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EXILE 黒木啓司氏アンバサダー就任。 熊本黒毛和牛10トン救済プロジェクトの裏側を全公開

新型コロナウイルスの影響を受けている宿泊施設や飲食店を応援するため始まった「TASTE LOCAL」。地域のごちそうをオンラインで購入できます 。

クロッサムモリタのオーナー兼シェフ・森田隼人さんの熱い想いで、コロナの影響で出荷できなくなった熊本の黒毛和牛10トンを救済するプロジェクトが始まりました。クロッサムモリタは、完全予約制で2年待ち、場所は非公表。大人気の焼肉店「六花界」系列の最高峰に位置するクローズドな幻の焼肉店です。

そんな名店とTASTE LOCALがタッグを組み、普段市場には出回らない最高牛「もりたなか牛」ステーキ をはじめ、熊本県で育った黒毛和牛を自宅で楽しめる焼肉セットなどを販売しています。

今回、自らも九州応援プロジェクトを主宰しているEXILE 黒木啓司 氏がアンバサダーとして就任いただくことに。EXILE熊本黒毛和牛10トン救済プロジェクトの背景や、黒木氏とクロッサムモリタ 森田シェフの熱い想いなど、鼎談した様子をあますことなくお届けします。

鼎談の様子は、Youtubeからもご視聴いただけます。

1.プロフィール

ゲスト:EXILE 黒木啓司

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宮崎県出身。2007年に二代目 J Soul Brothersのメンバーとして始動、2009年にEXILEにパフォーマーとして加入。2016年にはEXILE THE SECONDとしても本格始動開始。アーティスト活動をする一方で、映画やドラマ、雑誌の連載、自身でプロデュースするTV番組でMCをおこなうなど多岐にわたり活動の幅を広げている。また、地元九州を盛り上げる為、九州発エンタテインメント・プロジェクト「THE NINE WORLDS」を2015年に始動させ、日本のみならず、アジアへも九州の熱を発信する。

ゲスト:クロッサムモリタ 代表・森田隼人

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1978年大阪生まれ。近畿大学卒業後、設計事務所に就職。1級建築士の資格を取得し、25歳でデザイン事務所m-cromeを設立。リサイクル業も手がけた後、上京。都庁職員を経て2009年、東京神田に「六花界」をオープン。人気店に成長させ、現在までに系列店は国内計7店舗。また、プロボクサーやモデルの一面も併せ持つ。国家資格を持つ異例のシェフとしてレストランなどの建築にも携わっている。2017第12代酒サムライに就任。日本酒と肉のペアリングの第一人者。

インタビュアー:TASTE LOCAL 代表・篠塚孝哉

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TASTE LOCAL代表取締役社長。2007年に株式会社リクルートに新卒入社、旅行カンパニーに配属。2011年9月に株式会社Loco Partnersを創業し、代表取締役に就任。2013年3月、宿泊予約アプリ「Relux」をローンチ以降、毎年約250%の成長を実現。2015年4月よりグローバル展開を開始し、2017年2月にはKDDIグループに参画。流通額200億円のサービスに成長させる。2020年3月同社を退任し、2020年4月10日TASTE LOCALを創業し、代表取締役者社長に就任。その他に現在はエンジェル投資や複数社の経営顧問などをしている。

2.なぜ熊本の和牛を?プロジェクト発足の背景

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篠塚「今日は、素晴らしいお二人のゲストをお迎えし、熊本県の黒毛和牛救済プロジェクトについて紹介したいと思います。まず森田さんに、なぜ”熊本の牛”の応援を始めたのかなどプロジェクトの背景を教えていただきたいです。」

森田「以前CHEF-1というプロジェクトがあり、食材の宝庫である熊本県 天草の全ての食材を使って調理をするという企画がありました。そこで僕は熊本県の魅力に取り憑かれちゃって。その後熊本の震災の時に応援プロジェクトで関わったり、今はご縁があって牧場もやらせていただいてます」

篠塚「ご縁で出会った牧場というのが、今回の黒毛和牛10トンの相談がきた田中畜産ですか」

森田「そうです。全国的にみて、血統・精子・肥育の方法を研究し、出産から出荷までを一貫でやってる牧場はほとんどありません。しかし田中畜産はそれらを全て一貫でやっています。僕も色々なことを教えてもらいました。」

篠塚「その田中さんから、今回コロナで非常に困っていた状況をキャッチしたんですね」

森田「世界中でみて、焼肉で、ミシュランのビブグルマンをとってる方は一人だけ。それが熊本県の田中畜産です。田中さんにもコロナ禍で沢山の相談がきているようで、話している際に『中国のインバウンドや東京オリンピックが流れたおかげで、出荷するはずだった牛肉がトン単位で余ってる。なんとかならないか』と伺いました。

実はね、熊本の牛は屠畜の賞味期限があり、スケジュールを伸ばすと、牛も健康状態が悪くなったりするんですね。つまり絶対お肉にはしなくてはいけない。でも安く売ることはできません。一度安くなったブランドの価値は戻らないので。ちゃんとブランドを保持してなんとかできないかという難しい相談でした。」

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篠塚「ベストなタイミングを逃してしまったら出荷できないし、牛をさばかなきゃいけない状況でのSOSだったんですね」

森田「(田中さんに)命をなんとか、と言われたんですよ」

篠塚「初めてちゃんと聞いたんですけど、すごい深い話」

森田「リモートだと、この熱量を画面から伝えられないですよね」

3.黒木啓司さんのアンバサダー就任

篠塚「今度は啓司さんに。THE NINE WORLDプロジェクトを発足されたきっかけや、今回色々なところから悲鳴がある中で、なぜこのプロジェクトを応援してくださったのかを伺いたいです」

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黒木「僕はもともと熊本震災が起きた時も、小学校を回ったりテレビ局と一緒に番組を通して農家さんの元に行ったり、その食材を使って僕も調理したり、熊本だけでも色々活動をさせてもらっています。Youtubeをやっているので、僕を通して、まずはEXILEのファンのみなさんであったり、それを知ってもらった僕を知らない人にも、九州の良い場所や天草の良いところをとどけて行きたい。九州は肉も美味しいですし、野菜も美味しいし、グルメの街。そういう部分もYoutubeを通して伝えて行きたいです」

森田「よく魅力をご存知ですよね。ご出身というのもありますが」

黒木「月の半分、九州にいたりとかすることもあるので。今は行けないんですけど、解除したらまた九州に戻ろうかなと思っています。知り合いもめちゃくちゃ増えましたし、県とのお付き合いもさせていただいていて、名産を紹介することもありますし、そういう中で今回、森田さんのプロジェクトにも参加させていただきたいなと思いました」

篠塚「めちゃくちゃ嬉しいですね」

森田「早く生産者にこの気持ちを伝えたい」

黒木「本当に困っているところも多いですし。それはもったいないと思って」

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篠塚「レストランで供給がとまると、一般の人には当然届きづらくなりますが、今Eコマースをつかうと、ちゃんと流通するはずじゃないですか。みんなが食べる量は変わらないので、森田さんとも、今回熊本の黒毛和牛にフォーカスをあててプロジェクトを作れたら面白いね、と話してて始まったんですよ。非常にありがたいです」

4.熊本黒毛和牛の美味しさの理由

篠塚「今回TASTE LOCALでは、熊本黒毛和牛のごちそうを色々な形で販売していますが、お肉のこだわりや美味しさの理由を教えてください」

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森田「”熊本の黒毛和牛”って、あまりイメージがないんですよね。有名なのはやはり三大和牛『近江牛・松坂牛・神戸牛』。でも子牛は意外と熊本県から買われた牛が連れていかれ、向こうで育てられたりするんです。

九州のなかでも熊本は、子牛の産地でもあり、良い精子と母体がいます。さらに大切なのは牛の育て方。熊本ではあか牛・馬肉が有名ですが、それらが良く育つということは、すでに日本屈指の育て方をもっているということです。

何がすごいかというと、熊本県はミネラルの多い沿岸部に位置する牧草がとりやすいんです。海外的に見ると、動物は岩塩があるところに生息します。でも日本って、周りが海だから意外と岩塩がなく塩を食べれる環境が貴重です。日本全国の中から熊本を選んだ理由は、その環境があるからです。

だから熊本の黒毛和牛は美味しいのです。あか牛と馬肉のほうが有名になり、黒毛和牛はブランドがない分、ほんとはお買い求めやすい値段なんです。プロとして内緒にしておきたいところ(笑)

しかし、コロナ禍でも、あか牛や馬肉などブランドがあるところは価格も維持できますが、 熊本の黒毛和牛はブランドがないから流通もしづらく、値段も落ちてしまう問題が起こっているんです。これは助けないとダメですよね」

黒木「ブランドがなくても、美味しいものは逆に人気が上がってくるというか、伝えやすい」

森田「おっしゃる通りです」

■もりたなか牛 A5ランク ステーキ(400g)

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森田「今回特別にTASTE LOCALで販売する「もりたなか牛」は、今までレストランにしか卸してなかった、僕が育てた牛です。

もともと牛って胃袋が4つあり、藁とか土を粉砕しながら排泄までしています。僕は、あらかじめ牛に熊本の酒粕を使った肥料を食べさせています。発酵させた餌を食べさせたらどうなるのかをとある大学と研究しているんです。その結果、牛の内臓の旨味が2割り増しになるんですよ。

今回その牛の一番良いサーロインの部分で、日本酒で60日熟成させた肉を、少量で出させていただきます」

篠塚「それが今販売している「もりたなか牛」のステーキですね」

森田「販売開始時は、すぐ”SOLD OUT”をいただきましたけど」

篠塚「また販売を開始するので、それはみなさんに食べていただきたいですね」

もりたなか牛 A5ランク ステーキ(400g)

■熊本黒毛和牛のステーキ・焼肉セット・ローストビーフ

森田「熊本黒毛和牛の焼肉セットとステーキ、ローストビーフの3つは、現地から直送します。 焼肉セットは、田中さんの気持ちが溢れすぎてて・・・あれは焼肉というよりステーキです。(笑) 最初、A3〜A5の食べ比べでいく予定だったのですが、田中さんの想いで全部A5になりました」

篠塚「いつのまにかA5になってましたね」

森田「A5のなかでも5つランクがあり、今回は真ん中より少し上のお肉をご用意しています。熊本のミネラルが豊富な環境で育つ牛肉は、赤みの味わいが深く、脂の融点が低いんです。なので単純に焼くだけでもすごい美味しいですし、包丁の腕がある方は薄く切っていただいて、軽く湯引いていただいても美味しいです」

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篠塚「それはめっちゃ楽しみですね。ローストビーフとかは?」

森田「しっかりと焼き上げるんですけど、今回は香りを楽しんでいただきたく、焼いたあと、すぐ真空パックをします。タレもこだわって、今回はこれからの時期に良いりんごとパイナップルのソースを据え付けました。切っていただくのはご自身ですが、少しくらい厚くても噛み切れるので食べてもらいたいです」

クロッサムモリタ厳選 熊本県産黒毛和牛A4~A5ランクステーキ

クロッサムモリタ厳選 熊本県産黒毛和牛A5ランク焼き肉セット

クロッサムモリタ厳選 最高級黒毛和牛のローストビーフ

5.最後に皆さまへ一言

森田「まず今回のプロジェクトが発足しここまで来れたことに感謝します。合わせてTASTE LOCAL篠塚さんに大きな感謝と今回ご賛同いただきました黒木さんに大きな感謝を伝えたいと思っています。熊本は食材の宝庫です。一つ一つが宝石箱で、今回届くお肉はその宝石のかけらだと思っていただきたいです。お楽しみいただけることを心から願っております。」

黒木「今回のプロジェクトを機に沢山の方に熊本の良さを知っていただきたいです。この牛を食べてもらって、熊本・九州にも足を運んでいただきたいなという思いで、僕もプロモーションをさせてもらいたいと思っています。このお肉を食べてもらって現地にもいかれるとめちゃくちゃ面白いところがたくさんあるので、そういう部分も今後Youtubeの方で紹介していきたいです。これからも熊本・天草そして九州をよろしくお願いします。」

篠塚「ありがとうございます。今回はこれで以上になりますが、これからも僕ら買って応援するというコンセプトでいろんな商品を扱っていくので、これからもどうぞよろしくお願いいします。ご静聴ありがとうございました!」

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