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日本でドイツ語B1習得〜ドイツ語学院ハイデルベルク〜

【はじめに】

 私はドイツのケルン体育大学というところに留学していた。DSHと呼ばれる語学試験に合格して入学することができた。通常Sporteignungstestというスポーツテストも必要だが、法政スポーツ健康学部で同様の授業を種目を履修していたので、スポーツテスト無しで入学できた。
 そしてこのDSH(語学試験)に合格するために、私はケルン体育大学の語学準備コースでドイツ語を勉強していた。
 その準備コースに入るにはドイツ語の試験(ZDなど)B1に合格しなければならない。
 私はB1の試験を法政大学在学中に受験してから、ドイツへ渡り、ケルン体育大学語学準備コースに入りドイツ語を勉強した。
 B1の試験に合格するために日本では、ドイツ語学院ハイデルベルクというところでドイツ語を勉強していた。

 今回はそのドイツ語学院ハイデルベルクについてに、体験を交えて書いていきたいと思う。


下記がドイツ語学院ハイデルベルクのURLである。
私が通っていた頃から時間が経っているので、詳細はホームページで確認していただきたいと思う。

http://www.heidelberg.jp/

【日本語無し!ドイツ語漬け】

 私は、もちろん初級からのスタートだったが、何より驚いたのは授業が、最初から全てドイツ人の先生によるドイツ語だったことである。2、3日の入門コースのようなものがあったが日程が合わず参加することはできなかった。数の数え方も分からないような状態であり、全てドイツ語だったので最初は全く分からなかった。今思えばとても簡単な会話や文法だったと思うが、何も分からなかった。しかし、今思えばそれで良かった。よく考えればもし外国で語学学校に入っても日本語で説明してくれる人はいないだろう。つまり最初からその時間だけは外国で勉強しているのと同じような時間を過ごすことができる。
 もし、どうしても分からない時は日本人の先生もいるし、事務で働いてる人ももちろんドイツ語ができるので色々教えてくれる(事務の方々にはお世話になりすぎて頭が全く上がらない…)
 ドイツ語をそれだけずっと聴いていたり、話したりする時間が多いのでドイツ語に慣れやすい。ドイツ語は発音やアクセントが独特なので聞いたり、話したりすることがとても大事である。その為か、テキストを見ながらの授業ももちろんあるが、みんなでドイツ語を使ったゲームをしたり、今日は何をしていたかなどの簡単な会話(最初は大学行ったとかしか言えなかった)をしてから授業に入ったりすることが多かった。

【受講コースについて】 

 私は基本的に週2回のコースを通っていた。時々通えない時もあったり、週1回のコースを通っている時もあったので合計1年半ぐらいドイツ語学院に通っていたと思う。ZDの試験を受けたのだが、その試験を受ける前にはテスト対策コースにも通っていた。
 なので、私の場合は1年半くらいでZDに合格したことになる。語学についてというか勉強について、私は効率が全然良くないのでもっと早くできるようになる人がいると思う。
 ドイツの現地の語学学校に入った場合は半年から1年でB1のテストを合格できると聞いたことがあるので、日本で勉強したとしてもこのドイツ語学院であればそこまで時間的な差がなくドイツ語を学ぶことができると思う。
 

 そして、私が通っていたクラスは一回の授業が3時間近くあったので終わる頃にはかなりクタクタになったのも覚えている。週2回であっても一回の授業もかなりの情報量だった。
 金額は1回の授業が2時間半から3時間で、週2回で、3ヶ月10万円くらいだったと思う。
 クラスの人数も少人数で振り分けられているのでとても濃い。 

 私が通っていたコース以外にも、会話に特化したものだったり、通訳や翻訳に特化したものがあるのでニーズに合わせて授業を受けることができる。

【学院の特徴】

 ドイツ語学院ハイデルベルクの特徴は、一言で言えば、アットホーム、いやかなりアットホームと言えるだろう。
 先生は日本人、ドイツ人ともにかなり明るい。エネルギッシュな先生が多い。日本語を話さない先生もいるが、こちらがドイツ語を話せば、そのドイツ語がヘタクソであっても優しく聴いてくれる。これは初心者にとっては、大きいと思う。外国語は話せないと意味がないが、やはり話すのは勇気がいる。その勇気を出してくれる。
 その時はサッカーのライセンスを持っている審判をしている先生(今いるかは分からない)がいてその先生にもドイツのサッカー事情や大学のことを親身になって教えてくれた。
 優しくてあったかい先生が多かった。

 そして、やはり事務の仕事をしている人も個性的でアットホームだった。ケルン体育大学の語学準備コースの書類準備、短期留学についてや進路についての相談、時にはアマゾンでドイツの書籍を取り寄せてもらったりなど本当にお世話になった。
 ドイツから帰国した後、ただ話に行った時でも暖かく迎えてくれた。お母さんのような存在であった。

 あと季節に合わせてパーティーが開かれる。クリスマスではドイツのケーキが出たり、様々な催し物をしたりしていてそれも特徴であると言える。先生によっては授業終わりでそのまま先生と飲みに行ったりできるのでドイツの文化に触れる機会が多くある。

【終わりに】

 このドイツ語学院ハイデルベルクには、ドイツへ行こうと決心して、すぐに電話をかけた。本当は都内にもう一か所あったのだが最初に電話をかけたときに、話した事務の方でもう決まっていたと思う。ここは、ドイツ語はもちろん留学だけでなく、人生についても様々なサポートをしてくれる。
 今でもここでドイツ語が始められてよかったと思う。

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