ChainColosseumPhoenixエコシステム解説
こんにちは。垂水ケイです。
OasysのBattleToEarn「ChainColosseumPhoenix(チェンコロ)」には、エコシステムを崩壊させにくくするための仕組みが入っています。その一つが、ソウルマイニングシステム(SMS)です。
SMSとは、稼いだトークン(CPT)が自動的にUSDCにコンバートされてヒーローに貯められ、死亡状態となると徐々にアンロックされてプレイヤーに付与されていくというもの。
新しいシステムでイメージが湧きにくい方も多いと思うので、ゲームのメインループとSMSに焦点をあててエコシステムの解説を行います。エコシステムの解説には、ゲームシミュレーター「Machinations」を利用しています。公開して実際に触れるようにしているので、パラメータをいじって遊んでみてください!
シミュレーション上の数値や数式、CPTの価格などの一切は仮のものです。実際のゲームと異なる場合があること、収益を保証するものではないことをご承知ください。
今回解説する部分
こちらはチェンコロのWPで公開されているゲームサイクルです。グレーでマスキングされている部分は今回は割愛して、以下の部分について紹介していきます。
ヒーロー保有数・レアリティに応じてエナジーを獲得
レベルアップに応じてバトルで獲得するCPTが増加
バトルをするとリペアが必要になる
稼いだCPTはSMSでUSDCにswapされヒーローに貯められる
ヒーローが死亡状態になると徐々にアンロックされていく
シミュレーション全体
こちらが今回のシミュレーション全体図です。大きくパラメータ・メインループ・SMSの3つに分けています。上のリンクからMachinationsにアクセスしていただくと実物を動かすことができます。
パラメータ部分では、保有ヒーロー数・レアリティやバトルに使うヒーローなどから総獲得CPTを概算します。
メインループでは、バトルを行なったと想定して、CPTを獲得していきます。SMSに従って自動的にUSDCにswapされていったり、レベルアップやリペアにCPTを消費したりします。
ソウルマイニングシステムでは、ヒーロー死亡状態のパラメータを入力するとUSDCが貯蓄されたりアンロックされたりします。
それでは細かくみていきましょう!
エナジー算出
ヒーロー数が閾値を超えるとエナジー数が増えます。
ヒーローのレアリティに応じてエナジーのボーナスがあります。
ヒーローレベル・レアリティ
チェンコロにはレベルに応じた収益制限が設けられており、稼げるCPT枚数を増やすためにはヒーローのレベリングが必須です。
また、ヒーローレベルが上がると、効率(EFF)が上がりますが、リペアコストやLvupコストが増加します。
メインループ
バトルが実行されると、エナジーやEFF、収益制限から算出されるCPT獲得量を稼ぎます。
SMSが稼働している場合、プレイヤーが獲得するCPTとSMSでUSDCにswapされるCPTに分配されます。
獲得したCPTは、プレイヤーの戦略に応じて再投資に回したり、利確したりします。
次はSMSについて詳しくみていきます。
ソウルマイニングシステムでのCPT分配
SMSでは、獲得したCPTがSMS設定価格とCPT市場価格に応じてプレイヤーとUSDCトレジャリー(ヒーロー)に分配されます。
SMS発動条件:SMS設定価格<CPT市場価格となること
ユーザー獲得CPT=総獲得量*SMS設定価格/市場価格
SMS用CPT=総獲得量*(1-SMS設定価格/市場価格)
上図では、市場価格が$1.25(図中は10CPTあたりの価格を表示)、SMS設定価格が$1です。そのため、プレイヤー獲得量は以下のように計算されます。
50CPT*$1/$1.25=40CPT
残りの10CPTがSMSで自動的に市場価格の1.25でUSDCにSWAPされ、USDCトレジャリーに貯められます。
ドル建てで考えたい場合には、次の通り。
プレイヤー獲得ドル建てCPT=総CPT獲得量*SMS設定価格
SMSのUSDC貯蓄量=総CPT獲得量*(市場価格-SMS設定価格)
SMSで設定されているのは、収益の上限ではなくCPT価格の上限ということです。CPT獲得量が増えれば、それに応じてプレイヤー獲得量も増えますのでご安心を!
ソウルマイニングシステムのアンロック
USDCトレジャリーに貯められたUSDCは、ヒーローが死亡するとプレイヤーに付与されていきます。バトルで使うために復活させた場合にはソウルマイニングも停止されて付与が止まります。
ゲームをプレイしてヒーローにUSDCがストックされていくことでヒーローの価値の裏付けにもなりうる面白いシステムですね!
まとめ
チェンコロで実装される新システム「ソウルマイニングシステム」を含めた、メインとなるゲームループを紹介しました。実際にパラメータを変えながら動かしてみるとよりわかりやすいと思います。
Machinationsの使い方などわからないことがあれば、twitterやOasysファンコミュニティのディスコードでお気軽に聞いてください。
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