現状維持は退化...でもない。
コロナウイルスの影響で開幕が延期されていた神戸市社会人リーグ。
予定より3か月遅れで7月にようやく開幕し、
私が所属するヴェルブラン兵庫は7/19に初戦を闘いました。
結果はスコアレスドロー。
開幕ダッシュ、とはいかなかったものの
プレシーズンのトレーニングマッチで1度も勝てなかったチーム状況や
多くの時間帯で押され気味だった試合展開を考えると
何とか拾った勝ち点1の価値は決して小さくないと感じています。
私は4-4-2の左SBとして
スタメンフル出場(70分)
勝てなかったものの、
DFとして無失点で抑えたのは評価できる...
と言いたいところですが、
特に前半は酷いプレーの連続で
仲間のカバーや相手チームのシュートミス、ラッキーな判定がなければ
3〜4点は食らってもおかしくない内容でした。
チームのコンセプトの1つとして
相手のSHにボールが入るところを
こちらのSBが狙うという形があります。
背後のスペースを突かれたりスピードでぶっちぎられることを恐れて
相手との距離を詰めきれないというのが私の課題なのですが、
この試合では前に出なければという意識が中途半端に働いてしまい
アプローチすれば裏に蹴られ、自重すればフリーでボールを持たれ...
という感じで後手後手に回ってしまいました。
加えて、相手がビルドアップしている時の準備
(ポジショニングや身体の向き、味方CBとの距離感)が悪かったため
カバーすべきところで相手に先にボールを触られるという場面も多く
相手の単純なロングボールが大ピンチに繋がってしまいました。
ハーフタイムで頭と心を整理できたこと、
また暑さの影響で相手の動きが若干落ちたことで
後半はだいぶマシになりましたが
サブメンバーがいれば前半の飲水タイムで交代させられていたでしょうし
序盤でゲームを壊してしまっては取り返しがつきませんから
どうにか次の試合までに修正せねばなりません。
今年で37歳。
社会人14シーズン目。
公式戦通算132試合目の出場でした。
ここ数年、毎試合のようにチームに迷惑をかけ
目に見える貢献もほとんどできていない中、
メンバーが限られていることもあって試合には出続けています。
失点に直接絡んだり、ミスの連鎖を断ち切れなかったりすると
メンタル的に本当にしんどくなりますし
ましてや昨日のような酷暑の中で試合をしていると
フィジカルの面でも本当にキツい。
試合に出ないでベンチから声を出したり
裏方に回った方が楽かな、
なんて想いが頭を過ぎることもしょっちゅうあります。
それでも、いざスタメンを外れると
何とも言えない感情が湧き上がってきますし
ちょっとしたプレーを仲間に褒められたり、
時たま突然変異でゴールを決めたりすると
もうちょっと頑張ってみるか
と、気持ちが元に戻り
また次の試合を楽しみにしている自分がいます。
現状維持は退化
といいますが
歳を重ねても
メンタルをやられても
月曜の朝、仕事へ行くのがしんどい身体になっても
選手としてのプライドみたいなものを
維持できていることは
立派な進化なのかもしれません。
1プレーヤーとして進化が必要なことからは目を逸らさずに
また1つ1つ、積み上げていきます。
次の試合は1か月後!
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