生成系AIの市役所業務への利活用実態について (2023年6月議会)

2023年6月時点における本市の生成系AI利用実態と本市の考えについて伺う。
※この日のライブ配信、前半7分半ほど配信されていなかったようで後日差し替えがあります。時間に動いていただいたみなさんすいませんでした※

以下、QAとメモ。

Q 生成系AIの導入によって、市役所の業務効率化やサービス向上が期待されると考えるか。
具体にどのような業務領域で活用が期待できると考えるか。
A生成系AIの導入は、市役所の業務効率化やサービス向上の可能性に寄与するものと考えています。
現時点で具体的に活用が期待できる業務領域としましては、他市の事例から、会議資料、議事録、報告書、問合せ対応などの文書作成において、生成系AIを上手く利用することで、職員の負担を軽減し、時間やコストを削減することができる可能性があると考えます。

Q 本市では生成系AIの市役所業務への利活用を積極的に推進するか、一律に禁止するのか、どのような判断をしているか。また利用実態についてどのようか。
A本市では、生成系AIの市役所業務への利活用については、一律に検討するのではなく、業務の内容や目的に応じて、適切な利用方法や範囲を検討するべきだと考えます。生成系AI の利活用にあたっては、本市の情報資産保護のために、
利用に関するガイドライン等の策定が必要だと考えられるため、透明性の確保、情報セキュリティや個人情報保護などの
重要な観点から検討してまいります。なお、利用実態についてですが、業務での利用は行っていません。

Q 生成系AIを市役所業務に活用することによって、効率化や生産性向上など予想される効果
やメリット、他の地方公共団体での導入事例をどう捉えているか。
A 生成系AI の効果やメリットは1点目でお答えしたように、市役所の業務効率化やサービス向上に
寄与すると考えています。横須賀市の事例では「文書作成の所要時間が半分~数分の1 に短縮できる可
能性がある」とのことですので、他の地方公共団体での導入事例を参考にしながら、本市でも検討を行います。

Q 本市では、生成系AIの倫理的な使用や透明性の確保に向けた具体的なガイドラインや規制を準備しているか。
A 生成系AIの使用に際し、質問内容によってAIが異なる情報を提示することや、その内容を生成系AIが覚えてしまうおそれがありますので、倫理的な使用や透明性の確保に向けた具体的なガイドラインや規制について、
国及び県からの情報や他市の概況を確認しているところです。今後も生成系AIに関する動向について、引き続き注視していきます。

ポイント:「生成系AIの導入は、市役所の業務効率化やサービス
向上の可能性に寄与する、生成系AIを上手く利用する
ことで、職員の負担を軽減し、時間やコストを削減することができる可能性があると考える」
との答弁→一方で「業務利用は行っていない」の説明

ポイント:一般的なAIと生成AIの違いについて(議員向け)説明。用途や利点について

ポイント:会議資料や文書作成、問合せ対応などが挙げられた。
生成系AIの導入によってどのような効果を予測してるのか?

ポイント:市役所業務での生成系AIの利用は行っていないとのことだが、 将来的に業務での利用を促進する方向性は考えているはず(職員の負担を軽減し、時間やコストを削減することができる可能性があると考えると答弁
業務での利用にあたっては、どのような効果やメリットを期待しているのか、具体な事例や見通しを答弁してもらう。

ポイント:倫理的な使用や透明性の確保に向けたガイドラインや規制について、引き続き情報の収集や研究を行っていく予定であれば、その具体な取り組みやタイムラインについても答弁を。市民や関係者の意見や要望をどのように反映するか、透明性と説明責任を確保するための具体な取り組みについても答弁してもらう。

ポイント:結局、行政が生成AIを活用する際に、プロンプト(入力指示)の設定が必要だと思う。使い方が下手では時間やコストを削減できない。
→AIの導入を促進するための予算配分や人材育成プログラムなど、具体な取り組みについて取り組んでもらう。

   

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