死神とはドローに持ち込む!

日記のタイトルが「煩悩菩薩日記」から「死神日記」に変わった。これもまた私の思い付きだ。深い意味はない。煩悩即菩提。この言葉は作家の夢枕獏さんから教えられた。浄土教の中にあるそうだ。

2020年、私は75歳になる。高齢者、ど真ん中。世間的にはジジイだ。しかし脳は依然として21歳のまま。そこからまったく歳をとっていない。その現実的落差、ギャップは54歳。おかしい。

最近、人の名前が浮かんでこないことがある。もしかしたら将来、痴呆症にならないとも限らない。右膝の痛みが消えない。治らない。いろんなところにガタが来ていることもたしかだ。

ヤバいぜ。一寸先は闇。闇のまた闇。真っ暗な闇だ。もはや私には過去も未来もないのだ。あるのは今日という1日だけだ。

死神が「もう、いい加減、こっちに来い」と言っているようなもの。いつ死んでもおかしくない。それなのに新たに「ターザン大陸」やVoicyを始める。懲りない。しつこい。

すでに膨大な時間を生きてきたのにだ。自分は今、果たして生きているのか? 死んでいるのか? それさえわからなくなっている。だからとりあえずは生きている証拠として日記を書いていくしかないのだ。

死神には勝てないが当分の間はドローに持っていく。終わりなきドローであることを願うしかない。


ターザン大陸より)
お読みいただきありがとうございます。
2021年元日からはVoicyでの配信も始まります。そちらもぜひお聴きください。

Voicy配信開始の経緯について下記に対談記事があります。
「ターザン山本が『Voicy』デビュー! 音声メディアには自由と永遠性がある!」(シバカズ.com)

さらにパワーアップしたターザン山本のブログをよろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?