実力にあった行動を
最近、非常にふてぶてしいと思わせるシニアを、電車で見かけた。行動でなく、態度、全身から醸し出される姿勢、表情などの印象からである。
これは、自分を勘違い、把握がないからなのであろうか。それが、積年の品性を、作りだし、無意識に現れてしまうのか。
冒題の「実力にあった」と、この「自分を勘違い、把握していないこと」は、対照的である。
よく身の丈にあったというが、身の丈以上のことを、しようとすれば、ギャグでない限り、芳しくない結果を、生んでしまう。
100M10秒切ろうと、意気込んでも、特殊な訓練していなければ、まず無理である。
これは、普通わかるにしても、他の様々なセグメントで、状況次第では、この罠に突進してしまう。早めに気づけば良い方で、相当の痛手を、被りながらも、突進を、続ける。もはや、自分を把握することが、すっかり抜け落ち、続けざるを、得ないのかも知れない。
生活のあらゆる場面において、自分の実力にあったことをするのは、原則ともいうべき最重要項目である。