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親子げんか


いつものケンカ。
趣味のお絵描きに没頭している娘に。

私 「塾でノート使ってる?必要ならノート教科分持っていきなね。」

む 「いい。一冊で足りてる。」

私 「いやいや、そんなのダメでしょ。せっかく書いても振り返れないし。教科ごとにノート作りなよ。」

む 「それ言うなら初めからそう言えばいいじゃん。なんでいちいち聞いてくんの。」

私 「なんで、そんないいかたするかなぁ。」

む 「べつに普通じゃん。すぐ責められてるとか言うけど責めてないし。。ゴニョゴニョ。。」

と私への文句とダメ出しが、長々続く。

私、階下に逃げる。面倒だし、どう返しても何     も生み出さないことは経験済み。話し合って分かりあう、なんて、ない、ない、ない。

もう面倒くささと、やはり堪えきれない小さなイライラと、結局は私の大人気のなさが、また2人の間に隙間風を吹かす。

ひとりで、トイレで冷静になって、結局また私が悪かったのか。となる。
100%なる。

ここで解説。
そうだね。
そもそも、塾のノートのことまで、いちいち口出してくんな、ウザイ!
と言うのが娘の心の内でしょう。

わかってるよ。

もう何も言ってくれるな。
なんだよね。
正論、常識、教養、躾。
小学生までだったかな。

私の機嫌伺いか。
おもむろに、下書きの絵を見せてくる。

ここぞとばかりに

私 「いいねぇ!どんな絵になるのか楽しみ!」

む 「どんな絵になるかはもう描いてる(下書きで)」

ああ言えば、こう言う。
ああ言えば、じょうゆう。

ああ言えば、むすめ。 

もはや、意思疎通が難しい。

なんか疲れる。

仲良くしたいだけなんだけどなぁ。
あなたを大切に思っている。
これって、わたしのひとりよがり?

本当に人を大切に思うって。
どんなことなんだろう。
受け取り側に、それは愛じゃない、と言われたら。
戸惑うけど、仕方ない。
投げやりな感じでなく、
本気で、仕方ない。
だって、受け取ってもらえないんだもの。

それでもね。

あなたが、幸せになれたら、そんなこと、どーだって、いいんだ。

心からそう思う。

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