ホリスティックライフプ時代 人生100年時代について─
こんにちは。
高畑吉宏です。
さて今回は健康寿命と後半は人生100年時代について、シェアしたいと思っています。
正確には、平均寿命とよく言われますが、平均寿命とは、0歳児が何歳まで生きられるかを統計的に予測する平均余命です。
今、官邸では、「人生100年時代」と公言していますが、これに違和感を覚えた方は多くいらっしゃるでしょう。そんなのムリ、ムリと思っていらっしゃる方も大勢いらっしゃるでしょう。
私も、その一人でした。
「人生100年時代」に描かれた、社会構造については、次稿に改めます。
さて厚労省が2018年に発表した、データによると、男性の平均寿命は、
80.21歳、女性は86.61歳となっています。
ところが、健康寿命と言う面からは、
男性の健康寿命は、71.19歳
女性の健康寿命は、74.21歳となっています。
年下の女性(奥様)と結婚された場合、奥様の寡婦期間(一人での生活)が長くなりますよネ。私の実家にも、そのような例が多くあります。
申し遅れましたが、健康寿命とは、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」(WHOの定義)とされています。
よってわが国でも、健康寿命の延伸に向かって、さまざまな施策が行われています。
今、わが国は確実に超高齢社会ですが、
この「超高齢社会」と言う言葉は、私は好みません。
これを「(超)長寿社会」と言い換えると、社会の中で、長寿者が活き活きとしているイメージや、その知識・経験によって、役割を担っているイメージが湧きやすいですよネ。
「高齢・超高齢社会」と言うと、
何だか、高齢者がひっそりと実社会から離された孤独感を覚えやすいように感じてしまいます。事実はその通りなのですが‥‥。
別言すれば、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質=人生の質)を活かして生き切ることが大切だと思うのです。
シニア層にとって不安や心配は色々あるにしろ、まずは心身の健康づくりが大切なことを強調したいところです。
さて人生100年時代の基盤づくりの 大元は、ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン・アンボリュー・スコット教授の『ライフ・シフト100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)にありました。
いわば、この考えは、未来経済社会を描いた構想にあります。
寿命の長期化により、先進各国の2007年生まれの2人に1人が、103歳までに生きることができ、そのための社会構築・基盤創りが必要だ、というのです。
首相官邸において2017年9月に「人生100年時代構想会議」が発足。
以下の4つをテーマとして、来るべき超長寿社会における議論が展開されたとのこと。
1. すべての人に開かれた教育機会の確保、負担軽減、無償化とリカレン ト教育の推進
2. 高等教育の改革
3. 新卒一括採用だけでない企業の人材採用の多元化、そして多様な形での高齢者雇用
4. これまでの若年者・学生・成人・勤労者、退職した高齢者という3つのステージを前提に、高齢者向け給付が中心となっている社会保障制度を全世代型社会保障へ改革していく。※首相官邸HPより。
これらを考え合わせると、以下の4つにまとめることができます。
・幼児教育
・高等教育の無償化
・リカレント教育
・大学改革
・高齢者雇用【の多様化)
また、これまでにリンダ・グラットン・アンボリュー・スコット教授と有識者との意見交換会も数回にわたって実施されてきているとのこと。
以降は人生100時代の私たちの生き方をシェア出来ればと思っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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