三鳳ACによせて

2023年12月25日午前2時前。たった今三鳳ACの全ての投稿を読み終えました。企画されたちょりさん、執筆された方、皆様本当にお疲れ様でした。

たくさんの想いに触れて、いてもたってもいられなくなりこうして書き始めましたが、何を書いたらいいんでしょうw

あ、私樽なの壊さないでと申します。どうぞよろしくお願いします。
三鳳を8800ゲームくらい打って、安定7.6段くらいの負けてはないけど、大きく浮いてもいないくらいの一般三鳳民です。

三鳳ってめちゃくちゃ過疎ってます。サンマ自体はそこそこプレイする方もいるとは思いますが、三鳳は別です。

1,有料であること
2、参加資格が必要であること
3,プレイヤー数が少なく、やりたいときにできないこと
4,自分なりの技術体系を発達させにくいこと
5,それが可視化されにくいこと

いくつも理由はあるんでしょうが、多くの天鳳サンマ民は7段になり鳳凰卓で打つ事を経験しますが、数千ゲームを待たずして三鳳への挑戦を断念してしまいます。わりと当たり前です。

ある程度の時間を割いて天鳳サンマに取り組みました。7段になったので、鳳凰卓で打ちましょう。あれ、卓が立たないぞ。随分待たされてやっと卓がたったと思いきや、よくわからない内に負け。戦術書を読んでも書いてあることを実践するのは非常に難しく、これを読んでいきなり勝ち組になりました。なんてことはそうそう起こりません。そうこうするうちにチャオってしまいます。

本人の器量によって三鳳で闘い続けることができたとしても、今度は高段位の壁が立ちふさがります。賽の河原よろしく積んでは崩しを延々と繰り返します。天鳳位を目指すとして、自身の進捗がどの程度なのかもわかりません。

世の中には沢山の娯楽があり、その内のいくつかは手っ取り早く自分を満たしてくれます。なにもジメジメとした三鳳でいつ報われるかもわからない闘いを続ける必要はありません。

では私はどうして三鳳を打つのでしょうか。今にして思えば、画面越しにではあるものの魅力あふれる対戦相手との格闘に楽しみを見出していたんだろうと思います。

麻雀牌との格闘は無限でヒトが御し得る範囲を超えています。少なくても私には到底ムリです。ごく単純な平面何切るに始まり、点棒状況を加味した押し引き、相手手牌の推測、もろもろのカウンティング。ミスするなってのは酷ではないでしょうか。その中でできることを増やす、簡単なことはミスらないようにする。私にできることはその程度で、AIにはかないません。

最近「NAGA度」って言葉を見かけました。なんでも自分の選択がAIとの選択とどの程度一致しているかの度合いを測るってことらしいです。AIに自身の麻雀の技量を判定してもらうってことのようです。

理にかなっていると思います。でも果たしてAIと完全一致できる人はいるのかと問われたら難しいだろうと思います。私達はヒトを超えることはできないと考えます。ヒトの脳の性能は有限であると思います。

対人間との格闘は無限に広がっていきます。それは対戦相手の技量が変化していくこと、新たに三鳳村にやってくる人がわずかながらいること、SNSでの交流や実際に対面して相手をより深く知ること。そうした相手と魂の交流を行うこと。ここに三鳳の魅力があるのではないかと。

人がやるから麻雀。幸いにも三鳳を打つようになってから多くの魅力的な人達と知り合うことができました。そうした人達にオレはこうだぞって麻雀を通じて発信する、負けてたまるかって想いを乗せて一打一打を放っていく。

元々対して強くもない私ですから、たびたび打ちのめされてチャオります。しかし何回チャオっても三鳳に戻ってきました。どうしてそれをなし得たのかといえば、やっぱり三鳳で勝負したいって気持ちが強かったからなのかなぁって思います。

三鳳に血道をあげるなんてアホらしいだろうと思う人は多いだろうし、それが間違っているとも思いません。三鳳に常駐している人達なんて狂人の群れでしかないだろうと思います。どうしてそんな人達に魅力を感じてしまったのかを説明しろといわれてもできないです。私の魂が反応したからってカンジのあやふやな理由でしかないです。

もちろん技術的に最強であることを目指すことが正しい三鳳との向き合いかたで、それに至らない負け犬がこうして三鳳の魅力はどうちゃらと言い訳がましいことをほざいていると思われる方もいるとは思います。それに反論できる要素はなにひとつありません。

それでもなお、私は三鳳を打つんだろうと思います。最強足りえなくても三鳳は楽しめると確信しています。天鳳位を目指せるほどの資質を求める情熱を捧げられなかったことは残念ではありますが、一般的三鳳民として今後も対戦相手への敬意をもってゲームを楽しんでいけたらいいなと。

向き合い方は人それぞれでも、みんな天鳳サンマを楽しんでプレイして欲しいなと切に願って筆をおきたいと思います。

5時過ぎ。室温1度の室内にて。樽なの壊さないで





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