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【自己理解】なぜ、学ぶのか?

学ばなくても食べるものに困らない社会において
そもそも、自分はなぜ学ぶのか?

ふと、ビジネス書を読みながら疑問に思った。

今の答えは、
「学びを通して、成長し、大きな成果を出し、
 多くの人に頑張る希望や勇気を与えたい」ということ。

遡ること、高校時代。
当時、新日本プロレスに夢中になり、
レスラーのように身体を大きくしたいという
安易な理由で柔道部に入部した。

案の定、柔道の世界は厳しく、
運動神経に自信があった自分でも、
筋力や技術力の未熟さで1年半、全く試合に勝てなかった。
加えて、同学年が一人もいなかったため、
部長として下級生10人程度をまとめるという
非常にストレスフルな生活を送っていた。

成果が全く出ず、柔道経験者の後輩からも舐められるという
最悪な時期を過ごしたため、
プライドがズタボロになり
自己否定・自己嫌悪を繰り返していた。

何をしても楽しめない、誰もが敵に見えるという
抑うつ状態に苦しんでいた。

ただ、毎週土曜深夜にやっている「ワールドプロレスリング」だけが
生活の唯一の楽しみだった。

「ワールドプロレスリング」では、
新日本プロレスの選手たちの公式試合が放送される。
その放送で、自分は
”何度リングに打倒されても勝利のために立ち上がるレスラー”
”目標のベルトを巻くために、負けても挑み続けるレスラー”たちを
見て、「困難に挑む勇気」や「倒れても起き上がる勇気」をもらっていた。

「今は辛いけど、諦めず目標を追いかけていれば、
自分は強くなれるかもしれない」と
自分に言い聞かせながら、辛い練習に打ち込んだ。

すると、高校3年の最後の個人大会で、
地区のトーナメントで入賞し、念願の都大会出場を決めた。
我ながら、柔道未経験者が高校の都大会に出場するのは
そう簡単なことではないと思っている。
周りの友人からも「未経験で都大会なんて無理だよ」と言われるくらい
高い高い壁であった。

都大会出場を決めると、今まで支えてくれた
学校の同級生や先生たちが死ぬほど喜んでくれた。

「水野の諦めない姿見て、元気もらえたよ!」
「水野君の直向きさが、周りに良い影響を与えているよ」など、
友達や先生から今まで掛けられてこなかった言葉をかけてもらった。

その瞬間、今まで憧れていた新日本プロレスのプロレスラーのように
自分も人に何かしらの勇気を与えられたんだ!と思うことができた。

そして、都大会出場を決めた日から、
絶望の淵から自分を支えてくれたプロレスラーのように
「人に頑張る勇気や希望を与えれる人間でいたい」と
無意識に思うようになった。
もちろん、当時はそんなこと言語化していなかったが、
そのあとの受験勉強、大学時代に出場した100キロハイク、
国家公務員試験など、困難があるたびに、
このモチベーションで乗り越えてきたと思っている。

長い長い自己理解になったが、
自分が学びをやめないのは、
どんな困難があっても、学びを通して成長して大きな成果を出し、
人に頑張る勇気・希望を与えたいからだ。

今後、学ぶ意欲・意味を見失ったら、
この投稿を読み直し、自分に火をつけていきたい(笑)。


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