【大奥第三話】今日の舘様ポイント！

第三話においてそれぞれの想いが深く描かれる中、多くは登場せずとも確かな気配を残す舘様演じる松平定信。家治に子供ができなければどうなるのか、という問いに対して名前の上がる定信。将軍となる可能性を秘めているということがわかるとともに、色男だと称されて、見ているこちらとしては悪い気はしない展開に。

しかしながら、定信の視線の先にあるのは、倫子なのでは、と思える描写が出てくる。久しぶりに倫子と対面したときの幼さを宿した輝いた笑顔と倫子のことを話すときの穏やかな眼差し。幼い日に倫子にトンボを見せたのは定信だったのでは…と考えてみたり。政治的なライバルでありながら、家治とは恋のライバルにもなり得るのだろうか。

凛々しさを讃え、逞しく君臨する定信の、ただ1人の人としての優しげな表情。政治や権力から離れた穏やかな眼差しは、「この人もしかして」と思わせ、ほわほわとした雰囲気が漂っている。定信がこの先どのように家治や倫子に関わってくるのか、非常に楽しみである。

※城からの報告を受けているのは、倫子を守るため？