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SSWおじさんとは何だったのか~具体例7~

SSWおじさんとは何だったのか~その1~

「SSWおじさん」というのは2916年辺りから女性シンガーソングライター界隈でまことしやかに囁かれていたことなのですが
「SSW」というのはシンガーソングライターの略で「おじさん」というのは文字の通りおじさんのことです。
そのSSWおじさんを具体的に説明するとインディーズで活動する女性シンガーソングライターの追っかけをしていて
シンガーソングライターをしているおじさんのことではありません。

インディーズで活動している女の子のシンガーソングライターのライブに来るお客さんのほとんどは、若者ではなく、おじさん(おおよそ40歳以上)であることが多く
メジャーで活躍しているアーティストさんの場合、例えばaikoさんにしても女性のファンが多かったり若者ももっと多いのがスタンダードで、
もちろん、そういうメジャーアーティストのファンのおじさんも広義の意味では「シンガーソングライターを追っかけするおじさん」の全員がSSWおじさんと呼ばれるでしょう。
演者やお客さん自身ががこのおじさんだらけの客層を揶揄して、自虐として使う場合もあります。

しかしここでいう言う「SSWおじさん」というのは、私がインディーズのSSWとして活動していく中で出会ったり、同じSSW仲間から聞いた、「少し厄介」な女性SSWを追っかけするおじさんのことを指します。そんな「これがSSWおじさんだ!」という具体例をちょっと紹介していこうと思います。

①無銭でがっつくおじさん
アイドル現場では、原則的に物販でチェキ等の商品を購入しないと演者とお話する事は出来ません。スタッフがタイマーをセットするなど、接触時間にしっかりルールが定められて、客がしっかり列を作って並んでいる事が多く、お客さんとファンの線引きがしっかりしていることが多いです。
しかしインディーズ女性SSWは、金銭的なことや、その他の事情からスタッフを付けずに1人で物販をしている女子が多いです。ほとんどの子は大きなギターを背中に背負って会場入りしたりしています。客は何も商品を購入せずに演者とおしゃべりをしても良いという雰囲気のこともあり、当たり前のように話しをしてくる人がいます。『また来ますね』みたいな話が手短に終わる場合はまだ良いのですが、中には延々と話が終わらないおじさんもいます。若い女性と話せる事が嬉しくて、うしろに他の客が並んでいても気づかずに物販スペースを占拠している場合もあります。どんな話しをしてくるのかと言えば、どうでもいい話が多く『こないだ◯◯に行ってさ~凄い面白かったよ』みたいな別に聞いてもいないことをダラダラと話して、

結局はその場にいる時間を稼ぐ為だけの理由と、話しをしているからここにいていいということを自分自身に言い聞かせるだけの行動になっています。あと、自分は親しい関係だということを他のお客さんにアピールすることも目的の1つにあるようなのですが、もちろん他のお客さんは呆れていますし、かなり引いていますが本人は何も見えていません。
このようなおじさんを「無銭がっつきおじさん」と呼びます。

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