オペレーションをどのようにとらえるべきか?

自分はかなりオペレーションが複雑な組織で働いており、現在はその構築が主な業務になっている。その中で、会社・個人の双方の視点から、オペレーションをどのようにとらえるべきか考えたので、記録します。

一般的には、「戦略」・「分析」などが仕事の花形というイメージがある人が多いのではないかと思う。

しかしながら、オペレーションを”日常的に行われる活動”と認識すると、殆どの競争優位性の源泉はオペレーションに基づいていると解釈可能なのではないかと思う。(あまり深ぼらないが、戦略・分析はオペレーションを構築するための手段ではないかと思う)

例えば、新規事業を連続的に生み出すことが強みの企業にとっては、その新規事業立ち上げのプロセスが会社としてはオペレーショナルに行われている可能性が高いのではないか。

逆に、会社としてのオペレーションに組み込まれておらず、スーパーマンによって立案される戦略などにより、属人的に事業が成功しているだけであれば、それは継続的な競争優位性とは言えず、何らかの対応が求められるだろう(最も、採用・育成によりそのような人材を継続的に確保できるのであれば、それは継続的な競争優位性と捉えれるし、そのようなスーパーマンが必要な事業特性を持つ場合もあるだろう。ただ、その場合には、採用・育成において何らかのイノベーティブなオペレーションが存在することになる)

従って、会社目線では優位性をオペレーションに組み込むことが重要である場合が多いと思っている。

では、個人目線で見た時に、オペレーションとはどのような意味を持つだろう。個人目線だと多くの人にとってオペレーションはネガティブな意味合いを持つのではないかと思う。

自分自身、作業にクリエイティビティが一定求められないと、モチベーションが持続しない。尚、ここでいうクリエイティビティの求められる作業とは、「作業において人の判断・技能が求められるシーンがあり、人によりアウトプット・その過程に差が生まれる作業」といった定義である。

つまり、会社としてはオペレーショナルな領域を増やしたい一方、個人としてはクリエイティビティを残したいという、相反する構造が存在するのではないかと考えている。会社としては、個人の競争優位性に再現性・継続性を持たすためにクリエイティブな領域をオペレーショナルな領域に変換しようとし、個人としてはクリエイティブな領域を残そうとする構造である。

この解決策は、個人の目線を上げることにあると考える。より具体的には、「会社がオペレーショナルな領域を増やすために、オペレーションを変革していく」という目線を個人が持つ良いのではないかと思う。

例えば、単純なデータ入力作業であれば、「データを入力する」という目線(目標とも換言可能)でオペレーションを行うのではなく「データを入力することを自動化・効率化するための仕組み(オペレーション)を作りこむ(そして、そのために日頃のオペレーションを実験として利用する)」という目線で作業すべきだろう。これは、会社の競争優位性にもつながるし、個人のモチベーション維持にもつながると思う。
さらに言えば、「事業上必要なデータを定義し、それを自動的・効率的に入力するフローを構築する」という目線を持つと、よりクリエイティビティは求められるだろう。

このような目線を持つこと、つまり、個人として持つ目標(KPIやOKR)の範囲を適切に設定することで、モチベーションを維持したまま仕事ができ、会社としてもレベルアップするのではないかと思う。
オペレーションで忙しい中においても。このような目線を常に持ち、日ごろの業務を行いたい。

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