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知の財産、伝承。

うぇーす。
ゴミライターのお出ましお出まし〜。

前回「福岡はディーンフジオカ」というカス記事を書きましたが、反響が皆無で意気消沈してました〜。

やはり意味のわからないことは伝えるべきではないと学びましたが、反省するつもりは一切ございません。

あくまで俺のやり方を貫く!!!



というようなカウンターカルチャー感丸出しのスタンスを、捨てることに成功した、。


というのも、、、

今回はnoteに再三にわたり登場してる「名古屋港シーバス日記」の更新なのだ。


結論から言うと

ようやく釣れた。〜ささやかな確信を添えて〜

出典:俺の心

である。


長かった…とにかく長かった。


シーバス釣行を始めて1年ちょい、これでもかというほど釣れない。釣れても奇跡。

そんな1年を経て、ようやく"こうしたら良いのかもしれない"と言ったような、シーバス攻略理論形成が雀の涙程度ではあるが、確立しようとしている。

1年前は人から借りた竿やリール、安い中華製のプラスチック成型品(ゴミルアー)、投げて巻くの繰り返しといったような、私の日頃の脳死生活に似た釣りをしていたが、この度個人的飛躍的成長ということで、更なるクソ記事を書かせていただく。

この記事を読んでいる多数の釣りに興味ない方にとって、この理論形成はどうでもいいはずなので、カウンターカルチャー感丸出しのスタンスを捨てることに成功した所以を伝えたい。


第一章

ある一人のアングラーとの出会い


このシーバス攻略理論、正直自分で見つけたわけではない。
9/21深夜に出会った一人のアングラー(釣り人)から教わったものだ。

名古屋市は港区、新川河口で仕事終わりに一人でキャストを繰り返していた。
「橋の下の明暗にルアーをキャスト」という、釣果の優れたアングラーからすると、細部までこだわりのない形骸化した屍のような理論で釣ろうとしていた。

すると、橋の反対側に一人のアングラーがやってきた。

すごいアングラー「橋の反対側いいですかー?」
俺「いいすよ!」

出典:新川河口でのやり取り

そもそもこんなマナー礼儀の良い釣り人は久しぶりだ。
マジの偏見だが、アングラーは言葉を操れない無情な魚と向き合いまくった結果、人間生活を良好なものに出来る人はなかなか少ないと思ってた。そんな中、このように冷え切っていた俺の心が少し温まった。


温かい自分の心に触れながら1時間ほどキャストしていると

「「「ゴンッ」」」

出典:俺の竿


俺の竿にヒット!

明らかに重い。振動がタックル(釣具一式)を通して全身を駆け巡る。
25歳にしてこの興奮を抑えることができずに大声でXJAPAN TOSHIの紅 live ver.の冒頭如く

「「「魚だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」


と叫んだ。

20m先で当たった魚とのファイトをとにかく楽しむ。過去奇跡で釣れた時は、サイズも小さく魚と気づかず釣れてたので、その時とは違う。

過去奇跡的に釣り上げたチーバス


格闘を続けてると

「「「バインッ」」」

出典:俺の竿

5m先で外れた。
姿も見えていた。一点を見つめる真っ直ぐな瞳。水面を揺らす艶やかな背ビレ。ムラのない銀色の素肌。
この千載一遇の運命(さだめ)を自らの手で失った。

反省点は大きく二つ
①フッキングが甘い
②ファイト中竿を立ててしまった

ガチ凹みしている俺に先程のアングラーが駆け寄ってきた。

すごいアングラー「いやー!惜しかったですねー!40cmくらいのサイズでしたね!」
俺「…そうですね、、、」

出典:新川河口でのやり取り


この屈辱を味わっている俺に話しかけるんじゃないよ…。俺はあの子に振られたんだよ。マッチングアプリのLIKEのように手当たり次第ルアーを放ってマッチした、たまたま良い感じのトプ画のあの子に俺は振られたんだ。


俺の最大の壁は
「魚とマッチしない」ことなのに。。。

マッチしてからどう交際へ発展させるか以前の問題なのに。。。


気を取り直さないまま漠然とルアーをキャストしてると、彼がやってきて

すごいアングラー「ここをこう通して、深さはどうのこうのーーー」

出典:新川河口でのやり取り

めちゃくちゃ丁寧に教えてくれたのだ。

人は凹んでる時に励まされても収まらない焦燥がある。それを分かってても、明るく声かけてくれた。

人として最低限の返事しか出来なかった俺に諦めることなく、釣り方をレクチャーしてくれた。

するとそのアングラーが1匹釣り上げた。


俺は気づけばロバートの山本並みに


なんだぁ〜?

となっていた。


この人すごすぎる。
しかも、自分の釣れるやり方を人に教えている…。

もうプライドもクソもねぇ。全部教えてくれ。と言わんばかりに、恐ろしいほどの詰問を開始した。

俺「○○ってなんですか?」
すごいアングラー「それは△△ですよ!」
俺「☆☆はどうやるんですか?」
すごいアングラー「あー、それはね、ーーー。」
俺「でも、これって□□じゃないんですか?」
すごいアングラー「そういう時はね、ーーー。」

出典:新川河口でのやり取り

全部教えてくれる。
怖すぎる。。。

世の中、企業秘密や特許など、固有の知の財産を占有する事がスタンダードにも関わらず、この人全部言う。
すぐ言うー!!!

気がつけば、もう魅了されていた。

そうこうしてる内にすごいアングラーは「嫁と子供に怒られるんでそろそろ帰りますね!」
と言って、また釣った。

すごく良い人に出会ったなぁ、と感情に浸りながら僕は釣ってもないのに釣ったような充実感で帰路についた。


第二章

大リベンジ


9/22
仕事の彼女を駅まで送り、彼女から部屋の掃除を命令されてた俺はその命令をガン無視して、新川河口へ向かっていた。(掃除なんていつでもできるやん、せん。)


14:30から釣行開始。
勝負は日が暮れてから。
それまでは昨日のすごいアングラーの言ってた釣り方を練習。
明るいうちはルアーのキャストや動きを目視しやすい為、練習練習。

18:30ごろに日が暮れて、環境は整った。
潮の流れも昨日とほぼ同じ。水面には昨日よりも小魚がパチャパチャとナイトプール状態。艶美だ。

日が暮れて30分が経過したころ、その時が来た。

「「「ゴンッ」」」

出典:俺の竿

昨日、すごいアングラーが言ってたやり方だ。
あの人すごすぎる。
このクソボンクラアングラーである俺でも釣れるようなやり方を教えてくれてたとは。


昨日の2点の反省点である、フッキングは体で行い引っ掛かりが甘くならないように。
水面で魚が暴れてルアーが外れちゃうから、竿は立てずに冷静に。


興奮から爆上がりの心拍数と竿に伝わる振動が、最高のビートを演出してくれる。


昨日バラしてるのもあり期待値は赤保留(53.9%)


竿が折れても良いと覚悟して、思い切り持ち上げた。

「「「そーれ、そーれ、そーれ、そ!

そーれ、そーれ、そーれ、そ!」」」


「「「おりゃ、おりゃ、おりゃ、おりゃ、、、」」」


Columbia 27cm
シーバス 40cmくらい


「「「よっしゃぁぁぁぁ」」」


脳内は角田信朗の「よっしゃあ漢花」が再生。
一旦聞いてみてほしい。釣り上げた時のBGM史上1番良いと思ってる。



手の震えがえぐい。
この感動を共有するのは難しい。
なぜならこの記事の読者の過半数は旦那の竿しか握った事のない主婦らしいから。


そのあとルアーをチェンジして、2本目もキャッチ。

あのすごいアングラーが言ってた理論、拙いながらも実践できた成果だと確信した。


2本もリベンジかましてもうた。。。

帰りの車の中はZARDの「君に逢いたくなったら…」を自ずと流してた。

うん、君に逢いたくなったら、その日までガンバル自分でいたいと心から思った。
シーバスと坂井泉水&織田哲郎が俺のエモを発動させていた。


この2日間を通して、
①出来ないなら教えを乞う
②出来るまで練習
③プライドをとにかく捨てる
を学んだ。


大人になればなるほど難しい。
何の役にも立たない自らに閉じた経験が、柔軟性を阻む。
この人間特有の邪念を捨てれたのは何よりデカかった。

この感動を生み出したシーバス攻略理論を我らが釣りクルー、Rod of Funに共有するという仕事が残っている。


クルー全体で2022年100匹釣り上げる為には、あのすごいアングラーのように、知的財産の共有が至上命題となる。

RoF残り94匹。


最後に

本稿を更新するにあたり、あのすごいアングラーやRod of Fun関係者各位、そして掃除命令を無視して釣りに行く愚行を釣果でチャラにしてくれた彼女に感謝の意を示したい。


クソ暇読者の方は釣りなんかせずに、部屋の掃除に勤しむ方が良いとも伝えておく。


ありがとう!!!

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