郷なる安住を願う

飛び立つ光の彼方へと

君はいつてしまうのか

日中日没まで懸命に働き

夜にはちょこんと佇む可愛さ

ねえねえ燕さん

雨の日くらいは休んで

ゆっくりされては如何です?

人の気も知らないで知らんぷり

飛び虫食べて有難い

嗚呼嗚呼燕さん燕さん 

いるだけいてね燕さん

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