仲間について⑨
この前、大学生活について書きました。
そこでも書いた通り大学生活は、そして大学サッカーはいくらでもサボることができます。
グダってたら叩き起こしてくれるような大人はいなく、それが許されるような環境です。
授業サボっても、練習いかなくても、まわりからは
「まあ、いいんじゃない?あいつそういう奴だし」
で終わりです。
大学入学とは、自己管理の世界に飛び込むことになります。
一昨年、高校三年生の僕は名古屋産業大学に進路を決めました。
名古屋産業大学。。
サッカーは強いのか?
去年2部リーグから昇格して今年から東海1部リーグらしいけれど。。
雰囲気はどんな感じなんだろう?
そもそも大学生活ってどんな風なのかな?
想像してみるけど色々わからないことだらけでした。
僕は、高校3年目に右膝の手術でまるまる1年間サッカーができませんでした。
指導者になるという新しい夢を持ち進路を決めたのですが、
やっぱり選手として何も残せなかったのが心残りでした。
なので最初だけ大学でも選手として活動して、あとから指導者のほうにシフトチェンジしよう。そういう感じで進路は決めました。
その後高校を卒業しました。高校を卒業したもののあまり卒業した実感がない。。
サッカーをやりにきたのに最後の年はサッカーをやっていない。俺はいったい何をしていたんだという気持ちになりました。
あれ?まだちゃんとやりきれてないのに…
まだ高校サッカーやりたい。
終わらせないでくれと思いました。
卒業してもまだ高校サッカーが続いてるような気持ちだけど、もう高校生活は戻ってこない。しかも怪我で。受け入れたくない。
そんな気持ちでした。
リハビリを重ねてようやく動けるようになりいざ愛知県へ。
このときもやっぱりモヤモヤしていました。このやりきれない気持ちをどこにぶつけたらいいのか。新しい生活はじまるけど、、なんかなぁ。。
しかしそんな気持ちも晴れるようなことがありました。
練習にはじめて新一年生が出揃い、コーチがみんなの前で話しました。
「高校四年生みたいな気持ちでやって欲しい」
高校四年生…
その言葉に僕はとても嬉しくなりました。
また熱い環境でできる。ギラギラした気持ちが蘇ってきました。
みんなの目もキラキラしていました。
それから一年経って今になりますが、、
どうですか?高校四年生の気持ちみんな持ててますか??
うーん…っていうひとが多いかもしれないです。
高校のとき悔しい思いをした人のほうが多いんじゃないでしょうか。
きれいさっぱり悔いなく高校サッカー終われましたか⁇
その悔しさ忘れていませんか?
そんな悔しさを忘れずに走り続ける友達がいます。
少し仲間について紹介します。
彼は青森県の野辺地西高校出身です。
彼が高校3年生のとき最後の選手権の県決勝で青森山田に敗れました。しかもPKで…
吉川くんといいます。僕の同期です。
大学に入ってもあのときの試合が夢に出てくると言っていました笑
ことあるごとにそのときの試合の話をします。
その話をしてるときの吉川くんの目はいつもとても悔しそうで、でもあのときを思い出して少し楽しそうで。
やっぱりサッカー好きだなぁって思います。
ライバルとぶつかれて楽しい。でも負けたから凄く悔しい。もう一度やりたい。たぶんそんな気持ち。
吉川くんの努力はみんなが認めるほどです。
「高校四年生」
その言葉を体現しています。
凄く眩しい…!
彼のような気持ちで毎日過ごしてる人はいまどれくらいいますか?
僕はそういう気持ちをもったいろんな仲間から元気をいっぱいもらっています。
みんな頑張ってるから僕も頑張んなきゃと思います。
いま名産大で必死にもがいている仲間たち。
元気をもらってばかりです。
僕もみんなのように何かを人に与えられるようになりたいです。
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