H様Z1000の紹介です。
整備+部分レストアコースで販売したY様のZ1000を紹介します。
この車両もいつものようにフレーム単体まで全てばらして重整備+部分レストアを施して販売しました。オーナーさんに渡してある、製作時の詳しい記録写真も1500枚以上は軽くあると思います。
このZ1000は程度の良いベース車両を当社で探し、それをベースにエンジンオーバーホールを筆頭に必要な整備はすべて行い、車体の方もフルレストアではありませんが、全体にバランスよく美しく仕上がるように作業しています。
全てではありませんが写真にコメント付けています。約8000文字ありますので興味がある方だけ読んでいただければと思います。
今回はお客様の希望で純正ノーマルマフラー、ハンドル、シート仕様です。外装の再塗装が車体完成に間に合わなかったため、オーナーさんに説明してこの写真の仮外装セットをつけて納品しました。
まずは車体全体が移った写真を見てください。
フルレストア車との違いは多岐にわたりますが、その違いは程度の良い部品は再利用する、という事で、このZ1000で解りやすい所を言えばリヤショック、ハンドル、マフラーなどです。
とは言ってもポン付ではなく掃除などを含めた部分レストア作業をして、部品組付け時に全体とのバランスを崩さないようにしています。
ここからは部分カットの写真です。
ブレーキディスクはレストアに手間がかかる筆頭の部品です。とにかく工程が多く面倒。
今回もダブルディスク(この車両は元々シングルディスクで別の車両のディスクを用意した)にしてあり、これをフルではないにしても2枚ある程度レストアするだけでもかなりの時間を必要とします。
フロントホイールはハブをレストアして、ベアリングも交換。スポークとリムを交換しています。
ブレーキキャリパーはオーバーホールとレストアをしています。
もしキャリパーが傷んでいれば交換しますし、内部のピストンは状態によりそのまま掃除して再使用したり、交換や再メッキなどを使い分けします。ボルト類も交換や、レストアを施します。
フロントフェンダーは新品を使用。
マフラーは掃除して再使用。
オイルクーラーは今回13段でオイルラインはタンク下回しで組付け。
こちらの取り回しが最近は多く好まれますが、オイルラインのヘッド上の耐熱の処理とメインハーネスの近くを通るため、組付ける側としては、やや気を使います。ですが私もこちらの方が良いと思います。
フレームのラベルは状態が良かったので痛めないように丁寧にはがしてフレームのレストア後に再度張り付けています。
傷んでいれば再利用はできませんが、状態が良いのにスクレッパーなどで雑にはがしてダメにしてしまったり、あるいはラベルはそのままにしてその回りから塗る、なんてのは低レベルな仕事で、私はそういうバイクに乗りたくはありません。
自分の乗りたいくないバイクは売らず、自分も欲しいバイクを売っています。ちなみにZ2にこのラベルは元々ついていません。
フロントフォークのインナーチューブは分解整備時に交換してあります。
こういうところも綺麗にしてあります。ブレーキホースの分岐は別車種のものを使っています。
昔はマスターシリンダーから直にブレーキホース2本出しが多かったのですが、現在は純正に近い3本ホースのタイプにしています。こちらの方が作業は面倒ですが、断然仕上がりが良いですね。あちこちホースも干渉もしにくくなりますし。ステンレスフィッティングで製作。
安レストアで仕上がりが悪い、調子が悪いのものは私たちは見ればすぐに解りますが、そういう物は、とにかく手間のかかることはすべてやってない、換えるべき部品も交換していないという事です。
目が肥えてくれば写真でもすぐに解ります。そういう物も安ければまだ解りますが、何もたいしたことはやってないのに価格が高ければその価値がないという事になります。
そういう物を買えば100%損をします。
ヘッドライトは交換、Zに良く似合うのでシビエを使用。リムなどは交換。リムは社外品ですが純正ヘッドライトケースにそのままだときちんとつかないので加工、調整しています。
ウインカーは純正新品。ヘッドライトステーなどは社外品。ステーの上下のリングなども綺麗なものを使用。下側にはゴムのダンパーがついていますが、状態により交換をしています。
ヘッドライト取り付けのボルト(写真のプラスねじ)は形の良い純正品がまだでますが、ここを安っぽい皿ネジにしてあるのを見ると残念な気分になります。まだ部品が出るわけですから。
この写真まわりはステムベアリングを交換し、メッキ部品は交換や再メッキしています。トップブリッジなどは目立ちますし、一番よく見える部品なのでフルレストア車同様に仕上げています。
こういうところはいただく金額の事ばかり、金勘定ばかり気にせず、どれだけ思い切ってできるかで断然仕上がりが違ってきます。
メーター取りつけのナットは大きめのワッシャと、座付きUナットに変更してあります。
エンジンは鍛造ピストンを使ってフルオーバーホール。Z系はライナー打ち換えは必須です。車種によりライナーが緩くなりにくい物もありますから、都度判断します。
当社ではローソン系、Z系はすべてライナーを交換するのが良いと確信しているので、当然このエンジンもしています。見えませんがシリンダースタッドボルトも交換。
イグニッションコイルは新品にしてありますが、プラグキャップは樹脂製を使います。見た目も旧車によく似合って、取り付け取り外しもしやすいので。これも最近は目立たない黒色を好まれる方が多くなりました。
エンジンのカバー類はバフ掛け。形を整えつつ、これぐらい綺麗にするのは大変です。当社ではZ系カバー類の取り付けボルトやヘッドカバーのボルトなどは普通に手に入るステンレスのキャップボルトを使っています。
ただし22mmなどのやや長さが特殊なものなどもきちんと用意します。クランクケースなど、必要な部分には純正のボルトを再メッキして使用しています。
ボルト類は車種により使用ボルトを変えており、何でもステンレスのキャップボルトを使用するのは好きではありませんし良くありません。
明らかに似合わない場合もあり、強度や場所により使わないほうが良い所もあるからです。
またエンジン回りのメッキボルトは熱のせいで錆びやすくなることが多いので(特にヘッド付近)くどいですが飾るのではなく乗る前提で言えば何でも純正が最高とは思いません。適材適所です。
旧車バイクの場合、全体の雰囲気を作る小さな大切な部品ですので、使っているボルトでその人(バイク屋)の考え方が解ります。ボルトがでたらめなバイク、一貫性がないバイクに、良いバイクはありません。
また経営者はきちんとした考えがあっても、それが実際に作業する社員に正確に伝わっていない時もあります。
車種によりエンジン回りすべてを元々ついていた純正ボルトを使う時もありますが、(ない部分があれば同車種のボルトや同じ形状のボルトを手に入れる)場所によって錆びやすい箇所や増し締めが必要な箇所もありますから、臨機応変に考えるようにしています。
乗るという事を優先すれば、何でも純正、何でも社外品ではなく、都度考えて柔軟に考えるほうが実践的と言えると思います。お客様がどこの店を選ぶかは自由ですから。
Z系、ニンジャやローソン系、CB、カタナなど車種によって使用するボルトは考え、変えています。
まさに空冷エンジンという感じの外観。せっかく旧車に乗るのなら綺麗な状態の方がそのデザインの良さが解ります。
もちろん中身はもっと大切で、世の中にはフルオーバーホールしたといっているのに、納品時すぐから、くたびれているエンジンがなんと多いことか。
何かの免許を持っていればすべて解るというわけではないように、整備士も同じ事がいえます。整備士の免許はただの資格ですし、結局は正しい知識で良い経験を積み重ねなければまともなエンジンは作れない。
たとえ難しい資格、免許などを持っていても、それが私たちに実際に何か役立つかどうかは別の話です。
メーターは整備レストア済み。リングは当社で製作したものを組付け。古い物は何をするにもお金も手間もかかって困りものです。
それでもそれを乗り越えてきちんと仕上げれば、そのバイクは持ち主の方にとっても、私たちにとっても、そこらへんでは簡単に手に入らない唯一のものとなります。見ても乗っても良い。趣味として最高です。
マスターシリンダーは当社で持っていたもので内部を整備して、レバーをバフ掛けして使用。AP3125-2だったかな。ラジアルポンプタイプには性能で及びませんが充分に良いものです。
旧車のノーマル外観タイプには良く似合います。ただリザーブタンクキャップがこの写真のタイプより古い形の物の方が良かった。今は手に入らないので。
キャブは納品後も再セッティングなどほとんど必要のないという事でFCRキャブレターを使っていただきました。遠方にお住まいですし。
マフラーはノーマルで走行中ほとんど音が聞こえませんが、大きく開けると良い吸気音がきこえます。キックシャフトはFCRに干渉しにくいように形を変えています。
ヘッドカバーをこのようにバフを残した状態にするの、面倒なんですよね。工程がとても多くなるので。
だからここ、色を塗ってしまったり、ブラストしたりしている車両もあるんですよ。持ち主の方が気にならない方ならそれでも問題なしなのですが。当社もオプションにしたいぐらい。でもこの方がカッコが良い。
ブレーキペダル回り。ぺダルは状態が良かったので掃除のみで使用し、その他の部品は再メッキや部品を別に用意し組んでいます。
写真に写っているスイングアームのシャフトは本来クロームメッキではありませんが、一般的なメッキがどうにも頭の部分が綺麗に、自然な状態に仕上がらないので最近はクロームメッキにしています。
リヤのブレーキマスターシリンダーは内部をオーバーホールして外はレストアしています。内部の部品もいずれ欠品になるのでしょう。
マスターシリンダーはブレーキオイルを交換していないで(車検や点検時に)使用し続けるとオイルが水分を含んでしまい、内部が錆びて交換の必要が出てしまいます。これはピストン側ではシリンダーの事です。この車両は程度が良く大丈夫でしたが、ダメになっているものはとても多く、そうなると交換するしか手はありません。
そうならないためにも良いものを手に入れたなら、できれば1年ごとに、それができない場合でも車検ごとに必ず交換する必要があります。また使用するブレーキオイルによっては吸湿性が高いので、その場合はもっと早いサイクルで交換してください。
タンデムステップ回りも全体のバランスに合わせ綺麗にしています。一か所でも著しくボロなんてのはダメだと思います。
一般的な使い方だと意外と性能が良いZ1000の純正リヤショック。
したがって程度が良い時、整備+部分レストアコースは再使用します。しかも長持ち。元々ついていたものをかなり時間をかけて掃除して組付けました。
Z1000純正マフラー。印象としてはMK2やZ1などより静か、乗るとやや抜けは悪い印象です。
多少擦り傷はありますが、ご覧のように程度が良かったので再使用。マフラーそのままは、今回お客様の希望で。形が綺麗です。
アクスルシャフトは再メッキ、ナットはステンレスで削り出しで作ったもの。このあたりのナット類は錆びやすいので最近ステンレスを使うことが多くなっています。思うより違和感がないので。
フロントフォークのスタッドボルトは交換し、ナットは座付きナットを旋盤で少し削ったもの。ちょっとしたことですが、この方がカッコが良いので。
ブレーキディスクの取付ボルトは純正を再メッキしてギザタイプのワッシャーを使って組付け。軽くネジロック塗ってます。
テールランプは純正品の品質が断然良いので、ついていたものを頑張って研磨して使用。
メッキのテールランプ取り付けベースも状態が良かったので掃除して軽く磨いて使用。とは言ってもかなり時間をかけてと言いますか必要になります。リヤフェンダーは交換。
塗装屋さんの腕がいいんですよね~。こういう人が他にもいると思いますが、こういう人こそまさに職人と言えると思います。私には全く無理なので、納期はかかりますがいつもお願いしています。
タンデムグリップの取り付けナットは新品に交換、ワッシャの組み合わせは純正とは違いますが、いつもこの辺は臨機応変に考え、都度一番良いと考える組み合わせにしています。
必ずしも100点とは言えませんが、考えないで適当にその辺のものを組付けるなんてことは一切ありません。
リヤキャリパー、外はレストアして内部はオーバーホール。
パッドのカバーは交換。ボルト類は再メッキ。リヤブレーキディスクは違和感のないようにフロントと同じくらいのレベルでレストア。
このあたりもレストアしています。間に挟まるゴムのダンパーは掃除して再使用。
この部品は物が良く亀裂が起きにくいので問題ありません。この辺は綺麗に仕上がっていないと見栄えが悪くなります。
当社はETCのアンテナはテールカウル内のここに設置。Z1に比べると取り付けはややしやすい。
旧車バイクは鉄の部品が多く反応しにくくなる場所があり、なるべく全体の雰囲気が壊れにくくて、なるべく反応しやすい箇所に取り付けるようにしています。
ETCの取り付けはキチンと取り付けると、とにかく配線の処理など手間がかかるので、当社で販売したバイク以外はお断りしています。
ETCが汎用品なので仕方がない。ETCも最近入手しにくいです。
シートは大変状態が良かったので、表皮だけ手に入れ張替。表皮が無事手に入って良かった。バイク注文受付時はなかったんですよね。数年たって売られていたので購入。
なくなる部品もありますが、こういう良いこともたまにはあります。こういうことは追加料金などもらわないのでお客さんに相談などせず、私が決めています。
旧車らしい優しいテールカウル回りが良い。なんでも尖って、跳ね上がってればよいってものではない。
仮の外装ですが、綺麗ですし、色も好きです。
この辺のボルト類も純正新品と再メッキ品を使っています。Z系にETCのインジケーターを付ける時はこの辺につけています。ステーは0.7mm厚のチタンで製作。チタンは錆びずそのままでも見た目も光ったりせずにやや地味なところが良い。
純正ハンドルスイッチ。やっぱり品質がいい。
ケーブル類はすべて交換。スロットルケーブルは純正品ではありませんが大変良い物。
迷惑かけるといけないのでどこの物かは書きませんが、かなり長持ちして、重くなりにくい。ヘッドライトケース、メーターのカバーなどはフルレストア車同様に仕上げてます。
フォークダストブーツもフロントフォークオーバーホール時に交換。ホースのクランプはちょっと忘れましたが社外品を使ったと思います。
エンジンマウントのM8のボルトは当社で販売しているボルトキットの物。M10の長いボルトの方は純正を再メッキ。エンジンマウントはレストアして使用。
こちらも同様。点火系のハーネスのチューブなども綺麗にしています。
先程も書きましたが、この辺のボルトなどは再メッキ品を使用。
メッキ屋さんも当社からの仕事は面倒だとは思いますが、長い付き合いで何とか受けてくれています。他は断っているとか言っていたような。一回当たりの量が少ないですし、面倒なものが多いですからね。感謝!
メーターはフルレストア車と同様の仕上げ。Z1000R2などはガラスなどの絡みでここまでするのはリスクがあり難しく、また他の車種もいろいろ簡単ではないので、メーター回りはZ系が一番きれいに出来ますね。
ただZ系が簡単なわけではありませんし、見た目以上にめちゃくちゃ手間もお金もかかってます。社外品メーターはもう15年くらいは使っていません。この関係でメーターも車両オーダー時のみの作業で単品オーダーは受けておりません。
インジケーター回りは社外品を使っていますが、裏側のカバーに問題があり、持っていた純正品の程度の良いものを使いました。キチンを作って欲しいところです。
右ハンドスイッチもZ系に似合う純正品。素晴らしいつくりです。作りも良くAP3125-2に似合うミラーホルダーはビトーR&D製。
クラッチレバーASSYは丸ごと交換しています。これも良い物。
メータートリップのダイヤルは掃除して再使用。純正のメーターカバーの形がとても良い。
ヘッドライトがこのように綺麗でないと、全体の印象が悪くなってしまいます。車も同様ですね。
オーバーホールエンジンはセルモーターもオーバーホール、セルモーターリレーは純正新品に交換。
セルが元気よく回り、エンジンがすぐにかからないとスタータークラッチが痛みます。Z1系のスターターギヤは大変高価です。
チェンジペダルはやや形が悪かったので修正して使用。
今回はノーマルステップなのでサイドスタンドのスプリング位置は変更なし。サイドスタンド取付ボルト回りなどはガタが小さくなるように加工しています。
私はラウンドタイプなどより、旧車に似合うこのタイプのオイルクーラーが好きです。
チェーン、チェーンカバーは交換。リヤホイールもハブをレストアして、ベアリングも交換。スポークとリムを交換しています。スプロケットは鉄のものを使用。
見えませんがフロントスプロケットも交換し、リヤスプロケット取付ボルトは再メッキして、ナットは座付きUナットに交換。
チェーン、チェーンカバーは交換。リヤホイールもハブをレストアして、ベアリングも交換。スポークとリムを交換しています。スプロケットは鉄のものを使用。
見えませんがフロントスプロケットも交換し、リヤスプロケット取付ボルトは再メッキして、ナットは座付きUナットに交換。
左側も右側同様に綺麗にしています。
メーターギヤも分解、レストアし(ケーブルがつながっている部品)グリスアップして使用。こういうところも一度整備すればほとんど再整備するところではありませんが、車両販売時には当然整備すべきです。
こういうところを当たり前のように整備しているところはとても少ないです。
この車両のテンショナーはMK2タイプのものをレストアして使用。テンショナーは違うタイプを使うこともあります。
キャリパーの裏側もレストアしてあります。
シートの中はこんな感じです。ETC本体はステーを作ってここに取り付け。ヘルメットフックのステッカーは程度がよかったので痛めないようにはがし、フレームレストアして再貼り付け。
テールカウル前はこんな感じ。シートを開けたところも普段は見えませんが、こういう部分が綺麗だと気分がいいです。
リヤインナーフェンダーの取付ボルト2本付近はどのバイクも大概割れていますが、その場合は修理してからレストアし、締め付け方を工夫して取り付けています。何でも締めりゃいいってもんじゃない。
シートベースは再使用。最初見た時はもっとくたびれている印象でしたが、掃除して見るとみるみる綺麗になってきたため、固定のヒンジやボルト類のみレストアして使用。こういう部分もフルレストア車とは違いますが、ごらんのように充分だと思います。
テールカウル内にある小物入れ。ここももっとくたびれていたのですが、時間をかけて掃除すると傷はあるものの充分に良い感じになったので再使用。
出口は軽く塗装。これだけで印象が大きく向上します。これはマセラティ専門店の人がしていたのを参考にしました。
今回はZ1000の整備+部分レストアコースを紹介しました。
車種により使われている部品が大きく違うため仕上がりのレベルに違いがありますが、その車種、状態ごとに考え、できるだけ良い状態にして納品しています。手を加えずに掃除だけで済ませるほうがいいことはよくあります。それでも大変なんですけどね。
いくらかかったというだけではなく、その中身、良いバイクを作った経験が大切。何台扱っても、ただ分解して組み立てているだけでは良いものは作れませんし、手間もお金もかけず、ただ見ているだけでは良い物に仕上がりません。
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