セットリストの作り方
はじめに
あくまでこれは個人的なメモなので、そうしないといけない、そうすべきだとかそういうんじゃ決してないです。
みんな違ってみんな良い。
さて、では書いていきます。
1、テーマを決める
出るイベントによってどんな人が来るかをイメージしながら、ジャストフィットしそうなテーマを決めます。
あと、他のDJの人たちがどんなのかけるんだろうとかもイメージします。
ただし、自分の独自性は担保しようと思います。
イベント自体にテーマが設定されている場合はその中で独自性をどう出すか考えます。
リミキサーの人たちはここで自分が作ったリミックスを準備すると思うのですが。。。。早く私もリミックスできるようになりたい。
2、曲をディグる
大学の頃は下北沢のレコファンとかで中古のCDをパタパタさせてたものですが、最近は全部ネットで済んでしまう。すごい世の中だなと思います。
曲探しで使うのは、BandcampとiTunesストアです。iTunesの方は圧縮音源になってしまうので本当はあんまり使いたくないんですけどね。。Bandcampは無圧縮のwavをダウンロードできます。容量の関係でmp3 320khzを使うことも多いですけど。
この辺は音質警察がやってきそうな気がするのでこれ以上言及しません。
Soundcloudはあまり使わなくなってしまった。曲をアップしてる人が、buyリンクやDLリンクを設定してくれてればいいんですが、そうじゃないケースが多くていちいち調べるのめんどい。時間があるときは探します。
ディグった曲たちは今回用のプレイリストフォルダ作ってまとめて入れておきましょう。
3、musicアプリで曲を聞いて評価する
iPhoneのmusicアプリでいいなと思った曲に、星やハートを付けます。星の評価ですが、設定アプリ>ミュージックの「星印の評価を表示」にチェック入れないと出てこないので注意です。前はデフォルト出てたのに。
星の付け方ですが、
・これは絶対にかけたい曲:星5
・絶対かけたいけど漏れたらやむなし:星4
・つなぎに良さそうな曲:星3
こんな感じで評価します。
評価が終わったら、Rekordbox(以下レコボ)を立ち上げます。
4、レコボで曲を解析する
レコボを立ち上げて、今回用のプレイリストフォルダを作ります。
左ペインのリストを下にスクロールしていくと真ん中らへんにiTunesがあると思います。下の階層まで展開した状態で、itunesと書いてある右側にある丸い更新ボタンを押すと、iTunesのプレイリストが読み込まれ、楽曲にアクセスできるようになります。
先程つくったプレイリストの中で、星3より上の曲たちを選択し(場合によっては4以上)、レコボのプレイリストフォルダにドラッグ&ドロップします。
すると自動でbpmの解析と主キーの解析が始まります。(主キーの解析は環境設定>解析でキーにチェック入れないとやってくれません)
5,曲のグルーピング
解析が済んだら、bpmごとに曲をグルーピングします。
bpmでソートを掛けた状態で、曲のリストにコメント欄を出しておいて、コメントに基準とするbpm数を書いています。
例えば、125の曲は130に合わせたいので、130みたいに。
今までやってた感じ、遅い曲を早いbpmに合わせてもあまり違和感ないんですが、速い曲を遅いbpmに合わせようとすると結構違和感なので、下限20、上限5くらいにしてグルーピングしてます。
ソートをもとの曲順に戻して、先ほどコメントに書いた基準となるbpmごとに曲を移動させます。
その後、主キーのアルファベットの近い順に並べ替えます。キーが同じ曲は切り替えても自然に繋がります。
ただ、それだとあまりに変化がないので、変化をつけたいときは離れたキーの曲を持ってくるようにします。
ここではデフォルトの順番を仮置きするくらいのイメージです。
6,ブロックの順番を決める
bpmのブロックの順番を決めます。
イベントの出番が最初の方なら、ゆっくり初めて、130くらいで終わるのがいいと思います。
イベント中盤〜後半なら、130で初めてちょっと落としてブレイク作って、160くらいまでガンガンに上げてもいいでしょう。
この辺はプレイスタイルにもよる。
あと、自分がセトリのコアになるなと思った曲のbpmにも左右されます。このブロック順。コアになるような曲は中盤のブレイクが終わった直後にかけたいじゃないっすか。
最後の最後までとっておくと時間が足りずにかけられない、なんて悲惨なことにもなったりするので、最後の最後はやめておいたほうがいい気がしますw。
7,ブロックの最初と最後にかける曲を決める
まず、最初のブロックから最初にかける曲を決めます。どう始めたいかによる。いつも気分で決めてる気がする。。。
面白いジングルみたいな曲かけたいなーとか思ったときはそれが一番最初に来ます。最初以外にかけるタイミング見つけるの難しいので。
ブロックの最後は、bpmの違う曲同士を重ねるタイミングになるので、ビートがないループ可能な箇所があるかどうかが鍵になってきます。
8、グリッド位置を合わせつつ、ホットキューをセットする
グリッド位置合わせ、めっちゃ重要です。一応レコボが解析してくれるんですが、結構ずれてます。裏に合わさっちゃってたり。
で、ざっくり始めたい位置と終わりの位置をホットキューで指定します。
ループでつなぎたいときは、ループを選択した状態でホットキューのリストをクリックすると、登録されます。
あ、そうだ。終わりの位置をループで終わらせたいとき、ホットキューじゃなくて、メモリーキューを使いましょう。メモリーボタンを押します。
そうすると、メモリーのリストにループが登録されます。
登録されてるオレンジのループアイコンをクリックすると、赤くなるのですが、その状態にしておくと、再生ヘッドがそこに差し掛かった瞬間、ループが自動で起動してくれるようになります。
赤いメモリーループは1曲に付き1つしかセットできないので注意です。
カットインでつなぐときは、開始時と終了時にホットキューを2個ずつせっとします。開始時のin-out、終了時のin-outという感じです。
ただ、現場の機材でもホットキューが3つしか表示されないCDJとかあるので、4つ目のホットキューはなくてもいいです。
9,曲の重なりをチェック
イコライザーでの絞り具合と、切り替わったあとのグルーブ感が途切れないように、とかいろんな事を考えながら、曲の重なりのテストをシます。
8までEXPORTモードの1Playerモードでの作業ですが、9からは2playerモードでの作業になります。
DJコントローラーにつないでの確認ができるなら、PERFORMANCEモードで確認して良いです。
10,全体の尺をチェック
9まででセトリができたと思いますが、DJは必ず割り当てられた時間があります。きっちり守るのがマナー、なのでここまでできたセトリの尺を計算します。
私はエクセルで手打ちでやっています。。。ここもっとなんとかならんのかな・・・・
まあ、だいたいオーバーしているので、曲の差し引きだったり、切り替えタイミングを削ったりなどの調整をします。
11,プレイリストを書き出し、itunesに読み込み
レコボのプレイリストのところで右クリック(シフト+クリック)して、プレイリストをファイルに書き出す>音楽用アプリケーションに書き出し、を選択。
書き出したファイルは、itunesのファイル>ライブラリ>プレイリストに読み込みで読み込めます。
読み込んだら、itunesを一旦落として再起動すると、自動でプレイリストがiPhoneに同期されます。
あとは、できたてホヤホヤのセトリをiPhoneで通しで聴きながら、グルーブ感の確認をします。
ここでの曲差し替えが結構発生するんですよね。。。なので絶対にやったほうがいいです。
12,できあがり
あとは本番で頑張ってプレイ!
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