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デカフェという場所

最近デカフェに来てくれている人が増えているけど、改めてデカフェがどんな場所かを伝えていきたい。

ざっくりいうと、人に対しての伝え方や寄り添い方など学校では教えてもらえない大切なことを学び直す場所だと思っています。

学校ってどうしても、勉強面しか教えてくれないので、人間関係の面では自分で考えろっていうのを半強制的にやるしかなくなる場所になりがち。

ただ、発達障害を持っている自分たちにとって「普通」「当たり前」「自分で考えて」は、結構ハードルが高いしストレスになるものが多いのです。

ただ言っていることは事実でもあると思ってて、人について学ばないと、長い人生の中で信頼できる友人関係やパートナーは見つかりづらい。

とくに発達障害を持っていたり生きづらさを感じているタイプは、理解者や寄り添いあって生きていく方向に進んだ方が、総合的に幸せになれるんじゃないかなと思っています。

ただ、それでも「何からしたらいいかわからない」という人が、まず自分らしく入れる場所として、デカフェでなるべく本音で語れたらいいなと思ってやっています。

社会では失敗しづらい。失敗したとして「なんでそんなこともわからないの?」といった空気感だと、二の足を踏んでしまいます。

デカフェでは、人のことを考えるための失敗は大歓迎で、不器用でも人のことを考えるということを大切にしています。

人を大切にするからこそ自分も大切にしてもらえるし、そういう人が周りに増えると助け合いの精神になり、仲間がいることのプラスが大きくなる。増えていく。

自己責任の世界が進んだり効率化など便利になることで、人はどんどん自由になっていきますが、反対に「誰かとつながる」ことが減るとどんどん孤立化してしまいます。

また表面上でうまく関われた場合でも、いざという時に助けてもらえる関係性かどうか?人のために動けるような人間関係をお互い構築しておかないと、のちのちしんどくなってくると思うんですよね。

だからまずは本音で話せるようにデカフェで練習する。至らない点がありながらも、自分なりに伝えてみる。寄り添ってみる。もし失敗してしまったら、みんなで「次はどうすればいいかな?」を真剣に話し合っているコミュニティでもあります。

実際にぼく自身もまだまだ失敗ばかりで、この前もお客さんとの距離感を間違えてしまいすごく反省しました。

その後にデカフェのお客さんを巻き込んで「どうすればよかったかな?」「こういう性格だからこう伝えた方がいいよ」などアドバイスをもらい、今ではそのお客さんとも仲直りできて毎週話す仲になっています。

真剣に伝えるし本音で関わるからこそすれ違いや失敗も起きてしまいますが、そこに対して真剣に向き合うことで表面上ではない真の関わりが生まれると思っています。

もちろん、 それをすることが前提という意味ではなく、本音で語れる友人や自分らしく生きたいという方には、すごくいい練習場所になると思ってます。

デカフェという場所をより好きになってもらうために、最近来てくれている人にデカフェというコミュニティのイメージがつくと嬉しいです!

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