2021年春見たアニメ・特撮感想まとめと、夏期待のアニメ

誰得でもなく、ただの日記みたいな記録です。

7月になる前に、番組改変が完了する前にちょっと書いておこうと思い立ちました。

なお、議論とか苦手なので、反論言いたい方は回れ右でお帰り下さい。

でははじめ。

<オンタイムで放映していたもの>

・東京リベンジャーズ1期

 タイムリープもの。個人的には「ヤンキー版シュタインズ・ゲート」っぽいなと思った。opの髭ダンディズムの歌が、曲の途中で転調してまた戻るのがユニークだと思った。ちょっと印象深かったのは、単純にヤンキーファッションをして友達とたむろしてる組(主人公含む)が、相手に「〇〇くん」とちゃんと敬称をつけていること。昭和の時代なら多分お互い呼び捨てだったんじゃないかなあと思った。平成の子たちは礼儀正しいね。

・キングダム3期

 これ、コロナで昨年第4話から延期になってたのを再開したんだよね。安定の面白さ。今後も楽しみ。

・(ドラマ)コウラン伝

 アニメではなく実写ドラマだけど、「キングダム」の参考に見ていたのでこちらに。秦の始皇帝(嬴政(えいせい))の母の物語。この物語では彼女は「コウラン」と呼ばれるが、ウィキのデータを見ると「趙姫(ちょうき):超から嫁いできた女性」としか書かれておらず、「キングダム」2期では「趙姫」となっている。呂不韋(りょふい)もコウランも、「キングダム」での描かれ方と180度逆に近い描かれ方で、(嬴政(えいせい))は性格が粗暴で呂不韋(りょふい)がいないと政治はまかせられない、という解釈になっている。また、「キングダム」では、秦王が先に秦国に帰り、数年後に彼女と嬴政(えいせい)が秦国入りしたことについて、趙国でずっと「何故自分を早く秦国に連れて行ってくれないのか」と嘆き、男たちを屋敷に招き、嬴政(えいせい)をネグレクトしていたと描かれていたが、「コウラン伝」では秦王の趙国脱出の際、再三コウランも一緒にと言われたのを秦王の安全のために自ら断り、嬴政(えいせい)を可愛がって育て、いじめられて帰ってくると、いじめた子たちにおやつをあげて帰らせ「あなたは悪くないのよ」とやや甘やかすくらいに愛情をかけて育てたというドラマになっていた。歴史に記された点と点の事象は一致する(秦王が先に趙国を脱出した、趙姫は呂不韋の使用人でかつて恋愛関係にあったが、呂不韋が秦王に差し出した、呂不韋は嬴政の成人までは秦国の摂政を務めた、など)のだが、彼らがどんな人だったか、何故そうしていたか、などの解釈が真逆なのが興味深かった。

 以前、中国の最後の皇帝の愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)についても、「ラストエンペラー」と「火龍」を両方見比べたことがあったが、溥儀の扱いが180度違っていたのを思い出した。私が21歳頃、上海に短期留学した時、上海の好々爺の老師(先生)に、「ラストエンペラーについてどう思うか」と聞いたところ、「あれは芸術作品ですからね……」とお茶を濁されて終わった。中国国民には言えることと言えないことがあるのだろう、となんとなく思った。

 「コウラン伝」に話を戻すと、女性であっても権力闘争が非常に激しく、主人公コウランも趙国でも秦国でも何回も様々な方法で殺されかけたり失脚させられかけたりを乗り越えていっていた。また、自分ののし上がりのために、恩人の女性を石で殺す女性まで出てきていた。やっぱ中国って激しい競争社会なんだなあとも思った。

・サンダーボルトファンタジー3期

 普通に面白い。今後も期待。

・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

 「今期のダークホース」と誰かが書いてたが、まさにそれ、それよと思った。旦那が拾ってきたアニメ。最初は「なんだ、今流行りのライトノベルの異世界転生ものかー」と思って見始めたが、主人公の努力とか、回りの人々が彼女の頑張りぶりに影響されてどんどんネガティブからポジティブに変わっていき、彼女は周りの人々から慕われるようになり、なぜか自分が男女問わずモテモテになってしまい、数々の破滅フラグを回避し、最難関の裏モードまで良いエンドに変えてしまう、という、案外友情と努力とその成果、みたいな、まるでジャンプ漫画ですか?的な良い話になっていた。

 個人的には「追放ENDになっても困らないように、農作業に磨きをかける」っていうのが気に入った。追放されてもなんとか農民として食いっぱぐれないようにしようというのは、マジで誰でもやれる手堅いスキルだなと。この世界だと、平民に落ちてしまうと、女性はメイドか身売りくらいしか食べて行く手段が無さそうに見えたので、非常に手堅い。農家で働けるならそこで腕を認めてもらって正式な小作農契約ができるかもしれないし、そこの息子に見初められて結婚できたら本当に食いっぱぐれない。私もリアルで家庭菜園が好きなので、なんかこの点は非常に共感度高く見ることができた。すぐに2期(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまったX)があるようなので、こちらも楽しみ。

・ODD TAXI

 旦那が見つけてきた。地上波では見られないのでうちではアマゾンプライムで視聴。opの歌が良い。あと、登場人物が動物が進化してヒト型になったような描かれ方をしているのは、人間でキャラを描いてしまうと、あまりに内容が刺激的すぎるからなんだろうなあとは思った。登場人物を動物人間で描くことで、過激な内容をオブラートに包んでいる感じ。高評価のためならモラルハザードに足を突っ込むYoutuberとかツツモタセにひっかかるサラリーマンとか、今の日本社会の縮図的な闇をうまく表現できていて、面白い。

・不滅のあなたへ

 いままで見たことがない設定のファンタジー。OP映像で色々な場面や人が映っているけど、まだ登場していない人物や場所も多いようなので、これからも楽しみ。

・ドラゴン、家を買う。

 漫画のCMから気になっていた。レティ君はCMでは女の子だと思ってた。エルフが魔王という設定、そしてそれがくじびきで決まってしまったというのも斬新で面白かった。ある意味「鬼灯の冷徹」的な、異世界だけど生活感ある系の面白さを感じた。

・続・刀剣乱舞 花丸

 1期から見ている。安定のほのぼの感。

・東のエデン

 13年前に放送されたものの再放送。旦那が見つけてオススメされて見始めた。携帯のデザインにかつての時代を感じるが、それ以外は今の話として見ても何ら違和感がないと思った。主人公がヒロインを少々強引に引っ張っていく感じは、ちょっと昔風かな。キャラデザがあの将棋の漫画の人で、話のキツさを緩和してくれた印象あり。主人公たち「セレソン」(選ばれた人々)には携帯に電子マネー100憶が振り込まれて、これで日本を救え、最初に救った奴以外は殺すというゲームに主人公は巻き込まれている訳だが、100憶というのは、国家予算の大体1万分の1なので、これでまともな政策をしようとしても焼け石に水にしかならない。それを知っていて彼らを躍らせているこのゲームの創始者は、まあ、意地の悪い人だなあと、最近湯浅氏のインタビューを読んで気が付いた。(「前に、政府機関に2年間所属したことはあるんですが、渡された年間予算が70憶。これ国家予算の約2万分の1ですよ」(意訳))湯浅誠氏は、「年越し派遣村」を作った人。現在は「子ども食堂」の全国ネットワーク運営に携わっている実在の人物。

・MARS RED

 大正時代の吸血鬼譚。吸血鬼になってしまったけど、意識は普通の人で、普通の常識概念を持った人々が多数登場したのが新鮮な感じを受けた。話は少々地味なので、大ヒットにはならないかもしれないが、嫌いじゃない。

・ましろのおと

 音楽もの。モラトリアムの中でもがきながら、少しずつ成長していく主人公の生きざまがピュアで美しい。吉田兄弟が音の監修なのもいい感じ。

・シャドーハウス

 予想以上に面白かった。謎を解いていく形式のミステリーストーリー。「生き人形」たちのマインドコントロールのされっぷりが完璧ですごいと思う。本当はきっと、このシャドーハウス(多分炭鉱とか鉄鋼とかの山にある)のふもとの貧しい家庭の子女たちで、貧しさゆえに子供を売らなくてはならなかったんだろうなあと想像してしまう。お披露目(実質生き残りテスト)で庭園を右往左往するシャドーと生き人形たちを高みから見物して楽しむ上級のシャドーたちや「おじいさま」。なんとなく、「東のエデン」の創始者と同じ視点なのかなと思った。

・シャーマンキング(新)

漫画は途中まで読んでました。アニメ旧は見逃してしまったので、ワクワクして待ってました。やっぱり安定の面白さ。あと、OPとEDを林原めぐみ氏が歌って、作詞もして、印税稼いでるなあという印象。OPのラストにちょっと三味線の音を入れているのは、イタコのアンナが青森出身だから、津軽三味線でそれっぽさをさりげなく入れてきたのかなあと推測。

<配信サイトで見た過去オンエア作品>

・サンダーボルトファンタジー2期

 これのラストまで、浪巫謠(ロウフヨウ)の声優が歌手の西川貴教氏だということに気付かなかった。私の鈍感。バカバカバカ。なるほど浪巫謠(ロウフヨウ)のシーンで西川さんが歌う訳だと納得。

・サンダーボルトファンタジー 外伝 殺無生編

 凜雪鴉(リンセツア)氏の人の悪さっぷりを再確認。

・サンダーボルトファンタジー 外伝 浪巫謠(ロウフヨウ)編

 天明ちゃんとのほんのりロマンス風味がほのぼのしてて良かった。浪巫謠(ロウフヨウ)自身にその自覚がないのも初々しくて良い。

<7月からの期待作品>

ネットでいくつかあたってみたけど、意外なくらいに自分の興味をひくものは少なかったです。以下調べた結果。

・マギアレコード2

 そもそも、「マギアレコード」1を見てなかった。dアニメで昨日第一話を見てみました。面白そう。旦那はあまり興味なさそうで意外。

・うらみちお兄さん

 まあ、見始めてないので、期待値のみ。

・NIGHT HEAD 2041

 昔、ドラマの「NIGHT HEAD」にハマったので、楽しみ。
・ヴァニタスの手記

 面白そう。期待値あり。
・俺、つしま

 「乙女ゲーム(中略)x」の後番組らしい。旦那が猫好きなので入れてみた。What's マイケルをもっとふてぶてしくしたような印象の猫ですね。

・鹿の王

 テレビアニメかと思ったら映画アニメでした。

 コロナ収束後か、配信でいずれ見るかといった感じ。

 原作は読んで、お気に入りの作品です。

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