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わが家の新ルール:「カサンドラ」という言葉を使わない

noteを書くきっかけになった、カサンドラ症候群のトピックについて、夫から、次のように提案されました。

・カサンドラ症候群という概念は、科学的・学術的・医学的研究の積み重ねのもとに定義されたものではない
・曖昧なままそれぞれの色がついた状態で使われ、広まっているように見える
・さまざまな人の集まりや団体ごとに「カサンドラ症候群とは」という言葉で生起されるイメージに差が出る
・「カサンドラ」という用語を使いたいように使う人のあいだで、混乱した状況が続くのではないか
・わが家では「カサンドラ」という用語を使わず、話したいトピックについて具体的に話そう

この提案に深くうなづきました。

「カサンドラ症候群」に帰属意識を持ち続けたい人、それを擁護したい人、その概念を守りたい人や団体がある限り、この問題についての感情的な対立や議論は続くでしょう。

ただASDに生まれついたというだけで、そこに巻き込まれていく必要はありません。
(悲しいことに、私は多くのことができるように生まれついていません。自分の人生と夫婦の暮らしにエネルギーと時間を使うだけで、精一杯です)

ということで、このトピックについては
・ヘイト行為に対して「ノー」という一線を引く
・夫婦のあいだでは、カサンドラという用語を使わない
というところに着地しました。

ニューロダイバーシティ擁護者の立場から発信してくださる方々に感謝します。

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後日談:主治医にカサンドラの話をすると
「医学用語じゃないですからね」
と即答されました。

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