![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80456566/rectangle_large_type_2_1e1c5fb7e6003583aa3669e5ae96c552.jpeg?width=1200)
太陽
1997年8月5日(火)
何かを噛みしめていた気がする。味わっていた。
それから目をつむった──見えた──田んぼが、走る列車のガラスがない窓の外に広がっていた。
細くて濃い緑の苗がしっかり植わって風に吹かれていて、水は黄色い朝日をいっぱいに受けて黄色く透明だった。
果てることなくつづく風景。
列車は太陽を追いかけて走っていた。いつでも太陽の隣にいたいようだった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
1997年8月5日(火)
何かを噛みしめていた気がする。味わっていた。
それから目をつむった──見えた──田んぼが、走る列車のガラスがない窓の外に広がっていた。
細くて濃い緑の苗がしっかり植わって風に吹かれていて、水は黄色い朝日をいっぱいに受けて黄色く透明だった。
果てることなくつづく風景。
列車は太陽を追いかけて走っていた。いつでも太陽の隣にいたいようだった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?