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「車の修理」の真相は?

またまた週刊新潮がクソ記事を書いている!
いいかげんな報道と、それに乗っかる情報弱者の群れが騒ぎ出した。やれやれ。事件の真相をお知らせするとしよう。

デイリー新潮 原文→ https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10160556/

 事件番号:平成30年(ワ)36935
 原告:●●株式会社
 被告:山口敬之

本件では山口氏が被告となっているが、これは業者が訴えられる事を察知して先回りした案件だ。業者は全額保険適用されると勘違いした。したがって実質的な原告は山口氏である。山口氏は車両保険に加入していないと予め伝えており業者も後日裁判で認めている。

山口氏は応急処置早急板金を依頼した。対する業者は見積書も提出せず勝手に交換修理してメールだけで390万円の振り込みを依頼してきた。これはリフォーム詐欺もどきの案件なのだ。(しかも後に後付けであれこれ上乗せで477万円!)

業者の悪質性

業者の担当者が車両保険未加入を聞いていたと認めているにも拘わらず、「今回は保険の仕事ということでさしていただきましたので、交換で対応していただくっていうことになったというだけの話です」と答えている。先回りについても、山口氏の弁護士のアクションの方が早い。業者宛ての通知書(8/31付)は業者の訴えよりも先なので明らかだ。

加えて業者の悪質な点は、日付け改ざんした見積書を後から提出していること、代車(プリウスとキューブ)の傷だ。受け渡し時にも返却時にも、傷の確認は一切していないのに、裁判となったら上乗せ。傷は自分たちでつけたのではないかという気がむんむんする。何よりも数百万の取引を「見積書なしで行う」のは異常だ。

業者は保険屋とのやりとりだけで修理内容を決めているが、事故の過失割合がどうあれ一方の当事者(山口氏)の自己負担は自明なのだから、保険屋が何をどう判定しようが、修理方針とともに金額・期間一方の負担当事者に随時報告・提案するのが業者としての当然の義務だろう。

初期には「概算見積もり」を→詰めの段階で「詳細見積もり」という流れがビジネス上の慣習だ。概算の段階で依頼者が相見積もりをとる場合だってあるだろうし。業者はアルミが板金に適さない(?)と主張している。だが山口氏が後日、写真を見せて別業者に見積依頼したところ板金で約15万円という回答を得ている!

仮にドア丸ごと交換の判断であっても、随時依頼者と相談すべきなのは自明だ。ボンネットに至ってはフォトで凹みが目視確認できないほどで、裁判長にも見えない。山口氏の弁護士に「どこなのか指摘して」と頼み弁護士が「原告側のサポートできないんですけど」と答えた珍妙な場面もあった。

 ボンネット:¥534,500 
 右フロントフェンダ: ¥286,900
 右ドアパネル: ¥483,800

↑この価格も割高感あり。輸入原価(FOB)と粗利率が気になる。輸入手続きの手間や乙仲チャージ、通関手数料があるにしても価格的にどうなの?という気はするかな。

やった事はリフォーム詐欺の悪徳業者と同等だ。「悪徳業者」に加えて、「保険なら水増し」の慣行も古くからある大きな社会問題だ。担当者のS氏は中途入社で勤続わずか4か月目なので、それも関係しているのかもしれない。口頭弁論で被告(山口氏側)弁護士が鋭く追及している。

判決の問題点
山口氏は一審判決を不服として控訴中だ。当然だろう。判決文には判決そのもののロジックが明示されておらず、渡邊哲裁判長はビジネス上の慣行をご存じないのか一般常識が欠如している。判事の一般常識欠如は瀬木比呂志(元判事・現明大教授)が著書『裁判所の正体』で告発している。鈴木昭洋氏の「出社に及ばずなのだから、やる仕事はない」という呆れた世間知らずとともに今回も開いた口が塞がらない。

保険であれば被害を盛るという悪習は随分前からある。車体を塗り替えるためだけに自ら車両に傷をつけた中学時代の友だち(暴走族)もいた。この際にその事にも焦点が当たればと思う。

この裁判の記録を読んでも、裁判所に対する不信感は募るばかり。悪徳業者の訴えを常識のない裁判官が判定する・・・いったい司法は機能しているのだろうか??

週刊新潮報道の問題点
証拠のない「握りつぶし」「もみ消し」にはじまり、決めつけや失礼千万な物言いと、一方的に山口氏を「悪者」に仕立てる書きっぷりは毎度のことだが、今回も「逆ギレ」と紹介した部分は悪質な切り取りだ。

記事では「そんなトリッキーな質問は失礼」の箇所をことさら強調しているが、速記録を読めば実際、失礼そのものなのだ。代車の受け取りに際して、シートにチェックボックスがあって □傷あり □傷なし どちらもチェックがないのは山口氏の過失ではなく、署名を求められたらふつう単なる受け取り証としてサインするよ。傷チェックしなかったのは業者の落度だし。それを相手方の弁護士が山口氏の悪意を前提に、胸が悪くなるほど手をかえ品をかえ重箱の隅をほじくっているのだから。

保険会社への水増し」という潜在的な社会問題がありながらそこには一切触れず、個人を面白おかしく叩くだけのゴシップ週刊誌が「社会悪」でなくて何だろう。

いいかげんな情報を基に偏った記事を書き、水に落ちた犬を叩きたがる大衆の劣情に阿り、品性をかなぐり捨てた営業路線は、もはやマスコミの皮をかぶる反社会的勢力にまで堕したと言っても過言ではない。

週刊新潮よ!調子に乗るんじゃない!
週刊新潮の廃刊を、全身全霊、心の底から願う。

#週刊新潮の田中敦と小出英知は新潮社裁判の被告です