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ギョギョシ、ギョギョシ。

朝方、寒さで起きた。

今年のフジロックは酷暑で夜も半袖で過ごせるほどだったが、最終日だけ

ちょっぴり寒かった。

ゆっくりすればよかったが、こうゆうのは勢いが大事なので始発のシャトル

バスを目標に、結露たっぷりなテントを強引に畳み、なんとか飛び乗った。

さよなら苗場。

始発でも越後湯沢駅の混雑具合は変わらなかった。

考えることはもちろん皆一緒だ。

座席はなんなく確保でき、いよいよフジロックが終わる寂しさが込み上げて

きた。

体はとてつもなくクタクタで、目を閉じれば3秒以内に寝れる状態だった。

いや、1秒だったかもしれない。

こうゆう時こそ自分を追い込みたいもので特急列車のフリーペーパーを手に

取り、二つ三つ読んだ後に寝ることにした。


トランヴェール 7月 宮城 東北の宝を見に行こう


北上川に住む水辺の生き物を紹介する記事があった。

けたたましく鳴く鳥がいるそうだ。

鳴き声を表現する音が独特すぎた。

ギョギョシ、ギョギョシ。

思わず二度見した。

まだまだ知らない事はたくさんあるんだなと、本をまた読み進める

、、事無く

眠った。

ありがとうフジロック。






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