木更津トライアスロン2024

6月30日に開催された木更津トライアスロンに参加してきました。
昨年にデビューしてから2回目のトライアスロン。しかも半年以上ぶり。当日はバイクラックが倒れるほどの強風が吹き荒れ、内容的にはダメダメだったものの、運も味方してそれなりの結果になったと思います。


【スタートまで】

前日は木更津市内のネットカフェに一泊。
当日は6:40までに受付をしなくてはいけないため、朝5時に起床。朝食を調達して駐車場へ。白いTシャツなのに何故かミートソースパスタを選んでしまい、恐る恐る食べてから準備をして自転車で会場へ。

受付を済ませたらそのままトランジションエリアに直行し、トランジションの準備。
審判から「風が強くなる予報だからヘルメットは地面に置いたほうがいい」というアナウンスがあったため、通常ならバイク上にセッティングするものを全て地面直置きに。
これが後のミスに繋がることになるとは…。

集合時間になったのでウェットスーツを着て集合場所へ。
周りがみんな速そうで尻込してしまう。というか、トライアスロン2回目だってのになんで第2ウェーブスタートなのか。あれどうやって決められてるの?
アミノバイタルの青と赤をもらえたのでその場で飲み干し、計測チップを着けているとスタート地点で開会式が始まっていた。

さらっと開会式が終わったら第1ウェーブと第2ウェーブの試泳がアナウンスされた。
もう始まってしまう。とにかく緊張がすごかった。

【スイム】

ポンツーンから順次海へイン。
牡蠣殻がすごいらしいので脚を着かないように気をつける。
数十メートルほど試泳したらフローティングで待機。……え?このままスタートまで待機なの?10分以上あるんだけど。

恐る恐る足を伸ばしてみると…あ、足着いた。でも、明らかに砂じゃない感触。ヌメっとしている。
気持ち悪いし、いつ牡蠣殻を踏んでしまうかもわからないので、なるべくフローティングするように待機。
先にポツンと第1折り返しのブイが見える。遠いなぁ。

第1ウェーブのスタートを見送り、5分後に私を含む第2ウェーブもスタート。
一斉スタートだけどもかなり横に広がっていたので、特に激しいバトルもなく泳ぎ出す。

コースは750mを2周回。途中の上陸はない泳ぎっぱなしの1500m.
前回参加した大会は300m毎に上陸(しかも短縮で900m)だったので、とにかく泳ぎきれるか不安。

スイムの目標は「普段通り」
前回、初めて参加したトライアスロンでは慣れないオープンウォーターでキックや息継ぎがちぐはぐになってしまったので、今回は落ち着いていつも通りのスイムができるように。
1/3呼吸2回にヘッドアップ1回をベースにし、キックは2ストロークをしっかり意識して。波やバトルがあっても落ち着いて。

これがうまいこといってスイムは終始いい感じに。
オープンウォーター対応の腕時計を持っていないので感覚でしかないものの、そこまで大きな蛇行もしなかったのでは。
追い抜きこそすれ追い抜かれた感覚はあまりなく、第1ウェーブの人達も何人か追い越してスイムアップ。
強風で波がたっており水もそれなりに飲んでしまったが、初めての海で30分切りで泳ぎきれた。

【バイク】

トランジションへ向かう道中、前走者が歩いていてなかなか追い抜くことができない。
どいてよー。なんて思っていたら察してくれたのか走り出してくれた。

トランジションでバイクの準備をするも、全部地面に直置きなのでごちゃついている。
ジェルを1つ分補給してバイクパートへ。

コースは木更津駐屯地の滑走路を含む特設コースを6周回する約38km.
コースに出た瞬間にもの凄いスピードが出る。これが綺麗な滑走路の力か!と思ったけどただ追い風なだけだった。

走っているとなんか違和感……あ!ゼッケン忘れてる!トランジションに置きっぱなしだ!
後に巡回中の審判から2周目に入る前にトランジションでゼッケンを着けるよう指示を受ける。
こんなところで仕様もないタイムロス確定。あーあ。

滑走路を折り返すと猛烈な向かい風。さっきより踏んでいるのに行きの半分しかスピードが出ない。周りもとても苦しそう。
ただ、こちらはエアロロードにDHバーを付けていた恩恵か、向かい風区間でもそれなりに追い抜いていた気がする。

滑走路区間を過ぎてもコースは全体的に向かい風基調。
ランに備えて心拍を落ち着かせたいのになかなか下げることができない。
下げようと思えば下げれるのだろうけど、そうするとホントに10km/h台になってしまいそうなくらい。
流石にそれはまずいので心拍高めのまま踏むしかなかった。

2周目に入る前にゼッケンを回収し、終始向かい風にうんざりしながら残り周回をこなす。
ラスト1週でマグオンの青ミカン味のジェルを補給したらめちゃくちゃ咽せた。
そんなこんなで平均時速は30km/hに届かず。あの強風でこの結果は果たして良いのか悪いのか。

【ラン】

あとはランを残すのみだが、明らかにバイクで脚を使い過ぎてしまった感がある。
シューズを履き替え、キャップを被ってランパートへ。

コースは駐屯地の滑走路内特設コースを4周し、最後は少し離れたゴールまで向かう約10km.私のガーミンだと約9.6kmだった。

走り出した瞬間にこれはダメだと悟る。脚の力が残っていない。
さらに、海水を飲んでしまった上にバイク時に水分を摂りすぎてしまったようで、微妙に気持ち悪いしお腹痛い。
そして追い討ちをかけるような爆風向かい風。
走り始めはキロ5分ペースで走っていたものの、ずるずるとペースダウンしていってしまった。

流石にキツいとはいってもキロ6分台までは落とさないように頑張る。もう脚が全然上がらない。
ここしばらくは10kmジョグしかしてなかったからか、脚の持久力が全くないことを実感。
もっと長い距離走ったりブリック練したりして地脚を鍛えなければ。

コース後半には昨日に降った雨で水溜りができていて避けることができず。コース途中の水掛けと相まって常に足がぐちゃぐちゃの状態で走ることに。地味に辛かった。

なんとかペースをキープして最終周回を終え、あとはゴールに向かうだけ。というタイミングで帽子が風に飛ばされて取りに戻るハメに。わずかだけど数秒のロス。

そのせいで後ろから来ていた1人に抜かれ、そのまま追い抜けずにゴール。
少しモヤモヤする内容だったので、ガッツポーズは控えめにした。

【ゴール後】

ゴールしたら流れでフィニッシャーメダルとタオル、参加賞の味付けのり等を受け取る。
しばらく休憩したらバイクをピックアップするためにトランジションへ。
向かう途中にスイムコースを見てみると風で海面が大荒れ。さらにトラジションに行ったらバイクラックが倒壊してるじゃないか…。
早い時間にでスタートできたのはある意味よかったのかもしれない。

スーパー銭湯で汗を流し、食堂で遅めの昼食をとっていると、もう個人記録の速報が見れるとの情報があったので早速確認。まぁこんなもんでしょう。
やはり、バイクとランの(相対的な)遅さをスイムだけで補った感じ。バイクとランはもう少し頑張れた気がするので、まだ伸び代はあるということで。

渋滞に巻き込まれながら帰宅。その日の夜には既にリザルトの速報が出ていたので恐る恐る確認してみると…あれ?あれれ?思っていたより順位がいい。上位30%に入っているじゃないか。
今回の私のタイムを昨年のリザルトに当てはめてみると半分より遥かに遅いので、今回がいかに過酷な環境だったかがわかる。そう考えると、やはり第2ウェーブでスタートできたのは幸運だった。


【感想と反省】
何よりT1でのゼッケン付け忘れという凡ミスをまず反省。あれだけで数分はロスしてしまった。
トランジションの動きをルーティン化するなどして、忘れることのないようにしたい。

そして圧倒的な練習不足。バイクもランも以前よりはるかに練習量が少なかった。
最近は「ダルい」「時間がない」と言い訳してサボった日が以前より多かったと思う。
ダルさに関してはもう少し体調管理を意識して生活すること。暴飲暴食、睡眠不足が酷かったので、このあたりは意識して改善していきたい。
練習時間については、時間に1時間以上余裕がないとサボってしまっていたので、時間が僅かしかなくてもできることをやっていくこと。筋トレだけでも坂道ダッシュだけでも、出来ることはたくさんあるはず。



次は7月半ばの東京・海の森トライアスロン。恐らくとてつも暑いと思うので、それまでにどれだけ身体が慣れてくれるか。
間が2週間しかないため体力的な向上は見込めないので、今回のような仕様もないミスを最小限にし、少しでも良い結果が出せるようにしたい。

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