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神の顔 1

1997年5月10日(土)
わたしは双子のうちのひとり。
不思議にかわいい小さな男の子に会った。小さい目。
話を聴いているうちに、この子が、お母さんが話してた子だとわかった。

「ぼくは・・・から100円もらったんだ。
その100円には顔が描いてあった、ぼくの。
ぼくの神の顔が描いてあったんだけど、なくしちゃったんだ。なくなっちゃったんだ。
でも、時々見えるよ」
わたしにはそのなくなってしまった100円が見えた。男の子が言うとおり、時々それがパッと表れることもわかった。

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