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2021年10月開始アニメ雑感

※書いたのは少し前なんですが、あまり置いといても何なのでアップします。

★前提

・基本的に早寝早起きなので、リアタイで見ることはまず無いです。アニメは特に深夜放送が多いので、基本的に録画しておいて、翌日以降に見ています。ここの日付はその、「録画を見た日」になっており、放映日とはズレますのでご了承ください。

10月5日(火)

□「月とライカと吸血鬼」

 最近、吸血鬼もの多いなーと、ふと思う。

 作品ごとに、「吸血鬼」の設定が色々違う。

 この作品は、「吸血鬼伝承によって阻害され、へき地暮らしをしている亜人種」で、「人として扱わなくて良い」とこの国では暗に認識しているらしい。

 一般的な吸血鬼伝承と異なる点

・血を吸わない

・陽の光で死なない。(日焼けや熱中症にはなりやすいので基本夜間行動)

・ニンニクや十字架で影響は受けない

・寒さに強い

一話目を見た。30分ではまだまだ見えてこない様々な設定が、回を追うごとに分かってきそうな感じあり。吸血鬼の少女が何故棺桶に鉄の鎖を巻かれた状態で移送されてきたのかも、「人間側の偏見」なのか、「彼女の特性に起因する」ものなのか。そもそも彼女は自分の意志で来たのか、一族に懇願されたのか、人間側に脅されたのか?まだまだ分からない。ただ、作品として魅力を感じた。吸血鬼の少女の瞳の描写の細かさ、ダイヤカットの巨匠が作った宝石のような美しさに、この作品の気合を感じる。

□吸血鬼すぐ死ぬ

こちらも吸血鬼もの。主人公である吸血鬼の声優が福山潤氏なのが秀逸。

凛としたカッコイイ声なのにヘタレというギャップが話を更に面白くしている。脳内イメージとしては、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュが、アッシュフォード学園でドジっ子してるシーンが初めから終わりまで連続してるような感じ。福山潤氏というと、二枚目の主人公や主要人物のイメージがあっただけに、こういう三枚目キャラでこのカッコイイ声というのがギャップ萌え。

 作品は、主人公の吸血鬼がドヘタレで、ささいなきっかけですぐ砂になって死んでしまうが、瞬時に生き返って何事も無かったかのように気取る、それに翻弄されつつ本来の吸血鬼退治から吸血鬼とコンビを組んで難問を解決するレンジャーコンビのように成り行きで扱われていってしまうハンター。しかもドラキュラ城がハンター介入により壊れたので、勝手にハンターの事務所に居候する吸血鬼、というドタバタコメディー。設定は斬新だが、コメディ・ギャグの作りとしてはけっこう鉄板で安定して笑える感あり。今後はどんな弱点で吸血鬼が死ぬのかが楽しみ。また、エンディングでアルマジロくんの旅が描かれており、アルマジロがドラキュラ(もしくはドラキュラ城)に憧れてわざわざやって来たことが分かるが、言語が話せない設定のようなので、アルマジロ君の今後の行動も楽しみ。

10月6日(水)

□takt op. Destiny (タクトオーパス)

旦那が録画入れてたアニメ。

私は基本的に「代理戦」ものは生理的にあんまり好きじゃないんですが、これはまあOK。

「代理戦」という意味は私の造語です。主人公が無傷で、主人公に仕える者が代わりに闘うというコンテンツ。(例:ポケモン、ヴァンガード、Fate等)見てるうちにイライラしてくるもので……。(単に好みの問題です。Fateも面白そうなんだけど、これが原因でアニメ1話視聴で止めてしまった。残念ですが、生理的に受け付けないんで……。)

そして、この系統で許容範囲なのは、主人公も何らかの形で、戦闘中に一緒にダメージをくらったり消耗する頻度というか割合が高いもの。

タクトオーパスの場合は、極度に戦闘能力が高くなる異種族と人間とのコラボ戦闘ですが、戦闘モードになると指揮する人間側の腕がいきなり消失して、代わりに異種族と思われる美少女に戦闘服と武器が自動装着されて、戦闘機並みの破壊力を発揮するが、指揮者と戦闘員が限界を超えて戦うと共倒れするという、まあOKな展開。(同じ意味で「シャーマンキング」は好きな漫画・アニメです)

んで、思い出したんですが、絵ヅラ的な感想で言うと、なんか昔こんな白髪おかっぱ無表情言語少な目非人間の相棒美少女のアニメがあったような。こういうタイプはこういうタイプでキャラクターとしての魅力、ありますからねえ。

ゲームとのタイアップアニメは大体アニメとしてはクソであることが多いというのが個人的所感なんですが、ちょっとググってみたところ、この作品はゲームとアニメがタイアップなんですが、アニメ上映が完全先行で、ゲームのほうはプラットフォーム自体まだ未定とのこと。まあ、私は女の子操縦するのは興味ないので多分プレイしないとは思いますが。あと、老眼なのでスマホがプラットフォームになったら文字が読めない。(爆)

それから、MAPPA制作作品はやっぱ面白い。脚本のテンポが良いのももちろんですが、戦闘シーンのスピード感などは、見ててワクワクします。タクトオーパス1話のDestinyが弾丸のように飛んでいく描写とかもすごいなと思いました。

□テスラノート

主人公って、山奥でおじいちゃんと修行をして強くなるものなのかな。まあ、インドの山奥ではないな。2Dと3Dが画面に共存している、ということでネットでは酷評を浴びていますが、その点についてはまあモブと主要人物を視聴者が仕訳けしやすいからいいんじゃないの?程度の感想です。ストーリーは、「タイガー&バニー」の制作陣だそうで。なるほど最初は仲の悪いコンビが一緒に戦うって感じかと。でもまあ、制作陣が制作陣なので、今後も期待。主人公の女の子が、喜んで戦闘に参加しているのでなんとなく気分的に救われる。

10月8日(金)

□サクガン

「熱血」を感じました。

主人公の女の子が、「知能」としては完結&突出していて、(9歳で大卒。自作のプログラムで換金鉱石をいち早く掘り当てて稼いでいる)

ほんで、地下世界に住んでいて、この舞台のメイン産業は削岩(サクガン)のようで、父娘二人住まいで、娘である主人公は、何度も夢に見る「外の世界」の景色が見たくてたまらない。外の世界に行けるのは「マーカー」と呼ばれる探索家だけで、外には「かいじゅう」が跋扈してるという。そして、世界をマーキングし尽くした伝説の女性マーカーの記名がしてある小包がある日届いて……。

おそらくは、何らかの理由で地上は人の住めない危険な場所になっていて、外に出るのは命がけ、であるらしい。

ふと思っちゃったんだけど、これだけ掘削テクノロジーが健在なのであれば、都市間トンネル通して地下鉄で物流や人を行き来させることってできるんじゃないのかな。主人公の少女が目指す場所の真下あたりまで地下鉄で行くか、通ってないなら最寄り駅からは掘削してけば案外すぐに到着……しない?実際東京の地下なんて鉄道線だらけなんだし。あ、でもそれ言っちゃうと「冒険譚」にならないか。

冒険から帰還する他の父娘コンビ。娘は推定年齢16歳くらい。しかし「マーカー」だけあって、実力はある、らしい。9歳の少女メメンプーとも仲良しで、いつか夢の場所に行こうと盛り上がる。突然の「かいじゅう」が舞台の都市へと落下。破壊活動開始。マーカー父娘は街の人々を守るため、「かいじゅう」に立ち向かう。しかし……。

メメンプーのロールモデル(マーカー父娘コンビ)、いきなりの消失。

さすが、いまのアニメは展開早いな。

泣きながら、「それでも」と冒険希望を叫ぶメメンプー。

折れた父親、隠していたロボの布を取り去る。

何ていうかこう、「外からの調査から帰ってきました」というマーカー父娘を暖かく英雄として歓待する街の人々を見て、『進撃の巨人』の「壁外調査から帰還した調査団」に対する壁内の人々の対応を思い出した。あちらは「あんだけ外に行ってて、何の成果も上げられないのか!」と罵声を浴びせ続けられるパレードになっていて、エルヴィン団長が「〇〇名死亡!何の成果も上げられませんでした!!」と絶叫のように叫んでたっけね。

まあでもそれは、ひっくり返して言えば、「進撃」の世界の壁中の住民は、まだ外に「希望」を多く持っていて、だからこその成果なしへの罵声で、「サクガン」の世界は、「もう外になんて危険すぎて、一部のエリートしか出られないんだ。それでも危険で命からがらなんだ」と、もう外に「希望」を持つことを忘れかけているような状態なので、生還してきただけでも「希望」を持たせてくれたと花火まで上げるという。こっちのほうがかえって外の世界への絶望度が高い。希望を忘れてしまったからこそ、平常心を保って笑っていられる。セカイはここしかないんだと。一見明るそうに見えて、実はもっとずっと深い絶望の中を生きている。そんな世界観の違いを感じました。他の都市は、メメンプーに送られた石を本当に「地図」と見立てるならば「存在する」らしいんだけど、そこへ到達するまで生き延びられるのかどうかも疑問のような感じ。

この作品、「希望」があるし、その「希望」の理由もきちんと語られている。あと、登場人物たちがポジティブで、目的意識をきちんと持って生きているのが好感を持てました。

初めて見る「父娘バディロボットアニメ」になりますが、続きが楽しみです。

たださ……朝飯がいつも当たり前のようにカップ食料ってのは、栄養的によくない気がするよ。この世界ではそれがふつうなのかな……。マーカー父娘もカップ食料だったし。せめて茹でたジャガイモくらい食え。可能ならば。果物食べてるシーンがあったから、野菜だってあるよね?ね?おばちゃん心配だぜ。

10月9日(土)

□海賊王女

面白かったです。主人公フェナの「高級娼婦デビュー、嫌!絶対嫌!」って最後まで抵抗しようとする気概も良かった。

あと、「必ず助けに行くよ!」の雪丸が、想像以上に長身に成長していたのがちょっとギャップだった。あんだけ長身の主役級キャラも珍しいですよね。

あと、木の棒で殴って女性を気絶させるって、ある意味スレスレじゃない?私は面白いからいいけど。どうせなら石板を頭にぶつけて割るとか……それやるとギャグか。まあ、雪丸の敵の背後から瞬殺する能力の直後のアレなので、「手加減」技術も一流なんだろうけどね。

ま、とにかくOPの、色っぽい窓辺ドレス美少女から髪を短く切って走りやすそうな海賊パンツになっていく、あの過程はなんとなく一話終了時点で理解した。

(二話目見た感想)

日本風のレンジャーの一団が、「真田」の末裔ということで、兜に六文銭と鹿の角を模した飾りがあるのが、カッコイイですね~。「真田逃げのび伝説」もあるので、IF……の世界の小島の真田の小国、のようになっていて素敵でした。島が「残したい日本の美しい農村風景」を凝縮したような美しさで、外国人視聴者も喜びそうな気がしました。こういうテーマパーク、どっかで期間限定でもやったら人入るんじゃないかな。映画村とかでやったら受ける気がする。

10月10日(日)

□プラチナエンド

10月開始放送アニメの中で、一番気に入ったアニメ。

非情にワクワクします。今後の展開が楽しみ。

□先輩がうざい後輩の話

ほのぼの会社アニメ。先輩が優しくて惚れます。

10月11日(日)

□ブルーピリオド

「バクマン」あたりから始まった?と思われる、文化部系スポコンもの。

経済事情で国立大学しか目指せない、だから国立芸術大学しか目指せない。それでも描いている時「だけ」自分が「生きている」ことを実感できるという高校生男子の話。もちろん、そんな事情だから趣味で大学に行く訳ではない。更に、職業画家というのはものすごく狭き門な訳で、それでも行くという。

主人公はまずは真っ白な素人な訳で、そこから少しずつ「絵」になっていく。しかし、「上手」と目指している先輩も、推薦入学の私立の中で上位では無いという。これからいくつもの「壁」に間違いなくぶちあたっていくことが予見されるが、そこを情熱でどうのりきっていくのかが見どころかな。

個人的に嬉しいのは、推定年齢40歳以上と思われる女性の先生が「きちんと」描かれていること。漫画でもアニメでも、とにかくエンタメ作品で、この「子育て年代の女性」がステレオタイプかモブ以外の「ひとりの人格を持った人間」として登場してくれる作品はまだまだ少ないので、とても好感を持ちました。

10月13日(水)

□Deep insanity the lost child

スクエニ。南極の穴の中で敵と戦うお話。

敵は、感染・発症・モンスター化してしまった人間。

ゲームとのマルチメディア展開らしく、「あ、このへんゲームだとチュートリアル」「このへん最初の中ボスあたりかな」って感じは分かる。

ゲーム原作はクソアニメになる確率もけっこう低くないのだが、これも「タクトオーパス」同様、面白いほうだと思う。

個人的にはレスリー・ブランがジェンダーフリーなのが見てて楽しい。

10月14日(木)

□異世界食堂2(アマゾンプライム)

異世界食堂はやっぱり、おいし……いや、面白かった。

見てるだけでお腹が空いてきそうな楽しい感じは相変わらず。

10月15日(金)

□王様ランキング

これは、以前から期待していたアニメ。

主人公の王子、あんがいヤルじゃん、という印象。


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